河口湖でとあるルアーを使うとデカバスしか釣れない!? え!? 平均サイズが50アップ以上!? なんだそりゃ!? そんな美味しい話があるなら放っておく手はない! ということで、ルアマガの若手3名はホイホイと河口湖に向かったのであった…。
若手3名とはコイツ達のことだ!
【Profile】
左:古川
釣りメディア界の青木大介であり、古川修造でもある1988年茨城生まれ。釣りはウマいしギターもウマい。ツッコミの腕は未知だが今回はツッコミ役。2021年春の釣果に恵まれておらず、人一倍鼻息荒く登場した。古川「写真ちっちゃ!」
中:大木
釣りメディア界のエハラマサヒロであり、プライムショッピングの店長である1987年神奈川生まれ。いつも釣りに行きたいとつぶやいている。大木「えっ今日は釣りをしていいのか!?」 ああ…しっかり釣れ(以下略)
右:福重
釣りメディア界の安藤なつであり、餅田コシヒカリが好きな1988年生まれ。裸眼になると目つきが悪すぎてまるでサイ○パス。福重「こんな表情豊かなサイコ○スいますかってんだ!」大木「いや、余計ヤバそうだよソレ」
『とあるルアー』は自販機で買えた!
大木・福重「「うわ! 本当にある! すごい!」」
揃えて声を上げたのはルアマガプラスのリーダー・大木とムーバブルファッティ福重だ。
古川「驚くのはいいけどさっさと買っていきますよ」
たしなめたのはルアマガプライムのフルカワ。
時刻はまだ午前4時前。
男子3人がこそこそと自販機の前にいたらそっち系の商品が入っているのかと勘違いされそうな時間だがそうではない。
大木「ルアーの自販機なんて画期的だよね」
それもデップトーキョーが設置した、ガチガチに本気のやつ。
河口湖にほど近い、富士河口湖町のとある場所に設置されているのだ。
福重「やりましょうやりましょう! えーっと色はどれにしようかな~」
大木「あ、これ千円札しか使えないや。フクちゃんお金貸して!」
古川「要所要所で写真撮るんで突っ走らないでくださいね。あ! この自販機、サーガもあるじゃん!」
声こそ小さいが、三者三様にソワソワソワソワ…。
でも勘違いしないで欲しい。
この自販機に入っているのはあくまでもルアーだ。
福重「こんな時間なのに買えるってすごい!」
福重デッピーを購入。
大木「オレも買ったよ~」
O木もデッピーを購入。
そう。この『デッピー』こそが、河口湖でバホバホでかバスが釣れると噂のNEW TYPE I字形ルアーなのだ。
古川「あ、オレもお金なかった。フクちゃん貸して!」
福重「え、すんません足り無いです…」
古川「は…?」
福重「すんません」
大木「これってステッカーか商品券も入ってるんでしょ?」
この自販機で買えるルアーには最高にクールでカッコよくておしゃれでどこにも売っていない、完全オリジナルステッカー、若しくは1000円分のギフト券がセットになっているのだ。
福重「マジっすか!? どこ? ここ!?」
パッケージの裏側に小さな封筒が貼り付けられていて、その中に入っているぞ。
大木「何が入ってるかな-…ステッカー!」
福重「これは…バイブ! バイブが出ました! ヤラシイ!ピンク色がヤラシイ(照)」
え!?
この自販機にはルアーしか入っていないはず!
ちょっとその写真は載せられない様な…。
古川「ってステッカーじゃん! 紛らわしい言い方すな」
大木「オレは『空が綺麗なので帰ります』が出たよ。なんだこれ(爆笑)」
福重「わけわからん具合が最高ですね(爆)」
深夜のノリがまだまだ残る時間。
勢いに任せて大木、福重はそれぞれ2個目のデッピーも購入。
古川「金無いんじゃ無かったんかい!」
フルカワの鋭いツッコミは河口湖町の美しい夜空に吸い込まれていった。
※みんな小声で話しているのでご心配なく!
デップ社長&デッピーを使いこなす河スーパーロコが凸凹3人組にデッピーの使い方をレクチャー!
夜明け前からデッピーを買っていた理由。
じつはなんとこの日、デップトーキョーの社長、そしてデッピーを使いこなすスーパーロコ2人のデッピーマスター計3人がルアマガのデッピービギナー3人のためにデッピーの講義ーをしてくれる日だったのだ。
【Profile】
左:社長
ポークリンドのポルコブラックや今回使うデッピーを生み出したデップトーキョーの社長。センスの塊的な人で、今後の動向からも目が離せない!
