ベイトロッドのみに特化することで使用時の喜びはもちろん、それ以上に実際の釣果を徹底的に追求する唯一無二のロッドメーカー『フィッシュマン』。その一翼を担うモバイルモデルのB.C.4シリーズの『ゴーテン』に、ライトアクションモデルが追加ラインナップ!
『B.C.4 5.10L』を紹介してくれるのは『赤塚ケンイチ』さん!
【Profile】
赤塚ケンイチ(あかつか・けんいち)
ベイトキャスティングロッドメーカーである『Fishman』代表。渓流のトラウトから怪魚ターポンまで、国内外のあらゆる魚を狙うマルチアングラー。その魚たちを自身の開発・プロデュースするベイトタックルで狙い続ける。KENの相性で親しまれる。
多くのリクエストに応えてB.C.4シリーズ『最柔』モデルが登場
B.C.4シリーズは仕舞寸法49cmからというコンパクトさが魅力で、飛行機内に持ち込んで遠征したり、カバンやリュックに入れて仕事後にゲームを楽しむことができる。
しかし、そのコンパクトさとは裏腹に、対応できる魚種は国内ならば10kgクラスの青物やアカメ、イトウ、そして海外ならばターポンやピラルクといった、いわゆる『怪魚』クラスの魚たちばかり。
そんなモンスターロッドばかりのラインナップに、今期はナゼかライトアクションの『5.10L』が追加となった。これまでの剛竿とは異質?とも思えるモデルですが…。
赤塚「日本ではライトゲームのファンがとても多く、その中にはベイトタックルでも快適に楽しみたいという声が、僕らの元にたくさん届いていた。そこで3g程度のスプーンでトラウトを狙ったり、5cmクラスのミノーやポッパーでのメッキ、チヌ、ジグヘッドリグでメバルを楽しむこともできる、バーサタイルなライトアクションロッドを作ってみました」
急激なテーパーを描くブランクスが小型ルアーもブッ飛ばす!!
ライトアクションなだけに、あまり大きくない魚が掛かったとしても小気味良い引きが堪能できそうですね。
赤塚「当然、そういった楽しみ方もあります。ただ、ルアーフィッシングの場合は特に、想定外の大物がヒットしてしまうことがけっこうありますよね。例えば北海道の河川で20~30cmのトラウト類を狙っている時に、ワイルドレインボーの3kgクラスが掛かってしまうことがある。こんな時、小型ルアーを扱いやすいウルトラライトのスピニングロッドではパワーが足りず、高確率で根に潜られてジ・エンド…なんてことが多いんです。そうならないためのロッドが、この5.10Lです」
3g台の小型ルアーが投げやすいライトアクション、なのに大型魚も獲れる…そんな正反対とも思えることが、しかもベイトタックルで可能なんでしょうか?
赤塚「もちろん、できます。表層は高弾性カーボン、そして中層は低弾性カーボンと異なる素材を多層に巻き上げることで、キャスト時にはバットからティップまで急激なテーパーを描き、その反発力で軽量ルアーもイージーに飛ばすことができます。かといってベロンベロンのパラボリックではないので、トゥイッチやシェイクでルアーにアクションがしっかりと伝わります」
8kgのイトウさえも仕留めてしまうパワフルなバット&ベリー
バットからティップがそんなに曲がるのに、大型魚のダッシュを止められるのでしょうか?
赤塚「急激に曲がるのは瞬間的に力を加えたキャストの時だけで、ファイト時には4軸カーボンで強化されたバット&ベリーが魚の引きを無理なくいなしてくれる。北海道でのテストでは8kgのイトウも獲れているので、想定外とは言わずに敢えて自ら大物を狙いにいくのも面白いでしょう。ターゲットの大小にかかわらず、アキュラシーキャストを決めて、巻いて誘うというスタイルのライトゲームには、ぜひオススメしたいです」
5ft10inというショートレングスのライトアクションロッドだが、大物クラスとの対峙も想定して太めのリーダーが使えるように、トップガイドリングの内径は3.6mmを採用。
【スペック】
●全長:5ft10in
●継数:4
●自重:137g
●仕舞寸法:49cm
●対応ルアー:5~14g
●対応ライン:PE0.8~3号
●価格:47,800円(税抜き)
●発売時期:予約受付中 2021年5月~7月デリバリー予定