新年が明けて春が近付いてくると、徐々にザワついてくるのが『春エギング』。何でも春は、デカいアオリイカが釣れるらしい。では…どんな道具で釣ればいいの? そんなギモンを解消しつつ、今回は基本的なタックルの選び方をザックリとレクチャーいたします!
なぜ春に大型アオリイカが釣れるのか?
間違いないのは、やっぱり3.5号【エギ】
「大きなイカには、大きなエギ!」というやり方があるのも事実だが、扱いやすさや釣りやすさを考慮すれば、エギングの基本サイズである3.5号で十分(時には4号を使うこともあり)。
ただ、エギングは1mにも満たない浅場から肉眼では判断できない深場まで、探る水深はさまざまなので、シャロー/ノーマル/ディープの3タイプを持っている方が状況に対応しやすいだろう。
ボート用はNG! 重すぎ!!
3.5号エギの中には、ボートで20m以上の深場を狙う『ティップラン』専用のエギもある。岸釣りエギング用と比べて重さが3倍以上もあるので、岸釣りには間違えて使用しないように!
PEライン1号以下を推奨!【エギング用ライン】
そして、現代エギングでもっとも重要と言えるのが「PEライン」。このラインが導入されたことにより、船での夜釣りで釣るのが一般的だったイカを岸から狙えるようになった。エギングという釣りの発展に大きく貢献したシステムだと言えよう。
細くて伸びが少ないという特徴を活かしエギを遠くに飛ばせる、アクションをよりダイレクトに伝えられる、わずかなアタリでも感じることができるなど、PEはエギングにとってメリットだらけのラインなのだ。より細めを選ぶと、その恩恵を感じやすい。
エギング専用モデルはドラグ性能が高い!!【エギング用リール】
リールは一般的なスピニングリールの2500~3000番クラスで十分だが、エギング専用モデルはファイト中のアオリイカの引きに対応すべく、より繊細なドラグセッティングができるようになっている。
スタンダードなのは8ft6inのMLクラス!【エギング用ロッド】
エギング専用ロッドはラインナップがとても多く、正直どれを選んで良いか迷うこと必至。ただ、春のデカイカ相手と限定するならば、長さは8ft6in以上、パワーは最低でもML以上のハリがあるモデルが必要不可欠となる。
また、このくらいの番手のロッドは特に海では使い勝手がよく、シーバスゲームやエサ釣りなども楽しめるのでやはり1本持っておくのが吉だ!
『ルアーマガジン・ソルト』2023年5月号 発売情報
『ルアーマガジン・ソルト 2023年5月号』
今号の特集企画は盛りだくさん!「春イカ」「アジング」「ロックフィッシュ&ロックショア」「シーバス」の4つのテーマを徹底詳細!
このほか、小沼正弥さんの代名詞でもあるレバーブレーキ理論をまとめた企画や、村田基さんが登場する「インショア」企画、さらに春は旅の季節ということで特別企画「極上の釣り旅」も紹介してきます。
『ルアーマガジン・ソルト2023年3月号』は全国の釣具店・書店・Web通販サイトでお求めいただけます。
- 発売日:2023年3月21日
- 定価:1,500円(税込)