ルアーとタックルが劇的に進化し、より遠くまで探れて、さまざまなターゲットが狙えるようになったショアキャスティングゲーム。その中でもメインルアーと言えるメタルジグは特に競争が激しく、ターゲットを青物に絞ったシマノの『コルトスナイパー アオモノキャッチャー』はさらなるアピール強化を追求して、ボディ素材に軽比重合金を採用した“ハイアピール”モデルを生み出したようだ。しかし…軽い=ハイアピールって…どういうことだ!?
コルトスナイパー アオモノキャッチャーハイアピール(シマノ)
ボディ面積拡大&オリジナルホログラムにより視覚的アピールを大幅強化!!
冒頭でも述べたが、このアオモノキャッチャーハイアピール、オリジナルモデルがボディ素材に鉛合金を使用しているのに対し、軽比重合金を採用している。つまり、同じ重さならば軽比重合金モデルのハイアピールの方がボディサイズは大きいのだ。実際に28gで比較してみると、オリジナルに対してハイアピールの方がひと回り大きく、視覚的アピール力のアップに貢献している。
そして、大きくなったボディ面積に、ベイトフィッシュのリアルな鱗パターンを再現したホログラム『スケールブースト』を採用。中でも鱗のサイズを大きくした『強鱗』ホログラムをセレクトし、アピール力をさらに高めている。
また、フックシステム大幅強化。オリジナルと比較して太軸化した管付きフックに加え、より太めのアシストコードも採用することで、ファイト時の不安を軽減してくれる。
バランスに優れたボディサイズ&重さで軽比重合金でも飛距離は十分!
ただ、軽くなる=飛距離が出ないのでは? との懸念もあるだろう。ショアキャスティングゲームは飛距離が伸びれば伸びるほどフィールドの拡大や魚種の増加にもつながるので、アピール力がアップしても飛距離が出なければ、魅力的なジグとは言いがたい。しかしながら、納得いくまで実釣テストを繰り返した結果、軽比重合金でも安定した飛距離を出せるボディサイズと重さのバランスの最適化に成功。鉛合金のオリジナルと比較しても大差ないレベルの飛距離を追求できる。
ナチュラルアクション&スローフォールで渋い状況下でもバイトを絞り出す!
軽比重合金採用の効果はアクションにも大きく反映されており、面積が大きいことで潮流へと馴染みやすくなり、よりナチュラルなアクションでの演出が可能。食いが渋いと感じたときにもスローフォールで強鱗のフラッシングをしっかり見せ付けることで、バイトチャンスの拡大にもつなげることができる。
日本の秋。ショアキャスティングの秋。ハイアピール&オリジナルのタッグで挑め!!
秋は青物が沿岸部まで回遊しやすく、ショアキャスティングゲームをもっとも楽しめる時期。新しく仲間に加わった軽比重合金のハイアピールと、鉛合金のオリジナルとをローテーションしながら探ることで、これまで以上に効率的なゲームを展開できるはず。ぜひともダブルで導入して、ドデカい青物をキャッチしてほしい!!