冬の野池のバス釣りの定番のひとつがバイブレーション系の釣り。でもそれ以外にも釣れる方法がきっとあるはず! と、レイドジャパンの岡さんが研究を重ねた結果、新たなジャンルが誕生しました! ところがそれは季節限定ではなく、いつでも誰でも楽しめる、驚くべきルアーだったのです!
【Profile】
岡友成(おか・ともなり)
レイドジャパンのプロダクトディレクター兼プレイヤー。ルアーマガジンモバイルの看板企画『特命釣行』の無茶なお題を岸釣りで初めてクリアしたオカッパリスペシャリストだ。ハイスピードなラン&ガンと撃ちの釣りを軸にヤル気のある個体をいち早く見つけ出すスタイルは特筆すべきもの。その健脚ぶりは、ときに取材スタッフが音を上げるほどだとか!?
冬の新たな釣りを求めて
岡「ここ最近、個人的なテーマとして冬の野池でバイブレーション以外に巻きの釣りができないか模索していたんです。というのも、枯れたウィードなどをボトム付近で引っ掛けてしまうと、ルアーがちゃんと泳がなくなって、そのキャストが無駄になってしまうからなんです」
確かに、冬の野池でメタルバイブなんかを使っていて、リフト&フォールでゴミとかを引っ掛けて手元に振動が伝わってこなくなると嫌な気分になります(笑)
岡「ですよね(笑)。そんなシチュエーションに対応し、メタルバイブでは釣れないような魚を狙うために作ったのが『ヘッドスイマー リベロ』なんです!」
小型スイムベイトがオールシーズン活躍!
シャッドテールワーム…いや、ヘッドと組み合わせて使うスイムベイトということでしょうか?
岡「そうなんです。これなら、枯れたウィードがたとえボディに絡みついたとしても、その後ろ側にあるテールは動いて魚を誘い続けてこられるわけです」
なるほど! メタルバイブのようにゴミを拾ったらボディ全体が動かなくなってしまうわけではなく、ゴミを拾っていても動き続けることのできるルアーなんですね。
岡「しかも上向きのフックなので根掛りにも強いため、バイブでは狙えないような場所でもリアクションの釣りが展開できます。加えて着底時に横倒れしない設計になっているのも根掛りに強い理由ですね」
これ、冬に限らず活躍してくれそうですね。
岡「まさしくそうでして、特に秋の数釣りなんかにもぴったりですし、それ以外の季節にも投げて巻くだけで気軽に楽しめるルアーになっているんです」
根がかりしにくいし、難しい操作も必要ないとなれば初心者にも嬉しいですよね!
岡「しかも投げやすいんです! ワームのサイズは1.8inと小ぶりですが、ヘッドと組み合わせたときのウェイトは7gと9gですからね。硬めのスピニングやベイトフィネスタックルが使いやすいと思いますよ」
重さは2種類あるんですか?
岡「ヘッドの大きさは変えず、比重の異なる素材を使用して5gと7gをラインナップする予定です。狙いたい水深や巻きたい速度で使い分ける感じですね。冬の釣りの新しいコマにもなりますし、秋の数釣りを楽しむためのルアーにもなります。10cm前後のベイトフィッシュを偏食しているバスにも効果的ですよ!」
ヘッドスイマーリベロ
【スペック】
●全長:1.8in(ワームのみ)
●重さ:5g/7g(ヘッドのみ)
●入数:ヘッド2つ、ワーム2本入
●価格:1200円
●8月頃発売予定