ベイトロッドを使いこなす喜びと同時に、実際の釣果を徹底的に追求する唯一無二のロッドメーカー『フィッシュマン』。コンパクトなモバイルモデルのB.C.4シリーズ『ゴーテン』に、ビッグベイトを思いっ切りキャストできるヘビーパワーモデルが登場だ!!
『B.C.4 5.10H』を紹介してくれるのは『赤塚ケンイチ』さん!
【Profile】
赤塚ケンイチ(あかつか・けんいち)
ベイトキャスティングロッドメーカーである『Fishman』代表。渓流のトラウトから怪魚ターポンまで、国内外のあらゆる魚を狙うマルチアングラー。その魚たちを自身の開発・プロデュースするベイトタックルで狙い続ける。KENの相性で親しまれる。
『ゴーテン』というショートレングスながら、ビッグベイトがカッ飛ぶ!!
すでにラインナップされている5.10MXHと5.10XHの中間をカバーしてくれる、ヘビーパワーモデルですね。
それにしても…10~100gのルアーがキャストできるとは、対応範囲が広過ぎますね!
赤塚「リュックにも入ってしまう、ビッグベイト専用ロッドです。ジョインテッドクロー178やメガドッグといった4ozクラスのルアーを快適にフルキャストできるように、5.10MXHと比較して胴部を20%、ティップを10%パワーアップしています。ただ、状況によってはベイトフィッシュのサイズが急に入れ替わってしまうこともあるので、10cmクラスのハードルアーも投げやすいように設計しました」
想定外のルアーサイズ変更にもフレキシブルに対応するブランクス
ベイトフィッシュのサイズの入れ替わりとはどういうことでしょうか?
詳しくお願いします!
赤塚「例えばボートシーバスのビッグベイトゲームで、ベイトがコノシロのつもりでビッグベイトを選んだけれども、実際にポイントに入ったらサッパしかいなかった…。こんな状況でも通常サイズのシーバスルアーを投げられるように、10g程度の負荷でもキャスト時のテイクバックからフォロースルーの課程で2番セクションと3番セクションがしっかりと曲がり、反発力を活かしてルアーを飛ばしてくれます。この2番&3番セクションの曲がりと反発力はファイト時にも効果的で、例えばランカーシーバスがボート下に潜ろうとする時でも、ロッドはしっかり追従しつつ突っ込みも止めてくれます」
ゴーテンは『ボートでの使いやすさ』と『美意識』を追求した長さ
5ft10inという長さについてですが、B.C.4シリーズが世に出る以前から、すでにブリストシリーズにもラインナップされています。赤塚さんの中で、何かこだわりのある長さなのでしょうか?
赤塚「これはローボートで立って釣りをする時に、ロッドティップが水面を叩かずにルアーへアクションを伝えられるギリギリの長さなんです。アマゾン釣行の際に6ft6inのロッドを使っていたんですが、ジャークやトゥイッチをするとティップが水面を叩いてしまい、やりづらいという思いがあったんですね。その後さまざまなシチュエーションでテストした結果、導き出した長さが『ゴーテン』なんです」
既存の基準とも言える6ftに、2inだけ足りないという微妙な長さですが…このわずかな差も、こだわりですか?
赤塚「コレは…開発者自身のこだわりというか…ある種のわがままかもしれませんが、6ft台よりも、5ft台の長さでルアーを遠投できるのなら、そっちの方が『気持ちいい』とか『カッコイイ』とか、『渋い』とか。そんな思いが込もっています(笑)。いわゆる判官贔屓みたいなモノですかね(苦笑)」
ロッド全体の長さが5ft10in、しかも仕舞寸法49cmというコンパクトさながらも、4ozクラスのビッグベイトを思い切りキャストできるという異質さもひとつの魅力だ。
【スペック】
●全長:5ft10in
●継数:4
●自重:175g
●仕舞寸法:49cm
●対応ルアー:10~100g
●対応ライン:PE3~10号
●価格:49,800円(税抜き)
●発売時期:予約受付中 2021年5月~7月デリバリー予定