これまでのショアジギングは「投げてシャクる」釣り方がセオリーである。そんな釣り方にショアジギングの貴公子兼ルアーフィッシングビギナーの味方・ヒロセマンは新たな提案を打ち出した! 時代は令和、そうショアジギングも「シャクる」のではなく「巻き」の時代だと。今回はそんな「巻き」のショアジギングを簡単に行えるチューン方法とおすすめロッドを教えてもらいました!
教えてくれるのは、令和のショアジギ大臣こと「ヒロセマン」
【Profile】
広瀬達樹(ひろせ・たつき)
ご存知、メジャークラフトのスタッフであり、淡水・海水問わず、あらゆるルアーフィッシングをこなす、スーパーマルチアングラー。もちろん、ショア青物の釣りも大得意!
前回のおさらいはこちら
前回はシャクらないショアジギング、「巻きのショアジギング」の釣り方、そしてメジャークラフトからリリースされている専用ジグ『巻きジグジェット』について解説して頂いた。今回は専用ジグでなくとも、簡単に「巻きのショアジギング」が行えるマル秘アイテム、そしておすすめロッドを解説しよう。
強風のため「タングステンジグ」にチェンジ!
青物ゲーム高実績ポイントともある沖の島だが、この日は朝イチにツバスがヒットして以来、沈黙が続く…。太陽の高度も高くなり、気温がグングン上昇し始めた午前9時頃。待望の2尾目がヒット!
ヒロセマン「ん? なんか違うな…? あっ、サバだ!」
上がってきたのは、やや小ぶりのゴマサバだ。
ヒロセマン「風が強くなってきたので、ジグパラTGにチェンジしました。これに『簡単ブレード』を装着して使用してました」
やはり、巻きの釣りですか?
ヒロセマン「そうですね。1尾目と同じく、ボトムまで落とし込んで中層までリトリーブして喰わせましたよ。さっき、キビナゴの群れが入ってきてその直後にヒットしたんで、群れについていた魚かもしれないですね」
簡単ブレード(メジャークラフト)チューンとは!?
メタルバイブレーションやメタルジグのリアのスプリットリングに装着するだけでOKの簡単チューニング。簡単ブレードにはノーマル(ウィローリーフ)とスロー(コロラド)が選べる。ノーマルは早巻きに対応。スローは低速でもしっかりと回転し強く波動を出してくれる。今回は前者を使用。カラーはそれぞれゴールドとシルバーが選べ、2サイズで展開している。
広瀬流のフロントルアーセッティングも併せてご紹介!
ゴマサバをキャッチしたジグパラTGを例に取ると、ルアーのアイにスプリットリングが装着され、そこにアシストフック2本と溶接リングをセット。溶接リングにはオトクB.B.スナップ(スイベルつき)を付けて使用する。
強風の中、飛距離を伸ばすためにタングステン製メタルジグのジグパラTGにチェンジしつつも、それにブレードチューンを施しリトリーブで使用するというワザありテクで出した釣果だ。
巻きのショアジギングには最先端の「5G」ロッドがベストマッチ!
巻きのショアジギングはリトリーブ中にターゲットがバイトしてくるので、ロッドは硬すぎると弾いてしまいフッキング率低下にもつながってしまう。
しかし、ファイト中はある程度のパワーも必要。そこで、今回広瀬さんが選択したロッドは『クロスライド5G』のライトショアジギモデルとショアジギモデルの2本。
クロスライド5G(メジャークラフト)
ライトショアジギモデルとMシリーズを使い分け
962M/LSJはその名の通りライトショアジギモデル。適正ルアーも15~50gという範囲。一方1002Mは20~60gと重めのルアーも扱える。ちなみに、ゴマサバは前者、ツバスは後者を使用してキャッチ。
ヒロセマン「クロスライド5Gはマキジグジェットやクロスライドブレードとの相性もバッチリです。ぜひ、その使い心地を試してみてください!」
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