ジャッカルのアイデアとシマノの技術をハイレベルで融合させ、ついに第三世代へと突入したトーナメントロッド『ポイズングロリアス』。トップトーナメントシーンはもちろん、全国のローカルフィールドを研究し尽くして、そのいずれにも対応する新たなスタンダードアクションを追求した精鋭モデルが揃っている。その中でも今回は、新たに追加された『267L+』と『268UL/ML-G』の2モデルをフィーチャーしてみよう。
ポイズングロリアス267L+(ジャッカル×シマノ)
ナチュラルなワカサギの姿を演出できるミドストスペシャル!
日本のフィールドにおいて、バスが一年中捕食できるベイトフィッシュのひとつである『ワカサギ』。そのワカサギが泳ぐ姿を忠実にイミテートできるメソッドが『ミドスト(※ミッドストローリングの略)』で、この267L+は“ミドストスペシャル”と言っても過言ではないモデルだ。ミドストはワカサギの群れが泳ぐレンジに合わせてジグヘッドリグをスイミングさせるのだが、最大のキモはそのナチュラルさ。ルアーを動かすというよりはラインを揺らすイメージでロッドをシェイクすると、違和感のない本物のワカサギに近いアクションを演出することができる。それを可能にしたのが267L+が採用する『エキサイトトップ』で、ティップに特殊設計を施すことにより目感度と手感度が大幅に向上。水中の様子が想像しやすく、よりナチュラルなルアーアクションを展開できる。
【スペック】
●全長:6ft7in
●自重:85g
●継数:2
●適合ルアー:3~12g
●適合ライン:ナイロン・フロロ3~6lb、PE MAX1号
●価格:64,900円(税込)
ポイズングロリアス 268UL/ML-G(ジャッカル×シマノ)
グラスティップで喰わせの間をイージーに作り出すピクピク専用モデル!
水面で波紋を出しながら鈍く動き続けることで、瀕死のベイトフィッシュや水面に落ちた虫を演出するメソッド『ピクピク』。そのピクピク専用ロッドとして「ずっと持っていたい1本」と、ジャッカルの加藤誠司プロに言わしめたのが『268UL/ML-G』である。このロッドの最大の特長は、グラスマテリアルが配合されたソフトティップ。シャープなティップが多いバスロッドの中で、このグラスティップは敢えて言ってしまえば“ダルダル”な味付け。しかし、このダルさがシェイクしたときに適度なラインスラックを生み出し、それによってルアーが動き過ぎることなく『一瞬の間』が入り、バイトを誘発することができるのだ。
また、ピクピクメソッド以外にも、シャッドなどの小型プラグにも高次元に対応。6ft8inという長さとグラスティップの反発力で飛距離も十分。ボトムノックしてもソフトなティップで過度な突っ込みをいなしてくれるので、スナッグレス性能にも優れている。
【スペック】
●全長:6ft8in
●自重:87g
●継数:2
●適合ルアー:2~15g
●適合ライン:ナイロン・フロロ2.5~5lb、PE MAX0.8号
●価格:67,100円(税込)
秋にこそ活躍する2モデル。今買わずして…いつ買う!?
もちろん2モデルとも、先行発売モデル同様にスパイラルXコア&トレカ®M40Xで強化されたブランクス、中空構造で軽さと感度が際立つリバースフレアシェイプのカーボンモノコックグリップ、ブランクスの性能を最大限に引き出すシマノオリジナルのXガイドなど、最先端のロッドテクノロジーをフル装備。いずれも秋のタイミングには大いに活躍できるロッドなので、ぜひとも使ってみて欲しい。ここでは説明しきれなかった、本当の凄さを体感できるはずだ!