未知なる深海のターゲットと対等に渡り合うべく、近年のオフショアジギングロッドはめまぐるしい速さで開発が進み、数年前のモデルですら『もはや過去の物』と置き去りにしてしまうほど性能はアップし、華々しい釣果へと結び付けている。そんな開発競争に終止符を打つべく登場したのが、シマノオフショアジギングロッドの最高峰モデル『オシアジガーリミテッド』だ。その驚くべき性能の片鱗をご紹介しよう。
オシアジガーリミテッド(シマノ)
【スペック】
品番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 適合ジグウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | 税込価格(円) |
B62-0 | 1.88 | 1 | 188 | 未定 | 40~130 | MAX1.5 | 80,300 |
B62-1 | 1.88 | 1 | 188 | 未定 | 80~180 | MAX1.5 | 80,300 |
B62-2 | 1.88 | 1 | 188 | 未定 | 100~230 | MAX2 | 81,400 |
B62-3 | 1.88 | 1 | 188 | 未定 | 120~280 | MAX2.5 | 82,500 |
B62-4 | 1.88 | 1 | 188 | 未定 | 140~350 | MAX3 | 83,600 |
この細身はまるでソリッド!? ダブル『X』構造で強化された高感度&高強度ブランクス
まずはソリッドと見紛うほどに、細身に仕上げられたチューブラーブランクス。素材には高感度かつ高弾性を誇る『M40X』を採用し、スパイラルXコア&ハイパワーXで補強することで、細身ながらもネジリ強度で1.4倍、つぶれ強度で2.5倍の性能アップを達成している(※シマノの一般的な構造との比較)。この強化によりジグをジャークさせた後はロッドがシャープに戻り、加えてアングラーが入力したパワーのロスも少ないので、ジグに対してリニアにアクションを伝えることができる。
実際の自重以上に軽く感じるバランス設定で疲れ知らず!
そして、重心位置の最適化により、持ち重りや振り重りの大幅な低減にも成功。例えば、21オシアジガーリミテッドB62-4と19オシアジガーインフィニティB63-4はほぼ同等の自重だが、重心位置をリールシートに限りなく近付けた設計なので、持ち重りで6%、振り重りで11%のカットを達成。軽い自重に加えて軽い使い心地を演出し、ストレスが少ないゲームを堪能できるのだ。
中空構造のカーボンシェルグリップで水中が手に取るようにわかる!!
さらに、超高感度を追求すべく、フォアグリップ&リアグリップにカーボンシェルグリップを搭載。肉薄で硬質なカーボン素材による中空構造は、潮流や底質、魚がジグに絡んでくる感覚などを増幅させて手元に伝えるので、水中の様子がこれまで以上に把握しやすくなっている。
独自の冷間鍛造技術が光るXガイド3Dチタントップ&3Dチタン
また、ガイドにはシマノオリジナルの冷間鍛造技術で形成したXガイド3Dチタントップ&3Dチタンを導入。軽くて強いだけでなく、エッジのないデザインと計算された傾斜角度で装着されているので糸絡みなどのライントラブルが少なく、糸抜けも良いのでジグがスムーズにフォール。手返しの良いゲーム展開をアシストしてくれる。
より上質で、さらなる釣果を期待できるゲームを追求するなら使うべし!
オシアジガーリミテッドの登場により、これまでのロッドでは難しかったポイント攻略が、そして釣果に結び付けられなかった難敵が、現実の物になる可能性は大いに高まった。深海をより深く追求するアングラーならば、使うべき価値が大いにある銘竿だ。