3月のバス釣り最後の砦『レッグワーム』を活かす方法!【3月の推しゲー #ゲーリーつり部でシャキーン】



アングラーの技量を問わず、バスとの出会いを確約してくれる心強い味方、我らがゲーリーワーム。そのさまざまなラインナップを、もっともっと有効活用するために、ゲーリーファミリーのそうそうたる面々が基本からシークレットまでをルアマガプラス読者にも公開しちゃいます!!

今回紹介するのは2.5in『レッグワーム』。使い方に応じて時期を問わずハイバランスな釣力を発揮できる人気の定番ワームですが、こと季節の変わり目にはこうした「引き出しの多さ」が強みになります。

それでは、レッグワームの具体的な使い方を雪谷晃太さんに解説していただきましょう!

【Profile】
雪谷晃太(ゆきたに・こうた)

紀伊半島の二大でかバスリザーバー、池原ダムと七色ダムを中心に、NBCチャプター戦等で圧倒的な強さを誇るスーパーロコアングラー。サイトフィッシングの達人としても知られている。

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季節を選ばない唯一無二の『レッグワーム』

レッグワームの細かなリブの入ったボディはベイトフィッシュのシェイプを再現するデザインとなっており、そのテールはサイズから想像できない強い水押しを発生。

レッグワーム(ゲーリーヤマモト)

たとえば試合中、「ここであと1尾ほしい!」という場面で必ず救ってくれる存在であり、オールシーズン使える唯一無二なワーム。

言ってしまえば最後の砦!! それが僕にとってのレッグワーム。当然、釣果の厳しい2月下旬から3月にかけても強い味方となってくれます。

僕がホームグラウンドとする池原や七色もそうなのですが、バスの行動パターンとして3月ごろだとまだ冬寄りの魚も多く、越冬場所から徐々にバンク沿いの浅いレンジや川筋へと動き出すタイミングです。

そこで出番となるのがレッグワームのダウンショットリグ。

ダウンショットでリグれば季節の変わり目もデコ知らず!!

この釣りの良いところは、季節の進行具合いに合わせられる点にあります。バスが冬寄りだと感じたならリアクション重視のヘビダン(5~10g) に仕立て、春めいてバスが浮き出したと思えばシンカーを軽くして(1.8~2.7g)シェイクやスイミングで使用すればいい。

フックはインフィニホビット#2(リューギ)、リーダーの長さは重ダンならリアクション的な動きのメリハリをつけやすい10cm前後、軽ダンならナチュラルなシェイクができる15cm前後がオススメです。

つまりこのワームひとつで、季節の変わり目特有の移ろいやすい状況に対応できてしまう! ということです。 今回は便宜的に前者を重ダン、後者を軽ダンと記します。



冬or春パターンでアクションも使い分ける!

重ダンで冬寄りのバスを狙うなら、岩盤+立ち木のエリアで、ある程度の水深(5~10m)を備えていることが条件。オダや大きめの岩などが沈んでいるスポットも要チェックですね。

一方、軽ダンで春寄りの魚を意識するなら、日当たりの良い岬やチャンネル沿いのバンクなど、バスがディープから上がってきやすい場所が有望です。

使い方は、重ダンならリフト&フォール。シャローに差してきたバスに対しては強弱をつけた軽ダンのシェイクが効きます。

なお、レッグワームには2.5inと2.9inの2サイズありますが、急な濁りなどアピールを必要とするイレギュラーな状況でも生じない限り、僕的にはどんなリグにセットする場合でも2.5inを使っています。

小さいとあなどるなかれ、場所と使い方がハマれば、しっかりとデカい個体にも口を使わせてくれますよ!!

もうひとつの早春対策・ハートテール

レッグワームのパターンから続く春先のゲームで忘れてはならないのがハートテールです。

例年、2月下旬~3月中旬にまとまった暖かい雨が降るのですが、この雨を境に春モードへと移行するバスがいて、それに的を絞るなら5inハートテールが絶対に欠かせません!! 

フックはインフィニ5/0(リューギ)。ハートテールは早春以降も必携となってきます。
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しかし、春モードといってもまだ動きは鈍いため、ノーシンカーリグでの超デッドスロー巻きが基本となります。

流れがある場合は、お腹側にネイルシンカーを入れたり、テキサスリグ(シンカーは3.5~7g)にするなど泳ぎを安定させるのがキモになります。

近々の釣行を計画しているのなら、2.5inレッグワームと5inハートテールがマストアイテムですよ!!