ハイクオリティかつコストパフォーマンスも高いDAIWAのブレイゾン。今回は中部で活躍するヤングアングラー、中川雅偉さんがオススメの1本を紹介してくれた。これからの時期に効果的なパターンも合わせて教えてくれたので、ぜひフィールドで実践してみよう。
【Profile】
中川雅偉(なかがわ・がい)
中京が誇るハイプレッシャーフィールド・大江川、五三川をホームとし、日々研鑽を続ける弱冠20歳のDAIWA BASS最年少プロスタッフ。甘いマスクと巧なキャストテク、そして釣獲スキルは次世代オカッパリスター候補・一等星と言っても過言ではない。大江川、五三川を中心とした木曽三川水系おかっぱりガイドもスタートした。詳しくはSNSアカウントをチェックだ!
中量級以上のワーミングならこのロッド1本でカバーできる
性能もデザインも申し分無しのオールマイティロッド
普段は大江川・五三川などでオカッパリの釣りをすることが多い中川さん。ブレイゾンを使ってみての印象は?
中川「値段を感じさせないデザインで、コルクグリップの握った感じも良好。フィット感が高く滑りにくく、しっかり握り込めるようになっています。カーボンモノコックグリップは感度も良いし、脇に挟みやすく、とても操作性が良いですね」
中川「ブランクスのパワーや感度もとても優れていて、この値段の竿とは思えないようなクオリティになっています。総合的に見て、相当お買い得な竿になっていると思いますよ」
では、その中でもお気に入りの番手はありますか?
中川「僕がブレイゾンで特に愛用しているのはC610MH。用途としては中クラスのウェイトのワーミングです。カバー撃ち、フリーリグ、ヘビキャロ、最近だとオモネコという釣りにも使っています。まさにパワーバーサタイルといった感じで、オカッパリでめちゃくちゃ活躍してますね。ブレイゾンの中でも、特に使用頻度の高い1本です」
中川「オカッパリでは足元からカバーなので、こういった絶妙なパワーのロッドはとても重宝します。610という長さも、とてもしっくりくる長さで操作性も飛距離も問題ありません。僕は50アップとか大きいバスも抜き上げてしまうことが多いんですが、このロッドのパワーで問題なく獲れています。このロッドなら折れないという、心強い安心感がありますね」
【スペック】
●全長:6ft10in
●継数:1ピース(グリップジョイント)
●自重:112g
●適合ルアー重量:1/4~1oz
●適合ライン:10〜20lb
●アクション:ファスト
●価格:18,300円(税込)
沖のポツンとあるピンスポット攻略にはフリーリグで!
オモネコという言葉が出てきましたが、これはどんな釣りですか?
中川「ギル型ワームや扁平型のワームをネコリグで使う釣りですね。シンカーは1.8〜3.5gとかを入れて、フックには一般的なネコリグのようにマスバリを使います。シェイクしながら泳がせると、ものすごく水を押してくれるのが特徴です。中層でスイミングさせたりして使って、流れ込みなどに入れるとよく釣れます。これもこのC610MHのパワーとアクションがちょうどいいんですよね」
では、これからの秋になってくるとどんな釣りが必要になってくる?
中川「夏の間は、バスはシャローのカバーに入っていることが多かったりしますが、水温が下がってくると、バスはカバーから出て積極的に回遊するようになります。岸際だけでなく、沖のストラクチャーにも付くようになりますね。よく釣れるのは、沖にポツンとあるようなピンスポット。ここが回遊のコンタクトポイントになっていて、これをフリーリグでアプローチします。そのピンというのは、ちょっとしたオダだったりコンクリートブロックだったり」
中川「地形変化の少ない五三川だったら、結構小規模な沈みものでもバスの重要なコンタクトスポットになっていますよ。こういうのは、普段釣りをしながら、地形変化を注意深く探って見つけていくようにしましょう」
では、具体的にどのようにこの沖の魚を釣っていくのでしょうか?
中川「スティーズホグ3.5inなどのホッグ系ワームを、5gシンカーのフリーリグで使います。キャストしてシンカーが着底したらワームがフォールする間を作って、バイトがなければズル引きしたりもします。フリーリグもこのロッドはベストマッチ。沖の地形変化も分かりやすいし、リグ操作もとてもやりやすい。ロッドのパワーで遠くでもフッキングパワーが伝わりますしね。よく釣れるし、カバーゲームとは違った面白さがある釣りなんで、みなさんもぜひ試してみてください!」