中:ユウキ
釣り一筋の人生を歩むスーパーロコアングラーであり、富士五湖界隈なら誰もが知るブログを書くブロガー。最近は芦ノ湖にお熱。
右:森本さん(ドヤ氏)
K氏と同じく西湖や河口湖で活躍するスーパーロコアングラー。その実力は折り紙付きで、昨年行われた陸王オープンではBブロックのビッグフィッシュ賞を獲得! 自販機オリカラのデッピー、ドヤブラックは彼の考案カラー。
大人気ルアーであるがゆえに、なかなか手に入らず困っていた3人にとっては渡りに船だったわけだ。
そんなわけで、まず朝イチは河口湖で岸釣りに挑戦。
ユウキ「ここは岸から少し沖が一気に深くなっています。案外足元近くでも食ってくるので油断はできませんよ!」
社長「デッピーの使い方は簡単です。投げて待つ。今日みたいに風が吹いて波が立っているときはそれだけでもアピールしてくれますからね。ラインははらず緩めずにして、バイトがあったら巻き合わせで乗せるのが秘訣です」
森本さん「風がコチラに向かって吹いているので、今はゆっくりスラッグを巻いていったほうがアタリが出た際にのせやすいですよ!」
凸凹3人組は、オススメセッティングであるPEスピニングタックルで投げ続ける。
デッピーは非常に軽いルアーであるため、タックル選びも重要なポイントだ。
福重「うぉ! 一投目からラインがガイドに絡んだ! しかもリーダーも切れた!! んもぅ!」
福重の腕にはPEラインが絡みつき、まるでチャーシューの様になっている。
大木「焼豚(笑)。ハードルアーで放置ってすごい釣りですよね。浮かんでる姿は確かに死にかけのワカサギそっくりですね! でも巻きたくてウズウズしちゃう。ほんとに出るのかなコレ?」
すぐ不安になる大木は子犬のハートを持つ男なのだ。
一方、ストロングな精神で釣りを突き通せる男は違った。
古川「うっわぁあ今出た! 出ましたよ! びっくり合わせしてしまった…!」
ユウキ「丸見えでしたね。55cm、いや60近くあったと思いますよ」
社長「巻き合わせしてくださいって言ったでしょ(笑)」
その後もしばらくは水面に活気があったものの、残念ながらヒットならず。
急な冷え込みで難しいコンディションになっているようだ。
森本さん「桜も散るぐらいに季節は進行していたんですが、ちょっと昨日から寒いんですよね…。これは難しい日にあたったかも…?」
社長「魚の反応も落ち着いてしまいましたし、この後はボートで出てみましょう!」
福重「え…もう!? もう!?」
PEラインが巻き付いて煮豚のようになった福重が狼狽する。豚狽?
まぁPEタックルのセッティングは前もって煮詰めておきましょう。ということだ。
デッピー備忘録
・0.6~0.8号のPEライン+5~8lb程度のリーダ-を組み合わせたスピニングタックルが基本
・基本は投げて放置。ただし合わせの都合があるため、ラインスラッグははらず緩めずをキープするべし
・早アワセは厳禁! バイトがあったら素早く巻き合わせ
・PEタックルは煮詰めておけ!(とくに福重)
ちなみに河口湖で釣りをするときは遊漁券をちゃんと買うべし!
現場で買うこともできるが釣りを中断するのがいやなら前もって購入しておくべし!
コンビニでも買えるので24時間安心だ!
さっすが社長! 堂々の53cmをキャッチ!
後半はボートでの実釣だ。
ユウキ「風向きが安定しませんが、風のあたっているエリアを中心に回っていきますよ」
大木「ボートだとスムーズに移動できるし快適ですね!」
雄大な富士山をバックに釣りができる河口湖は本当に気持ちがいい。
かつてバス釣りのメッカとなっていたのも頷ける。
古川「デカかった…。釣ってたら自己ベストだったじゃん…ブツブツ…巻き合わせ…ブツブツ…橋本環奈になれません…」
あわや自己記録更新かと思われたトンデモナイバイトを目の当たりにして若干壊れ気味の古川。
口走っているのはタックルベリーの店内BGMでかかっていて多くのアングラーを洗脳していると噂の『橋本環奈になりたい(びわ湖くん)』か。
しかし皮肉なことに、その目の前で事件は起こった!
社長「いやぁ釣ってしまいましたよ(笑)」
ブリブリの53cmがデップトーキョー社長のデッピーにヒット!!
