バス釣り師範代・浦川正則が“噂の”シャロー系マグナムクランク『ブリッツマグナムSR(O.S.P)』の極意を伝承 !!



今期O.S.Pが満を辞して世に送り出すマグナムシャロークランク『ブリッツマグナムSR』。既にリリースされているMRは使いやすくてよく釣れると好評だが、今度は本命ともいえるシャロータイプ。とはいえ、メーカー公表データだと、「通常使用での有効レンジ:0.5~2m」、「最大到達深度:4m(フロロカーボン16lb使用)」という岸でもボートでも使いやすい潜行性能になっているようだ。 今回も、徳島から全国にその名を轟かす”師範代”こと浦川正則さんにブリッツマグナムSRの特徴や使い方を教わった。オカッパリとボートの両方で釣りまくっているので、誰にでも参考になるはずだ。 

解説は旧吉野川もとい、四国の「バス釣り師範代」浦川さん!

【Profile】

浦川正則(うらかわ・まさのり)

旧吉野川をホームとするロコアングラー。オカッパリ、ボート問わずビッグバスを1年中釣り続ける。フィールドが沈黙する状況でも釣果を叩き出すが故に、名だたるアングラーもその凄腕を認め、ついたあだ名が「師範代」。現在はO.S.Pをはじめ、レイドジャパン、リューギ、クレハ、TORHINO、トレジャーガードなどからもサポートを受ける。

誰にでも扱いやすい「唯一無二」のマグナムクランク

ブリッツマグナムSR(O.S.P)

【スペック】

●全長:90mm
●自重:40g
●タイプ:フローティング
●カラー:全12色(8月上旬発売6色、9月上旬発売6色)
●価格:2,200円(税込)

さて、リップの短いタイプのマグナムクランクというと、既にいくものモデルが市場投入されている。そこで、常にクラスNo. 1性能を目指すO.S.Pが挑むということは、勝算というか……なんらかの特徴があるはず。まずはそこから伺ってみたい。 

浦川「これまではウォブル主体のマグナムクランクが多かったと思うのですが、引き抵抗が強くて疲れやすかったんですよね。このSRはロールの動きも入るような、引き抵抗の軽減できるリップのデザインになっているんです。1日巻き続けても大丈夫な使用感になっていますね」

構造的にも、固定重心かつ低重心化、ハニカム構造のボディ、おでこを出っ張らせてその分浮力を確保するなど特徴的な工夫が見られる。その影響はどうなのだろうか。 

浦川「ピッチスピードもおそらく最速に近いんじゃないかな?ってくらい速くなっています。左右にボディを振りやすいウエイトデザインや、空気室を大きくできるハニカムデザインや頭の張り出し。それによって泳ぎの姿勢もよくなっていますよ」

師範代がおススメする!ブリッツマグナムSR「3大テク」とは!?

では、この使いやすくなったマグナムクランクを浦川さんはどんなシチュエーションで使うのだろうか? 

浦川「正直、どこでも投げます。メーカー的には16lbラインで4mということですが、自分の基準は2mがちょうどいい。サークルキャストやサイドハンドキャストでバンクを流していくような使い方をすることが多いですね。そのあたりのレンジまでが一番使いやすいですよ」 

では、浦川師範がおすすめするいくつかの使い方、テクニックを解説していただこう。ドンドン!(和太鼓の音) 

【ただ巻き】

浦川「デッドスローで巻くと意外にも1mくらいしか潜らないんです。ロッドティップを立てて、本当にゆっくり巻く。速巻きの場合は、リップラップなどにショートキャストで投げて、接触させて止めて……動きの緩急で食わせます。テトラやリップラップが続くエリアでは水深に応じてミディアムリトリーブでボトムを叩きながら使うことも多いです」

【マグスト】

浦川「ロールが入る、という特徴を生かしたテクニックです。まず、狙いたいレンジ付近まで巻いて潜らせてから、その場で軽くトゥイッチをする。それでヒラを打つようなロールの動きが出る。それをずーっと連続でミドストのようにフラッシングを繰り返していきます。マグナムクランクのボディサイズと浮力をもって、極力移動距離を抑えながら左右にターンさせることができます。巻き抵抗が大きいということは手前に寄って来づらいということですから。夏場ならこれをオーバーハングなどストラクチャー付近で延々と続ける、それだけでいいと思います」 

【サイト】

浦川「サイトの場合はリアクションで食わせるのがよく釣れます。バスが泳いできたら、進行方向に投げて、寄ってきた瞬間にリーリングジャークさせる。できるだけ速いスピードで2〜3回ぐりぐり巻いて潜らせるという、ダーター的な使い方になります。潜るルアーなので、バスの視界から下に消すと……一気にスイッチが入ることがあります。リーリングジャークした後のポーズ、そして浮上という動きの緩急で食わせるテクニックですね。とにかく全力でリーリングジャークしてください」



浦川的!マグナムクランクとビッグベイトの違いとは?

せっかくなので、マグナムクランクとビッグベイトの違いも聞いておきたい。同じく、大型ルアーでストロングに釣っていくスタイルだと思うのだが……出しどころや使い方の違いは? 

浦川「僕の解釈なのですが、ビッグベイトは関節や素材の違うテールが付いているので、動きに無駄があることも多い。比較するとピッチが速いのがマグナムクランクのメリットであると思います。そこを意識すると使い分けのヒントになるかもしれません。あとは、ビッグベイトよりも速く巻けるし深く潜らせることができます。また、障害物も圧倒的にタイトに攻めることも。そういうビッグベイトが苦手なシチュエーションでも使えますよ」

タックルは通常のMHはクラス以上!ノーマルギアリールでOK!

最後に、浦川さんのおすすめするタックルのタイプなどを教えてください。 

浦川「ロッドはミディアムヘビー以上の硬さがおすすめ。ミディアムヘビー、ヘビー、エクストラヘビー、このあたりですね。長さは7ft以上。僕が使っているのは7ft2inのミディアムヘビーですね。調子はファーストよりもレギュラーファースト。硬さのしっかりしているカーボンがいいと思いますね。リールはボートでひたすら1日巻くならギア比5.3のローギアを使いますが、それ以外はギア比6.3を使います。16lb以上のラインをしっかり巻けるラインキャパがあるものがいいでしょう」

浦川’sブリッツマグナムSRタックル 

●ロッド:グラディエーターマキシマムGX-72MH+Cバルトロヒート2(レイドジャパン) 
●リール:スティーズA TW 1016H(DAIWA) 
●ライン:シーガーR18フロロリミテッド16〜20lb(クレハ) 

8月中に登場するシャローマグナムクランク。自重は40gと同ジャンルのなかでは控えめな方なので、マグナム未体験の人にもおすすめできる。実際に使ってみるとレギュラーディープクランク並の巻き抵抗なので、パワーのあるタックルを使えば誰でも使い続けることができる、そして釣れる……かもしれない。真夏のドピーカンにいきなり火が吹くこともあるそうで、その意外性にも期待したい。 

実釣模様はO.S.Pの公式Youtube【浦川師範代ルアテク道場 その十六】をチェックすべし!