オフショアキャスティングゲームの世界は大型スピニングタックルがこれまでの定番であり、逆を言えばそれに取って代わるだけの選択肢がなかったとも言える。そこに新たな提案としてシマノがリリースするのが“オフショア・ベイトキャスティングタックル”。キャストアキュラシーの正確さや、よりダイレクトな操作性を反映させることで、一歩進んだオフショアキャスティングゲームを楽しんでほしいのが狙いだ。そして、その先陣を切るロッドが『グラップラータイプC ベイトキャスティングシリーズ』だ。
グラップラータイプC ベイトキャスティングシリーズ(シマノ)
【スペック】
品番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 適合ルアーウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | 税込価格(円) |
B70L | 2.13 | 2 | 167.7 | 194 | MAX60 | MAX3 | 34,100 |
B73ML | 2.21 | 2 | 169.6 | 215 | MAX80 | MAX4 | 36,300 |
B710ML | 2.39 | 2 | 182.2 | 242 | MAX80 | MAX4 | 37,400 |
B80M | 2.44 | 2 | 182.9 | 258 | MAX100 | MAX5 | 38,500 |
アキュラシーキャストはベイトタックルに一日の長あり!
まず、ベイトタックルの特長として、ピンスポットを高い精度で狙い撃ちできるアキュラシー性能がある。オフショアキャスティングでは足場が決して安定しているとは言いにくいボートのデッキ上からキャストするので、ナブラや流れ藻などの魚が着きやすい場所を直撃するには、それなりのコツがいる。しかし、ベイトタックルならばルアーの飛距離を見計らってサミングすれば、狙ったスポットにルアーを着水させることができるのだ。
操作のマニュアル感やパワーを活かしたファイトもベイトタックルならでは
そして、ベイトタックルならではのマニュアル感の強いルアー操作や、パワーを活かしたダイレクトなファイトも魅力。それらをよりイージーなものとしているのがスパイラルX&ハイパワーXを施したブランクスで、カーボンテープによる補強でネジリ剛性とつぶれ剛性が大幅にアップ。締め上げてシェイプアップされたブランクスは高感度かつ高強度で、アングラーの入力を余すことなくルアーへと伝えてバイトを誘い、フッキングしてからはパワフルでトルキーなベイトリールと相まってガチンコファイトを堪能できる。
『スコーピオンMD』ならグラップラータイプCと強力なタッグを組める!
そんなパワフルでトルキーなベイトリールとしてお勧めしたいのが『スコーピオンMD』。大口径43mmスプールを採用する300番台の大型ベイトリールで、キャスティングの要となるブレーキはブレーキピンを従来の6本から8本に増設した強化版SVSブレーキを搭載。より微細な調整が可能になったので、大型ルアーを思い切りキャストしてもバックラッシュの発生を抑制してくれる。さらにハンドル1回転で最大107cmを巻き取れるエクストラハイギア仕様なので、ハイテンポなルアー操作や巻きアワセでのフッキングも決まりやすい。
55mmのカスタムハンドルを装着すればさらにパワーアップ!!
ハンドルは45mmと51mmの2タイプを用意しているが、ロングキャストからの素早いルアー回収、大型ターゲットとのファイトを想定するならば、オプションパーツの『夢屋ウルトラストロングハンドル55mm』を装着したいところ。長い回転半径と力強く握れる大型ノブにより、ノーマル以上にパワフルな巻き上げをサポートしてくれる。
王道スピニングにはない『ダイレクト&パワフル』で大物に挑め!
オフショアキャスティングゲームはスピニングタックルで確立されてきただけに、これからも王道たるものはスピニングタックルが担うかもしれない。しかし、王道では味わえないさらなるダイレクト感、さらなるパワーファイトを臨むのなら、ベイトタックルという選択はアリなのかもしれない。ぜひともグラップラータイプCベイト&スコーピオンMDで、一歩先の勝負を追求して欲しい。