「10年単位で愛されるベイトリールができた」霞の赤鬼・赤羽修弥が語る『ジリオンSV TW(DAIWA)』



DAIWAのバーサタイルベイトリールであるジリオンが、2021年に5年ぶりにリニューアルされた。それが、ジリオンSV TWだ。発売後には大きな反響を呼び、すでに多くのアングラーがこのリールを支持している。今回は、プロアングラー赤羽修弥さんにこのリールをインプレッションしていただこう。 

【Profile】

赤羽修弥 (あかばね・しゅうや)

1966年生まれ。東京都出身・在住。W.B.S.プロトーナメントやバサーオールスタークラシックに出場し、輝かしい戦績を収めてきている。霞ヶ浦水系をホームとし、同レイクでは向かう所敵なしの強さを誇る。 

あらゆる場面で強い味方になってくれる、タフバーサタイルの決定版 

前作と比べて20gも軽量化がされ、ボディはフルメタル設計でタフさも申し分無し。新型ドライブギアで巻き取りのパワフルさとスムースさにはさらに磨きがかかっている。また、SVブーストスプールを搭載しており、後半にかけて伸びるようなキャストフィールを実現。まさに死角の無いバーサタイルリールとなっている。 

【スペック】

●重量:175g
●最大ドラグ力:5.0kg
●ハンドル長:90mm
●ベアリング (ボール/ローラー):8/1
●ギア比:5.5、6.3、7.1、8.5
●標準糸巻量 ナイロン(lb-m):14lb-45〜90m、16lb-40〜80m
●価格:42,800円(税込)

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霞ヶ浦水系を主戦場に戦う赤羽さんにとって、NEWジリオンはどう映ったのか。最初に手にとってみての感想からうかがってみよう。 

赤羽「最初に見たときからピンときたね。TD-Zやジリオンを今でも愛用している人がいるように、ジリオンSV TWも、この先何年も使っていけるリールになっているなと。そして、リールにセットして握ったとき、重量が175gとかなり軽くなって、形状的にも素直に手に収まる感触がある。違和感なく体が受け入れる感覚というかね。それから、投げて、巻いてみると、それが確信に変わった。デザインも洗練されているし、長年愛用していけるリールになっているとすぐにわかりましたよ」 

軽い力でもうひと飛びしてくれるSVブースト 

新しいジリオンでは、キャスト面でもかなりの進化が見られる。その要になっているのが、SVブーストだ。 

赤羽「新しいスプールのSVブーストで、ルアーの飛びがすごく良いですね。今までのSVスプールも好きなのですが、このSVブーストはインダクトローターのブレーキのセッティングが変更され、キャスト後半にもうひと伸びしてくれる。フルキャストしたときに飛距離が向上するので、オカッパリアングラーの人は特に違いを感じると思いますよ。 軽い力でもルアーが飛んでいくので、サイドキャストなどで低弾道で入れていくことができます」 

赤羽「ラインはフルに巻いてOK。少なめに巻いてしまうと、ラインが全部無くなってしまうほど飛ぶので(笑)。側面にブレーキダイヤルが無く、内部に隠れているのでパーミングの邪魔にならない点も良いですね。どこかにダイヤルが当たってブレーキセッティングが変わってしまうということもありません」 



豊富なギア比と軽快な巻き心地で、あらゆる釣りをサポート 

では、赤羽さんはジリオンSV TWをどんな釣りに使っているのだろう? 

赤羽「用途は中間からやや上の重量帯。ベイトフィネスはそれ専用のリールに任せるとして、7g以上のルアーの釣りから、一般的なビッグベイトの釣りまで、センターの釣りは全て扱えるスタンダードになっています。一番、ど真ん中の釣りですよね」 

これまでのジリオンシリーズが担っていた部分がしっかり継承されていると。 

赤羽「そうですね、その使い勝手がそれがより一層洗練された感じです。よく使うのは、5〜7gシンカーを使ったテキサス、リーダーレスダウンショット、フリーリグ。あとは3/8〜1/2ozのスピナーベイト、ジグ。私が普段、霞ヶ浦水系でやる多くの部分を占めている釣りです。巻きのフィーリングがとても良いから、巻く釣りにもピッタリ。リーリングに余計な雑音が入らないんですよ。ギア同士の噛み合わせがすごく良いんでしょうね。巻いていてストレスがない。これは進化を感じるところです」 

ギア比が4種類ラインナップされている点も見逃せない要素。 

赤羽「ローギアはディープクランクなど、抵抗の大きいルアーにオススメ。気持ち良く自分のペースで巻けるので疲れません。5.5があるというのは嬉しい。6.3ならスピナーベイトだったりオールマイティに使える中間のギア比。、7.1は撃ち物などのスピーディな釣りに。8.3はフロッグなど、回収スピードを上げる釣り、という感じで使い分けができます」 

ジリオンSV TWはベイトタックルの中間的な釣りなら全て問題なくこなせる。赤羽さんはPEラインを使ったフロッグの釣りにも使っている。 

重量、握り心地、キャスト、リーリング、全て満足の超王道リール! 

ジリオンSV TWはすでに発売され、市場の価格では3万円代前半。オカッパリからボートまで、多くのアングラーのニーズのど真ん中に刺さるリールであると断言できそうだ。 

赤羽「価格と性能のバランスでいえば、ずば抜けてコスパが良いリールですよ。最上級グレードのリールが良いのはもちろんですが、ジリオンSV TWはそれに匹敵するようなポテンシャルを持っていますよ。重量、握り心地、キャストフィーリング、リーリング、全てにおいて良いリールになってます。12〜16lbラインを巻いて使う釣りは全てカバーできるし、タフさもあるのでPEを巻いて使ってもOK。ロッドはML〜Hクラスまで、どんなロッドにもマッチします。

トータルでバランスの取れているリール、それが新しいジリオンですね。使っていてこれといって不満が出てこないのが、完成度の高い証拠です。買って損はない、間違いの無いリールになっていますよ」 

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