元祖・ヒラメハンターが初めて体験した真夏の座布団ヒラメ!!【2020年メモリアルフィッシュ】



新型コロナウイルスの影響により、昨年は思うように釣行できなかったアングラーも多いだろう。それは釣りを生業にするプロアングラーも同じである。今回は元祖・ヒラメハンターとして全国各地のサーフを渡り歩く「ホッティー」でお馴染み堀田光哉さんの2020年のメモリアルフィッシュを語って頂こう。現在の状況下だからこそ気付いた新たな発見とは?

解説はヒラメブームの牽引役・堀田光哉さん!

【Profile】

堀田光哉(ほった・みつや)

静岡県在住。遠州、駿河といった地元を始め、暴走や茨城などの関東はもちろん、全国各地のサーフに精通。ヒラメブームの牽引役としてTVや雑誌等のメディアへ多数出演し、多くのアングラーに影響を与えている。

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2020年堀田光哉のメモリアルフィッシュがこちら!

ヒラメ 60cm

【使用タックル】

●ロッド:ネッサ・エクスチューンS108M+
●リール:ツインパワー4000XG
●ライン:ピットブル8+ 1号(以上シマノ)
●リーダー:フロロカーボン6号



真夏に60cmのヒラメ。長年やってるけど初めての経験です

一回の釣行をより大切にそうすれば何かが起こる

堀田「僕が昨年釣った魚の中で一番印象に残っているのは、真夏に釣った60cmのヒラメです。夏場のサーフは、マゴチがメインでヒラメは出ても45cmまで。ソゲが多い時季で例年7月から9月はヒラメ釣りにはあまり行きませんでした。

今回の釣行日は8月5日です。場所は鹿島灘の南部。当日は午後3時頃から釣りはじめて、潮が澄み、波の高さも1mくらいで釣りをするには問題ありませんでした。離岸流が走ったり、沖に瀬が何カ所かあって、エリア全体で見れば魚が付きそうな雰囲気はありましたね。

ただ、鳥が飛んでいるとか見える範囲でベイトフィッシュの気配はありませんでした。釣れていないからなのか、他のアングラーも2人くらいしか見当たりません。

実際に釣りをはじめると、太い離岸流などいかにも釣れそうなところを探ってもまったく反応がない。これはダメかなと思いながらも、でもせっかく来たんだからと細い払い出しや沖の瀬の地形変化など、しょぼくても良いから何か変化はないかと探しながら丁寧に撃つ釣りに切り替えたんです。そうしたら辺りが薄暗くなりはじめた19時ころにガツンッときました」

ヒットルアー:『ビーチウォーカー・ウェッジ120S 生エサリアルイワシ(デュオ)』

浅瀬をゆっくり引ける長距離弾

堀田「飛距離が出て浅瀬をゆっくり引きたかったのでウェッジ120Sを選択。ボリュームがあってスイングアクションで誘えます。使い方は着底後、ただ巻きやストップ&ゴー。生エサカラーのリアルイワシは2020年の限定カラーです」


堀田「釣れたのは90mくらい沖にある瀬の上の上。水深30cmくらいのところにウェッジ120Sを遠投して80mくらい沖で喰いました。良く引くのでまあまあ良いサイズだとは思いましたけど、浜にズリ上げたらなんと60cm。真夏なのに(笑)。しかも釣れたのは水深30cmの瀬の上。こんなところに居たのか、と二度と驚かされました。長年、この釣りをしているけど初めての経験です」

ヒットパターン

瀬の上でキスを捕食するヒラメがバイトか!?

堀田「90mくらい沖の瀬でもっとも浅いところは水深30cmくらい。そこにウェッジ120Sを遠投して着水後ゆっくりただ巻きで80m沖の瀬周りで喰いました。イワシの気配はなかったけれど、その時季はキスが入ってくる。瀬の上で釣れたから、キスを捕食していた魚かもしれませんね」

堀田「そもそも真夏にヒラメ釣りに行ったのも、知人が鹿島灘で釣りをしたことがないというので案内をしたんです。昨年はコロナで春は思うように釣りができなかった。8月はGo to(トラベルキャンペーン)もはじまっていて釣りに行きやすくなっていましたからね」

堀田「今年は昨年より釣りに出掛けやすい社会になってほしいですが、釣行回数が減ることになるかもしれない。だからこそ一回一回の釣行を大切にしたいと思います。魚の気配がないとか季節外れだからといって諦めず、投げ続ければ何かが起きる。そのことを真夏に出会った60cmのヒラメが改めて気付かせてくれました」

ビーチウォーカーウェッジ120Sのスイムアクションは下記動画をチェック!

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