バスもキュンキュン(!?)な ドライブクローラー9in(O.S.P)の『壁ドンメソッド』を考案者・山岡計文さんが徹底解説!



国内トップバストーナメンターが集うJBトップ50メンバー。そのなかでも、とりわけリザーバーの達人として知られる山岡計文氏。彼が夏から秋にかけてビッグバスを狙う際の強力な武器としているのが、ドライブクローラー9inを使った「壁ドン」なるテクらしい。世界のT.NAMIKIも唸らせたというその妙技、詳しく聞かせていただこうか! 

【Profile】

山岡計文(やまおか・かずふみ)

1981年生まれ、奈良県在住のJBトップ50プロ。池原、七色ダムをホームレイクとし、ガイドサービスを営む。サイトフィッシングやミドスト系の釣りを得意とし、クリアレイクでは無類の強さを誇る。

あらゆるフィールドで通用し、誰でもチャレンジできる『壁ドン!』

山岡「最近始めた使い方というわけではないのですが…壁ドンとはひと言で言うと、ワームをバンクに一回当てて落とす、という使い方です」 

うむ、名前のまんま、であるようだ。クリア系リザーバーの印象が強い山岡さんなのだが、もっぱらリザーバーの岩盤にぶつけるのだろうか? 

山岡「リザーバーじゃなくてもできますよ。傾斜の緩いところなら一度岸に乗せてからコロコロと手前に落とせばいい。霞水系などでもアシに当てて落とす、というのもアリです。とはいえ、リザーバーの垂直岩盤にスキッピングで当ててそのまま落とす、というのが簡単です」 

スキッピングで岩盤に当てて落とす…それだけなら誰にでも真似できそうだ。しかし、このシンプルな技がなぜそんなにでかバスを騙せるのか…その理屈とはいかに? 

山岡「釣れる理由は簡単で、壁ドンをするとバスが壁の方を確実に向くので、人間の存在が気にならなくなるというのが一番だと思います。なおかつ、壁のキワキワに落とすことで、バスは『追い詰めた!』という感覚になるので、警戒心が薄くなり、捕食スイッチが入りやすいんです」 

スキッピングさせやすく自発的アクションに優れた「ドライブクローラー9in」がフロリダ系デカバスを狂わす!

並木敏成さんと同行したテレビ番組の取材では、七色ダムにて、ドライブクローラー9inの壁ドンでビッグバスをボコボコに釣っていたらしい。なぜ、ドライブクローラーのあえて9inなのだろうか。 

山岡「他のストレート系ワームにくらべて横扁平で太いんです。そのぶん重量があってスキッピングもさせやすい。ということは、小さいワームでアプローチするよりもかなり離れた距離から壁に到達させられるので、すごく有利。それがストレスなくできるのがドライブクローラー9inです。本当は、もっとデカくて長くてもいいくらいなんですけどね」 

なお、フロリダ系の血が入っているバスほどデカくて長いワームに反応しやすいという。 

山岡「ドライブビーバーマグナムもそうなんですが、フロリダ系はデカいワームを好んで食うので、ロングワームが効く。しかも、ドライブクローラー9inはノーシンカーワッキーにすると落ちていく時に自発的にウネウネと動いてくれる。それも釣れる理由ですね。ネコリグだとウネウネアクションはしなくなるのですが、深いところまで攻めやすい。でも、基本はノーシンカーですね。フックはレギュラーガードタリズマン(リューギ)の2/0を使います」 

バスが岸を意識する夏~秋、複合的要素が重なるポイントほど「壁ドン」チャンスはあり!

では、どんどんと壁ドンの核心へ迫っていこう。どんなシチュエーション、ポイントが特に有効なのだろうか? 

山岡「季節は6〜10月くらい、夏から秋にかけてですね。11月でも浅いところに魚がいて岸を意識していれば釣れます。壁ドンで狙うべき場所は…どんな釣り方でも同じですが、単なる岩盤よりも、張り出している、えぐれている、レイダウンがある、流れ込みがある…など、複合的な要素が重なっているほど魚は釣りやすいです」 

スキッピングさせて壁にぶつけて落とす…というシンプルなテクニックなだけに、それでも他人に差がつきそうなスペシャルなコツなどあれば…ぜひ教えてください! 

山岡「そうですね…まず、カバーの奥の奥までアプローチするのが重要なので、強めにスキッピングさせること。スキッピングって難しそうに聞こえますが、実はシロートさんでもやりやすいんですよね。逆に、普通のキャストでカバーの奥の岩盤に綺麗に当てて落とすとか、バンクのちょうどいいところに乗せて落とす、というのは難しい。それって上級者じゃないとできないんです。スキッピングだったら勝手に壁に当たって止まって落ちるんで、誰にでも簡単にできますよ」 



即アワセ厳禁! フッキングは慌てず、しっかり食い込ませるべし!!

バスがスキッピングを嫌がっているようなら、綺麗な低弾道キャストで音もなく落とす練習をするしかないそうだ。ちなみに、基本的にはスピニングのパワーフィネスタックルを使うことが多く、キャスト精度を上げたいときにサミングしやすいベイトタックルを使うそうだ。では、スキッピングさせて壁にドンと到達したら…それからどうする? 

山岡「ノーシンカーなら3〜5秒くらい待つ。その間ラインを見つつ、少しアタリを聞いてみて、食ってなかったらピックアップ。食っていたら、思い切り巻きながらフッキングしてください。でも、ロングワームなので『食ってる!』と感じた瞬間にアワセてしまうとすっぽ抜けることがあるので…少しラインを送った方がいいです。簡単には離さないので、シェイクしてもいいし、周りに危険なカバーがないようならベイルを返して5秒くらいバスに持って行かせて…それからフッキングしてもいいです」 

あのロングワームをモグモグと食い込ませている数秒間というのは緊張感と期待感の入り混じったなんとも幸せな時間だ。決して慌てることなく、楽しんでみよう。ちなみに、ロングワームが特に効くような場所選びのヒントを最後にもうひとつ。 

山岡「シーボルトミミズって知ってます? 30〜40cmくらいあるミミズが山にいるんですけど、そいつらが落ちてくるような釣り場は極端に効きます。あとはウナギを食ってるバスにもよく効きますね。そういう生き物を見かけたらぜひ試してみてください」 

山岡’s壁ドンタックル

スピニングタックル 

●ロッド:エイシスACES68SMLP+J(フェンウィック) 
●リール:ヴァンキッシュ2500S(シマノ) 
●ライン:ルアーPE1号(東レ)+フロロリーダー12lb

ベイトタックル

●ロッド:エイシスACES68CMHJ(フェンウィック) 
●リール:スティーズA TW 1016XHL KTFチューン(ダイワ) 
●ライン:エクスレッド14lb(東レ) 

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