TOYOTA新型ランドクルーザー300! 発表! 釣り人目線で追っかけてみたよ!



来たか! トヨタからランドクルーザー300の正式発表がなされて、ルアマガ編集部が色めき立つ。なにせ、名だたるアングラーの多くが、ランドクルーザーを愛用し、バスフィッシングのトップトーナメントでは、ランクルの展示会か! と突っ込みたくなる光景が広がるほど、ランクル率の高い業界なのであります。そんな多くの釣り人の羨望を集める新型ランドクルーザー、気になるに決まってるでしょ! 買えるかどうかは知らんけど。

追記:日本発売モデルは、ハイブリットモデルが追加される模様。ソースは月間自家用車編集部!



細かな話は車のサイトに任せる! 釣り人目線で行きます!

ランドクルーザーはみなさんもご存じの通り、世界的にも超絶評価の高い四輪駆動車。道があれば悪路だろうとそこを走り抜け、なんなら道なき道もどんと来い!という走破性能と安全性能はまさに四輪駆動車の王様。

そんなオーバースペックとも言える悪路走破性能、日本じゃ必要なくね? なんて思われるかもしれないですが、どうしてそんなにも釣り人の愛用者が多いのか。

単純に、釣り場へのアクセスに、林道、砂浜、諸々と悪路率が高いので、四輪駆動車がマストなんてお話もありますが、特にバスボートなど、重量物を牽引して釣り場へ向かう必要のあるアングラーにとっては、剛性の高いランクルのラダーフレーム構造が神過ぎるとか、そんなお話もあるわけです。

いくら、最近のモノコック構造が優秀でも、やっぱり、バスボート引っ張ったり、ガシガシ悪路を走破したりしたら歪みかねないので、そういう部分でもラダーフレーム構造の剛性は必要で、基本、そんなことを考えているとランクルいいよね。一択だよね。みたいなお話になっている模様。

で、どうも、そんな気になる剛性の要の構造は踏襲。ただ、「新GA-Fプラットフォーム」というTNGA(Toyota New Global Architecture)という設計思想を汲んだ構造に生まれ変わってるようですね。ここは私みたいな車音痴にはよくわかりませんが、ラダーフレームなのは変わりません。と、いうことで、バスボートオーナーの皆様。今回のランクルも21フィートクラスのバスボ引っ張ってもいけそうですよ。

新GA-Fプラットフォーム。

エンジン、意外に大きな変更?

でもって、エンジンの出力もそうなると気になりますよね。

ガソリン車は3.5LのV6エンジン、10AT(トランスミッション)、ツインターボ仕様、最高出力305kw[415PS]、最大トルク650(N・m)。

ディーゼル車は3.3LのV6エンジン、10AT(トランスミッション)、ツインターボ、最高出力227kw[309PS]、最大トルク700(N・m)。

あれ? 3.5L?? ディーゼル車追加はちょっと嬉しいですね。で、それは置いといて数字だけ並べられても、ちょっと車詳しくなからわかんないし、ランクル200と比べてみますか。

 排気量(L)レイアウトトランスミッション過給最高出力(kW[PS]最大トルク(N・m)
ランクル300(ガソリン車)3.5V610ATツインターボ305[415]650
ランクル300(ディーゼル車)3.3V610ATツインターボ227[209]700
ランクル200(ガソリン)4.6V86AT無し234[318]460

ランクルって4L超えの大排気量ってイメージでしたが、昨今の小型化、ダウンサイジングの流れに乗ったってことでしょうか。現行でランドクルーザー200と同じプラットフォームを使っている、レクサスLXの5.7Lの最強エンジンでも乗っけてくるかと思ったら、どうもランクル用に設計された新設計のエンジンみたいですよ。昨今の環境云々の対策もなされているようで、コレ、燃費も良くなるってことだと思います。

このあたりはスペックでしか想像できないので、実際乗ってみたいっすね!

ツインターボ搭載で、パワーとトルク補ってる模様

で、上の表をいま一度見て下さい。ランクル200に比べて、排気量下がってるけどパワーもトルクも上がってますよね。ターボ採用で排気量下がったぶんを補ってるってことでしょうか。ツインターボってことは、低速から高速域まで抜かり無く補ってやる!! ってお話な気がします。

ほら、例えば最大級のバスボートをちょっと泥濘んだスロープとかで上げ下ろしするわけじゃないですか。でも、排気量下がって、低速からのトルクとかでなくて、前のよりイマイチとかだったらヤダなとか思ったわけですが、ツインターボを採用することで、心配はいらぬ。安心して突っ込め。ってことなんでしょうね。

あ、そんな心配しなくても、そんなでっけぇバスボート持ってないわ。ほら、将来的な危惧ってやつですよ。いつかは買うさ21フィート。

3.3Lディーゼルエンジン。このタイプが欲しぃ!
3.5Lガソリンエンジン。ちょっとコンパクトに!

3.5Lと4.6Lだと実は大した差じゃないよ的なお話もちょいと専門部署から小耳に挟んだりもしたのですが、車体重量も変わるんでしょうか。そのあたりも実は気になったりします。牽引するとき、多少、車に重量あったりするほうが高速走行とか安定したりするので。※200kgの軽量化だそうですよ!

ただ、排気量抑えられてるから税金は変わりますよね。参考まで貼り付けておきます。

排気量(L)自家用営業用
3.5L〜超4L以下66,50020,500
4L〜超4.5L以下76,50023,600
追記。よく考えたら3,000cc〜超3,500cc以下で、58,000円/17,900円。こっちが当てはまる気が。

気になるお値段は発表になってないのですが、500円くらいにしてもらえれば手軽に買い換えられるんですけどね…ミニカーの話です。冗談はさておき、各種性能がグン! と上がっていることから、ランクル200よりもお高いのでは? なんて情報もとびかっていたのですが、エンジンはコンパクトになってますし、お値段下げるサプライズ期待します!(買えるとは言ってない)。