足掛け5年以上もの開発期間を要したレイドジャパンの傑作スティックベイト『ファンタスティック』に、2021年はダウンサイジング版が登場! そのリアルなシルエットと抜群のアクションレスポンスはそのままに、よりフィネスかつユーティリティに扱えるアイテムになるのだとか! バス釣り業界にファンタスティック旋風が巻き起こる!?
【Profile】
岡友成(おか・ともなり)
レイドジャパンのプロダクトディレクター兼プレイヤー。ルアーマガジンモバイルの看板企画『特命釣行』の無茶なお題を岸釣りで初めてクリアしたオカッパリスペシャリストだ。ハイスピードなラン&ガンと撃ちの釣りを軸にヤル気のある個体をいち早く見つけ出すスタイルは特筆すべきもの。その健脚ぶりは、ときに取材スタッフが音を上げるほどだとか!?
力作のメチャ釣れスティックベイトを小さくして釣れないはずが無く…
ファンタスティックは2020年に2サイズがリリースされていますが、さらに小さいモデルが登場するんですね!
サイズが違うのはもちろんですが、何か違いはあるのでしょうか?
岡「オリジナルの2モデルにはソルトがたっぷり入った素材を使用し、ベイトタックルでもノーシンカーリグでボトムを釣る釣りを想定したモデルでした。長い期間を掛けて開発したデザインですので、小さくしても釣れるだろうと思って設計したのですが、より繊細なタックルや軽いリグで使用することを意識して、マテリアルはノンソルトに変更しています」
ノンソルトだとどうかわるのでしょうか?
岡「狙ったのはテールの動きやすさですね。軽いリグ、それこそ0.9gのダウンショットリグをマスバリと組み合わせても、フォールでテールがしっかり動くんです! それと素材も丈夫になるので、針持ちも抜群ですよ!」
どこでも使い続けられる絶妙なパワー
おすすめのリグはありますか?
岡「一番はダウンショットですね。その他にも、ジグヘッドだったり、スプリットショットやキャロ、ノーシンカー、ライトウェイトのフリーリグなど、何でもOKですよ」
すごい万能なワームに仕上がっているんですね。
岡「そうなんです。でも万能なのはリグだけでなく、幅広いシチュエーションで使えるようにも意識しているんです」
どういうことでしょうか?
岡「場所やタイミングに関係なく、リグったままでいられる。つまり、霞ヶ浦水系のような水質の場所でも使えるし、リザーバーのバックウォーターでもそのままサイトに使える。そんな強さと弱さを兼ね備えたボリュームとテールアクションに設計しているんですよ!」
なるほど! それは確かに万能ですね! まさにファンタスティック!
フィネスティック3.5in
【スペック】
●全長:58mm
●入数:9本
●価格:850円
●6月頃発売予定