東京を釣り尽くせ! パックロッド1本で楽しむバス×シーバス TOKYOフィッシングシティライフ【presented by DAIWA BLX TRAVEL】



四谷→キャスティング日本橋店でシーバス準備!

四谷を目指したのはうまいランチに誘われたから…というだけではない。都心でなぜか釣具店が集中しているエリア・神田へのアクセスがいいからでもある。四谷からならJR中央線でスグなのだ。

キャスティング日本橋店の副店長・小出さん登場

キャスティング日本橋店は、神田駅から徒歩10分かからないほどの距離に位置する。駅で言うと新日本橋や三越前からもほど近い場所だ。

ぎこちない2人。

夕方の部に向け、シーバス仕様の太いリーダーやスナップを買い足す2人に強力な助っ人が近づく。キャスティング日本橋店の名物スタッフ・小出さんだ。

小出さん「最近はジグヘッド+ワームで狙う人も増えてるよ!」

小出さんは東京湾奥のシーバスアングラーなら知らぬものはいない! というほどの敏腕ショップスタッフ。誰にでも気さくに話をしてくれる、釣り人の心強い味方だ。

小出さん「『ここには絶対いる!』ってストラクチャーの真上から、足元に落としてそこでシェイクし続ける。この間それで釣った人は48回シェイクし続けたって言ってたよ。ハハハ!」

アズマ「それずっと数えてたんですね…」

小出さんには最新のシーバス事情だけでなく、太っ腹にもさまざまなポイント情報などまでご教授いただきました。感謝の限りであります。行こう、キャス日本橋!

感謝の礼。釣具のキャスティング日本橋店で小出さんと握手!

そしてなぜか撮影隊のはずのフクシゲがジグヘッドとワームをお買い上げ。ともあれ、実釣ポイントへ向かいましょう。

しかも待ちきれずに日本橋の交差点でリグり始める始末である。あまりの暴挙に目を丸くするタナカ。


JR神田駅→田町駅 シーバスゲーム実釣開始! しかし…?

JR神田駅へと戻り、山手線で田町へ。海側へしばらく歩いた地点が本日のシーバスポイントである。

移動の様子。アーバンで気軽な感じの釣り…が今回の企画の趣旨であったハズだが、なんとなく通行人に避けられている気がするし、子どもが泣きそうな顔で逃げていった。

水路に到着した2人はデイシーバスの王道に則り「壁撃ち」を敢行。障害物に着いている日中のシーバスをミノーやシンキングペンシルでアクションを入れながら釣っていく。特に最も身近な障害物である「足元の壁際」を狙っていくのが壁撃ちだ。

湾奥シーバスの好ポイントはこういった人通りのあるところも多い。特にキャスト時、実際はコントロールできたとしても近くの人はけっこう怖いものだ。なるべくキャスト先に人がいない時を見計らって釣っていこう。

もちろん、壁に限らず沈んだストラクチャーを狙っていくのも有効。そんなときに使いたいのがバイブレーション系のルアーだ。

DAIWAの樹脂系バイブレーション、ミニエント57S。先日大野ゆうきさんの取材に同行したアズマは、その威力を目の当たりにしたのである。「ジャーク…というよりは強めにリフト&フォールすると、上下移動を織り交ぜながら左右に跳ねるようにダートしてくれます。めっちゃ釣れそうな動き! ロッドとの相性もバツグンです」。

アズマ「シーバスロッドって基本的に8ft以上あるイメージでしたが、2人の6ft6inモデルでもぜんぜんありですね」

タナカ「こういう小場所だとむしろ取り回しの良さが光ります。特に壁撃ちではロングロッドだと水面を叩いちゃうことが多いので、短いほうがやりやすいです」

シーバスのエサとなるイワシっぽい魚影も少しずつ差してきて、なんとなく釣れそうな雰囲気はある…のだが!

周囲にはボイルもなければ、ルアーへのチェイスもない。静かで穏やかな夜…。

アズマ「いい雰囲気なのに箸にも棒にも掛からないと、逆にぜんぜん釣れない気がしてきますね」

そうしているうちに無情にも時は過ぎ…。

ズーン。潮の流れも緩くなり、次のゴールデンタイムを狙うとなると終電を逃すことになる。残念ながらストップ・フィッシングである。

しかし、タナカの一言で夜の港湾部に光明が差した。

タナカ「今度の会社帰りにサクっと釣ってしまえばいいんじゃないでしょうか」

アズマ「…それはアリだ! この日は大潮だし、夕方の満潮は5時くらいだから早めに上がれば間に合う!」