あの津本式とアジングが急接近! 愛媛県三瓶町で行われたイベントが大盛況だった!



去る2月27日に、愛媛県西予市の三瓶町でアジングのイベントが開催されました。主催はジャンプワールド。「ジャンプワールドPRESENTS AJING JUMP FES in MIKAME2021」。今回は、ルアマガでもおなじみの究極の血抜き・津本式の考案者、津本光弘さん、そしてサーティフォーの家邊克己さんがゲストに招かれてのおもしろイベントになったようですよ! その様子をリポートします。

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愛媛県は宇和海に面する町、三瓶町で開かれたアジングのイベント!

さて、イベントの会場になったのって何処? はい、宇和島にほど近い三瓶町という港町。愛媛県の西予市界隈と言えば、アジングのメッカとして知られる宇和海を要するフィールドです。

2020年にも同様のイベントがジャンプワールド主催で行われたのですが、今年も、コロナ禍で地元限定のイベントになりましたが2月27日に開催されました。去年のゲストでもあるアジングのパイオニア・家邊克己さんはもちろん、今回は、究極の血抜き・津本式の津本光弘さんをゲストに迎えて、行われることになったのであります。

【Profile】

津本光弘(つもと・みつひろ)

宮崎県長谷川水産所属。死魚でさえ血を抜いてしまう(しかも簡単)、究極の血抜きと呼ばれる血抜き技術を開発し、魚を生のまま1〜2週間を超えて保存してしまうという津本式の仕組みを生み出したご本人。内外出版社より書籍も絶賛発売中。その類まれな技術を惜しげもなくYou Tubeで公開中。

有志による津本式の実演と、仕立てた魚が振る舞われた!

究極の血抜き・津本式とは魚の血液を高い精度で血抜きすることで、魚を長期保存する技術。従来では考えられないようなスパンで生魚を保存できることから、熟成魚というジャンルが身近になったことで、親和性のある釣り人や料理人の間で近年話題になっている技術なのです。

その考案者である津本光弘さんが会場に訪れ、アジングの大会に参加するために集まった釣り人や、休日に道の駅に立ち寄ったギャラリーに、その血抜きを実際に披露したのであります。

実際に地元の赤坂水産の白寿真鯛などを仕様して、津本光弘さんが血抜きのデモンストレーション。
前日に釣られたアジも津本さんに掛かれば、簡単に精度の高い血抜きが可能。このアジは5日後に刺し身と塩焼きで食された。

また、全国で活躍する津本式の公認技師のみなさんによりデモンストレーションが行われ、血の臭みを排し、熟成という調理法を経た魚が振る舞われました。ちなみに記者も公認技師デス!

左が讃岐の五十嵐尚一郎さん。右が高松の浜岡広行さん。シェフであり、プロの魚屋さん。ふたりとも公認技師。
津本さんのブランド魚「いわながます」が熟成されて振る舞われた。
血抜きしてないと、生で食べられないうなぎの炙りも!


アジングの大会も人数限定で開催!

さて、盛り上がりを見せた津本式の披露会でしたが、もちろんアングラーのお楽しみ、アジング大会もしっかりと開催。今回はコロナ禍のため地元ショップの限定された申込み者のみの参加となりましたが、家邊克己さんの講習会なども開かれて大盛りあがり。

【Profile】

家邊克己(やべ・かつみ)

ライトゲームのパイオニア的メーカー「サーティフォー」のプロデューサー。アジングの達人でもある。

アジングの大家と血抜きの大家がコラボレーション。なかなかの科学反応がおきそうだぞ!?

終始、イベントを軽快なトークで盛り上げてくれたのが、ジャパハリネットの中岡りょういちさんと、HimeKyunFruitCanの古谷那瑠美さん。

地元を盛り上げるために愛媛出身の2人が、軽快なMCトークで会場を盛り上げた。
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家邊克己さんと津本光弘さんの異色対談も開催されて、なかなか濃い話が繰り広げられました。そしてなんと、サーティフォーからアジングなどに最適な、ライトゲーム用の津本式ナイフが発売されるとか。

ちなみに、津本さんの締め具はルアマガからも発売されますが、そちらは万能ナイフの予定でございます。

異色のコラボで熱い対談が繰り広げられた。

ということで、主催のジャンプワールドはもちろんのこと、ゲストのお二方、そしてFM愛媛のバックアップ。地元有志の不眠不休の準備によって、この大変なコロナ禍ではありましたが、無事にイベントが開催されました。

来年はきっと、もっと大々的にイベントが執り行われるかと思います。ぜひとも、皆様も参加してみてください!

地元で鯛の養殖を行う、赤坂水産の赤坂竜太郎さんも準備に奔走。地元を盛り上げるために、尽力されていました。赤坂さんは「白寿真鯛」のブランドで津本式を取り入れた魚を提供する。