深海ジギング対応リールの草分け的存在…と言えば、誰もが口にするであろう『オシアジガー』。既存モデルはパワフルに巻けるPG、スピーディに巻けるHGの2種類だったが、今夏に新しく『MG』と『XG』が加わり、全部で4種類のラインナップとなった。
しかし、4種類もの巻きスピードの違うモデルが、果たして本当に必要なのだろうか？ PGとHGの間を担う『ミディアムギア』、そしてHGを超越する速さを誇る『エクストラハイギア』、それぞれのオイシイ使いドコロとは!?
100m以浅を正確にサーチする『MG＝ミディアムギア』
まずはMG＝ミディアムギアから紐解いていこう。追加された番手は「2000NRMG/2001NRMG」。
【スペック】
| 品名 | 自重（g） | ギア比 | 最大ドラグ力（kg） | PE糸巻量（号-m） | 最大巻取長 | ベアリング数（ボール/ローラー） | 価格（税込） |
| 2000NRMG | 580 | 5.7 | 10 | 3-400 | 107 | 8/1 | 61,050円 |
| 2001NRMG | 580 | 5.7 | 10 | 3-400 | 107 | 8/1 | 61,050円 |
水深100mより浅いレンジを探るときはHGだと巻き上げ速度（ハンドル1回転117cm）が若干速過ぎて、ジグがくるくると回転して動きが破綻してしまい、魚のいる層をしっかりと探ることができない。
一方でPGだと巻き速度（ハンドル1回転96cm）が遅すぎて、無理に速く巻こうとすればあまりにせわしない。ジグに的確なアクションを与えることが難しいのだ。
これらの問題を解決してくれるのがMGだ。HGより少しだけ遅い巻きスピード（ハンドル1回転107cm）ならばジグも回転せず、忙しすぎることもなく正確にジグをアクションさせることができるのだ。
ライトタックルで楽しめる『1500XG』、速さは正義の『2000XG』！
そしてもう一方のXGだが、1500XG/1501XG、2000NRXG/2001NRXGが追加され、1500番台のXGは2000番台のHGと同様の巻きスピード（ハンドル1回転112cm）を達成。より軽量なタックルで、スピーディなライトジギングを楽しむことができる。
【スペック】
| 品名 | 自重（g） | ギア比 | 最大ドラグ力（kg） | PE糸巻量（号-m） | 最大巻取長 | ベアリング数（ボール/ローラー） | 価格（税込） |
| 1500XG | 410 | 7.3 | 6 | 2-500 | 112 | 8/1 | 55,550円 |
| 1501XG | 410 | 7.3 | 6 | 2-500 | 112 | 8/1 | 55,550円 |
2000番台のXGはシリーズ最速の巻きスピード（1ハンドル1回転132cm）を誇り、これはシマノSWスピニングの14000XGと同等のという驚愕の速さ。魚はいるがどうしても口を使わないとき、この高速リトリーブならばリアクションバイトを誘発させることも可能だ。
【スペック】
| 品名 | 自重（g） | ギア比 | 最大ドラグ力（kg） | PE糸巻量（号-m） | 最大巻取長 | ベアリング数（ボール/ローラー） | 価格（税込） |
| 2000NRXG | 580 | 7 | 10 | 3-400 | 132 | 8/1 | 61,050円 |
| 2001NRXG | 580 | 7 | 10 | 3-400 | 132 | 8/1 | 61,050円 |
ファクトリーチューンドハンドルノブを標準装備
正確無比な回転性能を支えるマイクロモジュールギアやインフィニティドライブ、そして過酷な状況下やモンスタークラスとの対峙でも耐久性を維持するHAGANEボディやX-プロテクトは既存モデルを踏襲する。
その上で、ハンドルノブは19オシアジガーFカスタムに採用して高い評価を得たT型ハンドルノブを標準仕様として搭載。軽量かつ力を込めて握りやすいフォルムなので、中深海ゲームで長時間巻き続けても疲れにくく、ハードなオフショアゲームをより快適にアシストしてくれる。
4スピードで攻め込めば世界の海が相手でも十分に渡り合える!!
PG、MG、HG、そしてXGと、4種類の巻きスピードを使いこなせれば、日本はもちろん世界中の深海でディープモンスターとのファイトを存分に堪能できるはず。ぜひとも『MG』『HG』を新たな武器に、大海原へと繰り出してほしい！
