【5月24日再販!】ポケモンde釣れるかな? ピカチュウとカイオーガのルアーがDUOから登場!



大手釣り具メーカー「DUO」から業界激震のルアーが登場。ピカチュウはまだしも、カイオーガか! もちろん知名度は高いけれどなかなかシブいセレクトです。だけど、ルアーとして見れば確かに頷ける形でもありますよね。水タイプだし。そしてDUO。釣り具メーカーが作るんだから、見た目だけでは終わらない。DUOならではの「マジで」「ポケモンで」釣るための工夫が随所に施されています。それじゃあちょっと、詳しく見ていきましょうか。

ピカチュウのルアーはいわゆる「ジッターバグ」系

愛すべき電気ねずみ

ピカチュウ(DUO)

ピカチュウで水と言えばなみのりピカチュウ…ですが、こちらのピカチュウはボードに乗るわけでなく、前面に水を受ける「カップ」を装備したいわゆる「ジッターバグ」系。

バスフィッシングやナマズ釣りに多用されるルアータイプで、(電気)ネズミが水面を泳いでいるかのように、クネクネぱしゃぱしゃと水飛沫を上げながらアクションを起こすものです。

同じ形式のルアーとしてはキャタピー(!?)も有名ですね。ポケモンかぶり。

イモムシをイメージしたスミス「キャタピー」。こころなしか似ている?

かわいいかわいい各部カット&スペック

ピカチュウ、改めてかわいいですね。ちょっと上目遣いです。

【スペック】

●タイプ:スロージッター
●全長:106mm
●重量:22g

ルアーとしても本気。

じゅうぶん眺めて慈しんだのち、ルアーとしての完成度の高さとDUOならではの「釣る」ための細かい狙いにハッと気付かされることでしょう。

まずは「フックの数」。このサイズのルアーとしては珍しくスリーフックを採用しています。

飛び出してきたサカナをあくまで逃さずハリに掛ける刺激的なセッティングと言えますね。

さらに注目したいのはフックの位置です。ボディのお腹とお尻に加え、3本目はピカチュウの無数に存在するチャームポイントのひとつ、イナズマ型のシッポの先。

ちなみにこのピカチュウはオスのようです。メスのピカチュウはシッポの先がハート型になっていますので…。

これにより、追尾してきたサカナのアタックがやる気のないついばむようなものであったとしてもフッキングが狙えるのです。

独立パーツなので強度が不安に思われるかもしれませんが、内部にはワイヤーが通してあり、そうそう簡単には折れたり割れないような仕様になっています。

さらにラインとの結束部にはスイベルを採用。泳ぎがカタくなるのを防ぎ、よりスムーズで滑らかなアクションが可能です。その結果…。

この見事な横ロールアクションをご覧あれ。編集部も「これは釣れる」と大絶賛です。

ただし結構シッポがブレるのとフックの多さもあいまって、立木など障害物をタイトに狙いすぎると引っかかりやすそうなのには注意です。ロストしたら悲しすぎる…。

DUO公式チャンネルでピカチュウをチェック!



カイオーガは「ハネモノ」の一種として再現

謎めいた雰囲気と「伝説のポケモン」にふさわしい貫禄を持つカイオーガ。「ポケットモンスター ルビー・サファイア」が初出となり、ストーリー上キーとなる役割を果たしたポケモンです。

対戦環境でも超強力で大人気。今回ルアーとして選出された理由は、やはりそのフォルムにあるでしょう。

カイオーガは巨大なヒレを活かしたクローラーベイト、いわゆる「ハネモノ」として登場です。

カイオーガ(DUO)

クローラーベイトは2枚のウイングで水面をもがくようにかき回しながらアクションするトップウォーター系のルアーとなっています。

サカナからは死魚を小魚がつついているように見える、あるいは水面に浮いている虫や小動物っぽく見える…など、設計思想はさまざまですが、クローラーベイトは主にそうした効果を狙ったルアータイプです。

目を引く大量のフェザーはルアーを引いてくる際の抵抗として機能するもの。適度なブレーキを掛けながら泳がせられるので、アピールする時間を長く取ることができるんです。フックの存在感を薄め、サカナの警戒心を軽減する効果も。

こうした特徴もあってか、事前に写真や動画を見た編集部員は「『ダッジ』っぽくてよく釣れそう」という声が数多く聞かれました。

ダッジ(レイドジャパン)。2019年のルアーマガジン人気投票でハードルアー部門1位を獲得した人気ルアーだ。

その一方で現物を見た部員からは、扁平なボディ形状からデプスの「NZクローラー」に似てるかも、という意見もありました。

元ネタと思われるシャチやクジラの流線型をイメージしがちですが、そういえば意外と扁平なんですよね、カイオーガ。
NZクローラー(デプス)。ペタッとした形状が生み出す特異なアクションでこちらも非常に人気の高いルアー。

ミステリアスな各部カット&スペック

それぞれのヒレの再現度の高さに唸りたい。胸ビレの角度やもともとあった丸い模様を利用した水抜き穴はよりよいアクションを追求してのことでしょう。素材もジュラルミンというこだわりようです。

また特徴的な巨大な尾ビレもカイオーガ度が非常に高し。装飾とはいえ背ビレも忘れず。

【スペック】

●タイプ:クローラー
●全長:153mm
●重量:48g

伝説のポケモン・カイオーガに「いうことを聞いてもらう」ためには専用タックルが必要です

かっこよくてミステリアスで個人的にも大好きなカイオーガですが、ルアーとしてはかなり重めの48g。

きちんと扱うためには一般的なタックルより強靭なH~XHクラスの釣り竿が必要になってきます。汎用性が高いとはいえませんが、カイオーガの力強いパワーに見合ったロッドを用いると…。

パワフルかつ豪快なアクションに、後引くフェザーがとってもエレガントです。なかなかいい音を立てるので、威嚇バスにはうってつけかも…。

DUO公式チャンネルでカイオーガもチェック!

ポケモンの立体化としてもレベルが高い

というわけで、DUOの新ブランド「BACKDOOR PROJECT」から発売されたポケモンのルアーを見てまいりました。

詳細は写真と動画の通りですが、たんなる鑑賞品の枠に留まらない実釣性能の予感と、たんなる釣り具に留まらない造形の細やかさを兼ね備えているように思います。

つまり何が言いたいかと申しますと…2個は確保したい!

現在「BACKDOOR PROJECT」のショップではSOLD OUTとなっていますが、サイトによれば追加生産分が2021年6月頃に発売されるとのことです。

まだ注文されていない方はしばしお待ちを、初回分に間に合った方は、発送をワクワクしながらお待ち下さい!

レジェンドアングラー「村田基」さんもポケモンルアーをインプレ!?