ジャッカルから高コスパロッドの『BPM』シリーズが爆誕して5年目となる2021年。追加機種も含めて16本のフルモデルチェンジが実現し、さらなる性能向上と特化機種などバリエーションを増やすことで、中・上級者の方も選択肢として考えられるような”コスパ最強ロッド”となった。そんなNEW『BPM』シリーズからルアマガ+編集部が気になるモデルをピックアップ！今回は21BPMにおいて目玉機種となる近年全国的にムーブメントとなりつつある「パワーフィネス」に特化したモデルをご紹介しよう。
解説してくれるのは大人気Youtuber兼カスミ水系の頼れるバニキ（馬場の兄貴）！
【Profile】
馬場拓也 a.k.a ババタク（ばば・たくや）
カスミ愛が高じて、茨城県北部の水戸市から南部の潮来市へ移住して早10年。日々フィールドの今を見つめ、多くのアングラーと夢を共有する求道者。人気Youtubeチャンネル・BABAtube主宰。
ヘビーカバーを”ゴン攻め”できる完全なるパワーフィネスロッド
BPM B1-S67MH+HD（ジャッカル）
近年ショア、ボート問わず流行中のメソッド「パワーフィネス」に特化したヘビースピニングロッド。ブッシュやヘビーカバーなどにスモラバやライトリグを繊細にアプローチしながらも、ビッグバスをも引き抜く強靭なブランクスパワーを持つ。また適度な張りを持たせたブランクス設計により持ち重りやだるさもなく軽快な操作が可能となる。
【スペック】
●全長：6ft7in
●継数：1
●パワー：ミディアヘビー+ヘビーデューティー
●自重：112g
●適合ルアーウェイト：3.5～18g
●適合ライン：8-14lb/PE MAX #2
●価格：¥16,060（税込）
ババタク的！B1-S67MH+HDってどんな竿？
ババタク「今回、追加機種として新登場となります。『MH+』というMHとHの間くらいの、普通のベイトロッドにしても硬すぎるくらいのブランクスで、PEラインを使うことを想定したゴリゴリのパワーフィネス特化ロッドです。2号のPEラインを直結できて、小さいスモラバなどをカバーに入れてフィネスなシェイキングをすることが可能です」
これまで以上のヘビーカバーを攻めきれるロッド！
ババタク「霞ヶ浦だと、冠水しているカバーやブッシュ、ベジテーションが密集している場所。今までパワーフィネスだとボートのイメージが強かったと思いますが、”陸っぱりパワーフィネス”として、これまでスルーしていたグチャグチャしたカバーにも積極的に撃ち込んでみて欲しいですね」
どんなルアーと相性がいい？
ババタク「最近、ゴリ押ししてるのがワムワムの48や60。またはクローンフロッグの足がちぎれているものをホールネイル（ジャッカル）を挿して”イモラバ”風にしたルアー。これは、全国各地どこでも釣れますよ。トップだと、スピンガバチョなども相性が良いです」
ババタク的！ 実際のタックルセッティング
ババタク「3000番のスピニングリールに2号PEラインの組み合わせで使っています。リーダーは使わず、PE直結でフックはインフィニ（リューギ）の#1。ルアーやカラーのローテーションで細かい付け替えが必要となるなかで、このセッティングだと替える手間を最小限に抑えて1日ずっと使い倒せます」
スピニングタックルはこれまで軽量リグをライトラインで扱うスタイルが一般的、且つバーサタイルなスピニングとして使用するアングラーが多かったであろう。
しかし、昨今全国的にフィールドにおけるハイプレッシャー化が進み、繊細さだけでなく、時にはカバーなどの障害物を利用し大胆なアプローチをすることも必要になっているのも事実。
だが、そんなポイントアプローチをできるだけで思いがけないビッグフィッシュとも出会える可能性もあるのだ。
パワーフィネスと聞くと一見超特化型のようにも思えるが、オカッパリはもちろん、ボートフィッシングでも全国的に有効なメソッドであるのは間違いないだろう。
そんなパワーフィネスに誰でもチャレンジでき、手にすることで思わぬ釣果を導いてくれるロッドこそが『B1-S67MH+HD』なのだ。
