コストパフォーマンスに優れたルアーロッドをはじめ、エギやルアーなど数多くのアイテムをリリースする「メジャークラフト」。同社の大人気ロッドとして、ビギナーから圧倒的な支持を得ているのがハイコスパロッドシリーズ「ソルパラ振り出し(テレスコピック)モデル」である。そんな汎用性の高いロッドシリーズでありながらも、唯一アジング専用モデルとして存在するのが「ソルパラSPXT-S632AJI」。今回はこのロッドの特徴について我らが「ヒロセマンに解説してもらいました!
解説していただくのはソルトルアービギナーの味方! 我らが「ヒロセマン」
【Profile】
広瀬達樹(ひろせ・たつき)
メジャークラフトスタッフで、自社製品の開発を担当。常にどこかの釣り場に立ちつつ、様々な釣りをマルチにこなすスーパーメディアアングラーとして知られる。相性のヒロセマンはプロレスラーのミノワマンが由来。
ソルパラSPXT-S63AJI(メジャークラフト)
より手軽にソルトの釣りを楽しめるソルパラ
シリーズを通して“汎用性の高さ”を求めたことで、1本の竿で様々な魚種の釣りに対応したソルパラシリーズ。しかしながら「AJI」を冠したアジング専用モデルが1機種だけ存在している。
【スペック】
●全長:6ft3in
●ルアー:0.6~10g
●ライン(モノフィラメント・PE):1~5lb・0.1~0.6号
●価格:9,460円(税込)
1機種だけ専用モデル!?「SPXT-S63AJI」開発秘話
ヒロセマン「ソルパラの大きなテーマとして“汎用性”というものがあります。各モデルは特定の魚種を絞らず、幅広いシーンで使えるモデルに仕上がっています。ただ…アジングだけ専用モデルが1本あるんです」
確かに6ft3inのモデルだけ“AJI”というネームが追加されている!
ヒロセマン「完全に僕のわがままで、半ば無理やり企画を通しました(笑)! でも冗談でなく、フォールで食わせるなど、アジングには他の釣りにない繊細さがありますから、やっぱり専用タックルも必要なんです。多くのアジンガーの方達がそう感じていると思いますよ」
もちろん、7ftの「S70UL」でも問題なくアジングをすることが可能だが、こちらはどちらかと言えばリトリーブの釣りを意識したモデルとのこと。
ヒロセマン「63は掛け調子でピーキー、70ULは投げやすさを意識していて全体的に曲がる竿に仕上げています。どちらもソリッドティップを採用しているので繊細なんだけど、ブランクのコンセプトとしては真逆ですね。70ULでアジングを楽しむとすれば、プラグやマイクロメタルなどがおすすめ。ジグ単の釣りならS63AJIで!」
要注意!振り出し竿の取り扱いについて!!
繊細なティップを守るためキャップをはめて保管しよう
素材に限らずロッドのティップは細く破損しやすい部分。アジングのような繊細な釣りのジャンルであれば線径も細い。保管時は必ず付属のキャップをはめておこう。
ラインは竿をセッティングする前に行うべし
ヒロセマン「竿を伸ばしてからラインを通す方が結構多いんですよね。振り出しは圧倒的に縮めたまま通した方が楽です。セッティングの方法に関しては、ガイドの向きを調整しながら、ティップセクションから伸ばしていきます」
『ルアーマガジン・ソルト』2023年5月号 発売情報
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今号の特集企画は盛りだくさん!「春イカ」「アジング」「ロックフィッシュ&ロックショア」「シーバス」の4つのテーマを徹底詳細!
このほか、小沼正弥さんの代名詞でもあるレバーブレーキ理論をまとめた企画や、村田基さんが登場する「インショア」企画、さらに春は旅の季節ということで特別企画「極上の釣り旅」も紹介してきます。
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- 発売日:2023年3月21日
- 定価:1,500円(税込)