「釣れなくなった」とは言われつつも、ハマった時の爆発力は相変わらずハンパない琵琶湖。めっちゃ独特なフィッシングスタイルで、15年以上もグッドサイズをゲストに提供し続けている琵琶湖プロガイドの川越忠之さんakaゴエ氏に同船してきました。
25年前はバリバリのトーナメンター、今は琵琶湖のプロガイド
俺と同年代ってことでJBプロトーナメント参戦時代から付き合いのあるゴエ氏。トップ50の前身であるJBワールドシリーズにも参戦していた腕利きで、上位入賞は数知れず。20年ぐらい前にトーナメント稼業からは足を洗い、今は琵琶湖プロガイドで食ってます。
【Profile】
川越忠之(かわごえ・ただゆき)
北山田マリーナを拠点とする琵琶湖プロガイド。船は古いが釣り方と機材は斬新&最新。他のガイドにはないフレキシブルなガイドシステムも特徴のひとつ。50歳手前ぐらい。
「この辺からやってみましょう」で、いきなりヒット。釣れる時はこんなもん
7時にJR草津駅で拾ってもらい、北山田マリーナから8時頃に出船。ちょっとだけ走って大津プリンスホテル沖の通称「貝捨て場」へ。理由は知らないけどボトムに貝殻らしきものが沢山沈んでいて、ウイードも生えている有名な場所。「船の右側に投げてください」というゴエ氏の言葉どおり、フリーリグをキャスト。着底後はズル引きして、ウイードに引っかかったらゆすって外すという作業を繰り返していると、数キャスト目に「グッグッ」というバイト! 1尾目は40cmちょい。ワームは俺のド定番、マックスセントのクリッターホグ。
「めっちゃ手前に走ってきて、バレたと思ったら…」ゴエ氏に50アップ。ヤマセンコー強し!
運転席に座りながらリモコンで船の位置を微調整しつつ、キャストしていたゴエ氏のロッドが大きく曲がった。だけどその直後「バレたかも?」とラインがたるむ。だけど素早く巻き取っている最中に、再び強烈な引き! 船の下に潜り込んで抵抗しつつも、無事にネットイン。52cm!
フリーリグでもう1本追加。移動後のワンキャスト目
数度めのエリア移動。「船の前の方にウイードが固まってるんで、投げてみてください」とゴエ氏。「こんな感じ…? あ、食ってるわ」。2本目もマックスセントを丸呑みにしてました。釣れる時はこんなもんですな。
豊富な経験と最新機器の威力を備えたゴエ氏ガイド
ゴエ氏はトーナメンター時代を含めると25年以上琵琶湖で釣りをしているだけあって、釣れる場所と釣り方を見つけるのはサスガ。船は20年以上前のスプリント19ftクラス。だけど魚探はガーミンを何台も搭載していて、水の中の様子をリアルタイムにとらえてる。
ゴエ氏は運転席に座って、ウルトレックスをリモコン操作しつつ釣り。もちろんゲストはフロントデッキで釣り。魚探の見方もレクチャーしてくれるので、分からないことはどんどん聞いてみましょう。
午前中はポロポロと釣れたけど、昼からはイマイチ。バイトはしょっちゅうあるけど大半がブルーギルが小突いてるだけという状況。新幹線で広島行くからもう上がろうよ、という俺に、「最後に北山田の一文字やりましょう」、とゴエ氏。移動してすぐにロッドが満月に!
ヤマセンコーで釣れたので小魚っぽいのがいいのかな?と、フリーリグからジャスターフィッシュのネイルリグにチェンジ。ボトムをピュッピュッと泳がせていると、46cmいただきました!
乗り合いガイドやショートコースなど、ゲストの好みに合わせたガイドシステムも要チェック
3本目の46cmを釣った直後に、雷雨が始まったのでそのまま帰着することに。午後4時には片付けを終え、陸王第2戦の開催地である広島へと新幹線で向かいました。ゴエ氏は乗り合いガイドやショートコースもやっていて、比較的安価でガイドを受けられるのも魅力のひとつ。自作の9本アラバマリグも、時期によっては強烈な破壊力があるのでぜひ体験してみてください。ガイド申し込みはゴエ氏のブログかツイッターにて!