ある特定のベイトフィッシュを偏食している状況下では、バーサタイルなルアーといえども食わせるのは至難の業だ。その典型的な例のひとつがカタクチイワシ。フィッシュイーターに襲われて瀕死の状態で漂う姿はある種独特で、ジギングでこのパターンにハメこむのは意外と難しい。そんなときに活躍するのが “動きすぎないジグ”の『スティンガーバタフライセンターサーディン(シマノ)』。その使い方と、新色の有効性を解説しよう。
スティンガーバタフライ センターサーディン(シマノ)
【スペック】
- 全長:108mm、115mm、123mm、130mm、140mm
- 自重:90g、110g、135g、160g、200g
- カラー:6色追加
- 価格:1,265円、1,375円、1,639円、1,771円、1,914円(すべて税込)
センター重心ならではの「漂いアクション」で悶えるカタクチイワシを演出!
このジグは名前の通り重心位置がセンターに置かれているので、重心位置を前方に置いたダート重視型のように派手なアクションには向かないし、後方重心のフォール重視型というわけでもない。
どちらかと言えば潮流に馴染ませて漂わせるように使うのが効果的で、水抵抗をしっかり受けての水平フォールで、食わせの間を演出するのに適している。
そしてこれが傷付いたカタクチイワシが悶えながら落ちていく姿そのもので、青物やマダイといったフィッシュイーターの捕食本能を刺激する。
ベイトフィッシュの鱗のリアルな輝きを演出するスケールブースト採用!
そしてこの秋、新色が6アイテム追加され、5アイテムに関してはシマノ独自のホログラムであるスケールブーストを採用している。
このスケールブーストはベイトフィッシュの鱗のリアルなパターンを追求したもので、アクション時やフォール時には本物のベイトフィッシュの鱗から放たれるような複雑なフラッシングを実現。
『狂鱗』『強鱗』『透鱗』の3パターンがあり、今回のカラー追加ではベースとなる狂鱗、鱗の大きさを強調した強鱗の2パターンを採用。カタクチイワシが輝きながら漂う姿を演出するには最適なカラーと言える。
スティンガーバタフライ センターサーディン カラーパターン
ディープで目立つグロー発光と合わせて偏食パターンに挑め!!
他にも強鱗+グローのキョウリンムラサキ、全身グローのフルグローなど、自発的発光カラーも加えて、6アイテムとも『光』で誘うことを前面に押し出したラインナップとなっている。
ベイトフィッシュが豊富な晩秋こそ、偏食パターンは起きやすいもの。センターサーディンを投入してカタクチイワシを演出し、ターゲットの口を使わせよう!!