矢継ぎ早に各社から新製品がリリースされているバスフィッシング業界。ハイエンドモデルのロッドやリールは使ってみたいけど、万年金欠のルアマガスタッフにはちょっと手が届かない…。というわけでメーカーさんに無理を言って、気になる最新タックルを使わせてもらいました! この場を借りてお礼申し上げます。
グラディエーターマキシマム GX-72MH+C バルトロヒート2(レイドジャパン)
【スペック】
●全長:7ft2in
●アクション:ミディアムヘビープラス
●適合ルアーウエイト:MAX1 1/4oz
●適合ライン:マックス20lb
●価格:55,000円(税込)
人気モデルのマキシマム版
ベースはグラディエーターアンチの人気モデル、610MH「バルトロ」。ミディアムヘビーより少し強めで、7ft超のレングスを生かしてピッチングやロングキャストが可能。ジグやワーム系はもちろん、スイムジグやクランクベイトにも向いている。遠投時にしっかり握り込めるように、前半部はコルクで後半部はEVAのストレートグリップを採用。
ジリオン10.0 SV TW(DAIWA)
「世界最速」はダテじゃない
10:1という超ハイスピードギヤを搭載したジリオン。ハンドル1回転で106cmという驚異の巻き上げ長が最大の特徴だ。ベイトリールの基本性能を向上させるTWSや、軽量リグから重量級ルアーまで快適にキャストできるSVコンセプトスプールを搭載。ストレスフリーで、従来以上にハイペースな釣りが実現可能だ。
【スペック】
●自重:215g
●最大ドラグ力:4.5kg
●スプール径:34mm
●ベアリング(ボール/ローラー):10/1
●ハンドル長:90mm
●最大巻き上げ長:106cm
●標準巻糸量:14lb45~90m・16lb40~80m
●価格:47,300円(税込)
超多忙なルアマガプロデューサーが琵琶湖でインプレ!
【Profile】
マイケル野村
トラウトの管釣りシーズンが終わったので琵琶湖で釣りまくる予定が、多摩川河口のキビレという新しいターゲットを発見したルアマガ総合プロデューサー。「とりあえずよく釣れる魚釣っとけ」が最近の座右の銘。
パワフル&超高速! ぜひお試しを!!
「まずはシャローに上がってるデカいのを釣りましょう」、と近松くんが向かったのは野洲川のアシ。バルトロヒート2とジリオン10の組み合わせは、思ったところにズバズバ決まるし回収も超ハイスピード。表記は「ミディアムヘビープラス」だけど、ティップがいい感じで入ってくれるのでピッチングがやりやすかった。バイトがなかったのが残念。
今回はグラディエーターの使い手、「ゴッド・オブ・モッテル琵琶湖ガイド」こと近松卓二さんのチャージャー210エリートに同船。「バルトロヒート2は撃ちも巻きもこなせるパワフルな竿なので、琵琶湖にピッタリです!」。マイケルPとは15年以上の釣り仲間。
昼からは南湖・下物の浚渫跡へ。5gフリーリグで水深約3mにある起伏をチェック。ズル引きしていると、ウイードの新芽が引っかかる感触が伝わってきた。ティップを揺すってウイードをほぐした直後、グイっと抑え込むような感触が。ひと呼吸待ってフッキング、と同時にグリグリグリっとリールを巻くとバスがどんどん手元に寄ってきた。こういう強引なやり取りにもギヤ比10は活躍してくれるんだなぁ、というのが正直な感想です。頑張ってお金貯めて買お(笑)。
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!