福重「あばばばばば」
古川「くぅ~あれを釣りたい~」
大木「出たら50アップ! マジだった…! なんだか待てる気がしてきました!」
社長「皆さんも早く釣ってください!」
凸凹三人組のテンションが一気にアップする!
しかし運命とは残酷なもの。
河口湖には向きの定まらない風が吹き荒れ、気温はぐんぐん下がっていく。
福重「うわぁ…太陽、めっちゃ温かい…」
バスボートの上でワオキツネザルの様に日光浴を始める福重。
古川「普通にキモい」
福重「え?可愛くないですか?」
森本さん「いやちょっと……」
大木「ところでなんでデッピーはデカイのしか釣れないんですか?」
ユウキ「春になったとはいえ、まだまだ水温は低め。シャローで捕食するのは先んじでスポーニングに入る大型個体が多くなってきます。その中でも体が小さめな魚たちは泳ぎ回るワカサギを捕食できるのですが、特に大きい個体になってくるとそれが上手くいかなくなるんです。となると、水面を漂う瀕死のワカサギを捕食するのが最も効率が良いわけです」
社長「つまりこの時期のデッピーは、ワカサギを追いかけ回せないほどデカくなってしまったバスを狙い撃ちできる釣りなんですよ!」
大木「なるほどですね~。フクちゃんの周りにいつも菓子パンがあるみたいなもんか……」
福重「ちょっとそれどういう意味ですか? 失礼すぎやしませんか?」
古川「じゃあ竿の代わりに握りしめているそのナイススティックを離しなさい」
福重「違いますよ! これは社長が買ってきてくれたやつで……」
社長「いや、それは買ってないですよ」
福重「四面楚歌!」
霜降り明星粗品かな?
その後も時折水面で捕食する様子が見られたものの、ルアーにはなかなかかからない。
相当喰いが渋いようだ。
大木「あ、今出ました! ルアーは関係ない場所でしたけど、案外近くでも出るんですね」
古川「無理に飛ばさなくてもなんとかなりそうだね。近いほうがルアーの位置も確認しやすいし」
森本さん「岸釣りのときもそうでしたけど、足元まで気は抜けませんよ!」
大木「デッピーって派生系のIQ プラスというモデルがありますよね? あれは普通のとどう違うんですか?」
ユウキ「より後重心になっているので、オリジナルのデッピーよりもさらに飛びますよ。ただ、喫水面がかなり深くなりますので、表層を漂わせて使うのももちろんいいのですが、水面直下をドッグウォークさせる使い方がよかったりもしますね」
大木「なるほど! シーバスにも良さそうですね。コレ!」
そうこうしているうちに日も傾き、実釣は終了。
バイトは多数あったものの、キャッチは社長の1尾のみ。
ユウキ「残念ながら1年で一番キツイタイミングにあたっちゃったかもしれません(笑)」
森本さん「もう少ししたらどんどん上向いていくと思うんですけどね。河口湖はおそらくGW前後がピークです」
社長「そのあとは西湖が良くなって6月まで楽しめるので、ぜひまた来てくださいね! もちろん、夏も秋もデッピーはよく釣れるんですけどね(笑)」
古川「今日は本当にありがとうございました!」
大木「絶対にリベンジしに来ます(笑)」
福重「また色々と教えて下さい!」
こうして河口湖を後にした三人は美味しいカツ丼を食べたりキャリルに寄るなどして帰っていった。
古川は自販機にてサーガをちゃっかり買っていた。
デッピー備忘録
・弱ったワカサギが流れ着くような風の当たるエリアがポイント
・春の河口湖ではワカサギを追い回せないくらいデカイ魚を狙って釣れる
・無理に遠くに飛ばさなくてもOK。
・デッピーIQ+は水面直下を狙うのにもうってつけ!
・春~秋の長い時期でチャンスがある
デッピーでロクマル!?
あとになって知ったことだが、時を同じくして河口湖でガイドをしていたトミーこと冨沢真樹さんのゲストさんがロクマルをキャッチしていた!
ルアーはもちろんデッピー!
あれ?ひょっとして、凸凹三人組って相当釣り下手……!?
デップトーキョー自動販売機の詳細はコチラ
デッピーやデッピーIQプラス、サーガなどが入った自動販売機で、通常カラーはもちろん、自販機限定のパッケージ&カラーも選べるのだ。
価格も実店舗で買うよりちょっと安いとの噂…!
また、この自販機でルアーを購入すると、オリジナルステッカーか…
1000円分の商品券がついてくるというワクワクドキドキのサービス付き!
現在はルアーだけだが、今後は更に釣り人がワクワクするアイテムが導入されるとのことなので、こまめにチェックするべし!