ショアから30～100gのヘビー級ジグ&プラグをキャストして、ブリやヒラマサといった大型青物を狙うことができるショアキャスティングゲーム専用ロッド『コルトスナイパーXR』。これまではスピニングリール用モデルのみだったが、今秋より待望のベイトキャスティングリール用モデル3種類が追加ラインナップ。それぞれどのような仕上がりになっているのか？ 詳しく見ていこう。
コルトスナイパーXR ベイトモデル（シマノ）
スペック
| 品番 | 全長（m） | 継数（本） | 仕舞寸法（cm） | 自重（g） | 適合ジグ/プラグウェイト（g） | 適合ラインPE（号） | 税込価格（円） |
| B100M | 3.05 | 2 | 157.1 | 290 | MAX70/MAX56 | MAX3 | 43,450 |
| B100MH | 3.05 | 2 | 157.1 | 307 | MAX90/MAX70 | MAX4 | 44,000 |
| B100H | 3.05 | 2 | 157.1 | 315 | MAX120/MAX100 | MAX5 | 45,100 |
ショアから大型青物と対峙しても“負けることがない”高強度ブランクス
まずはコルトスナイパーXRすべてのモデルに共通する部分だが、ショアから大型青物と対等に渡り合うだけに、要となるブランクスは徹底的に強化されている。一般的な構造のカーボン製ブランクスと比較してネジリ強度で1.4倍、つぶれ強度では2.5倍もの高強度化を達成しているスパイラルXコアの導入をはじめ、キャスト時やファイト時のネジレを抑えてくれるハイパワーX、ブランクスの焼き上げ時に施されることで均一な圧力による締め上げが強度アップにつながるナノピッチなど、シマノ独自の技術が余すことなく投入されている。
さらに、ネジのようにひねって継ぐことで強固に固定され、継ぎ目が抜けにくくなるスクリューロックジョイント、ダブルフット仕様のステンレスフレームSiCリングガイドなど、大型青物ならではの強烈な負荷が掛かっても、十分に耐え得るセッティングとなっている。
勝負する魚のサイズとフィールドの過酷さに合わせた3モデルが揃う
ここからは3モデルそれぞれの特徴をフィーチャー。『B100M』は3モデルの中ではもっともローパワーな味付けで、3kgクラスまでの良型青物をはじめとした回遊魚全般に適した1本。沖堤防やサーフなど、比較的イージーにアクセスできるフィールドでも活躍できる。
『B100MH』はショアからなら相当の釣り応えがある5kgクラスの青物攻略に適しており、地磯や沖磯など、一歩踏み込んだアングラーが勝負を挑むフィールドでの使用に向いている。
もっともハードなモデルである『B100H』は、ショアから獲るには最上級とも言える10kgクラスの大型青物とのドッグファイトに欠かせないモデル。地磯や沖磯、離島でのエクストリームゲームに適しており、ジグでMAX120g、プラグでもMAX100gのウェイトをキャストできる剛竿に仕上がっている。
ガチンコファイト用ロッドには、ガチンコファイト用リールが必要不可欠!!
そして、これら3本のベイトモデルと合わせて使うべきベイトリールが『スコーピオンMD』で、モンスタークラスとの勝負を前提としたスペックを誇っている。例えばPEライン4号なら180mも巻ける大口径スプールを採用し、最大巻上長も107cmとSW用大型スピニングリールと同等の巻きスピード。
さらにブレーキシステムのSVSは既存モデルのブレーキシュー6個に対し、8個までスープアップ。大型で自重のあるルアーをフルキャストしてもバックラッシュを制御しやすく、さらなる飛距離を目指すことができる。
【スペック】
●タイプ：300XG、301XG、300XGLH、301XGLHの全4種
●ギア比：7.9
●最大ドラグ力：8kg
●自重：315g、320g
●スプール径/幅：43mm/22mm
●糸巻量：PE4号180m、PE5号140m、PE6号120m
●最大巻上長（ハンドル1回転）：107cm
●ハンドル長：45mm、51mm
●ベアリング数：ボール7/ローラー1
●価格：39,600円（税込）
ベイトタックルだからこそ味わえるダイレクトな感覚で大型青物に挑め!!
秋は青物が沿岸部に近付きやすく、ショアからでも良型が期待できる絶好のシーズン。コルトスナイパーXRベイトモデル&スコーピオンMDの最強タッグで、ショアキャスティングゲームにチャレンジしてみてはいかがだろうか。ベイトタックルならではのマニュアルライクな操作感と、パワフルかつダイレクトな青物との勝負が堪能できるはずだ！
