港湾シーバスロッドの代名詞!DAIWA『モアザンブランジーノ アーバンサイドカスタム オービット3』がさらなる進化を遂げた! 大野ゆうきが徹底解説!!



ふける秋。釣りやすい秋。シーバスの本格シーズン開幕と共に、シーバスアングラー待望の「morethan(モアザン)」の新作が登場する!ルアーマガジンソルトでは同アイテムを監修した大野ゆうきさんに東京湾奥で実釣インプレッションを行なってもらった。今回は大野ゆうきさんの代名詞ともいえる一世を風靡したアーバンサイドロッドをご紹介しよう。

解説していただくのはご存知「湾奥のプリンス」大野さん!

【Profile】

大野ゆうき(おおの・ゆうき) 

中学生時代から東京湾奥のシーバスフィッシングにのめり込み、20年以上釣り場を見続けてきたエキスパート。長年に渡る経験と実績を生かし、湾奥シーバス対応のタックル開発にも積極的に取り組んでいる。

ファンも待ち望んでいたことだろう。いよいよダイワにおけるシーバスロッドのフラッグシップモデル「モアザン ブランジーノEX AGSシリーズ」が発売となった。

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注目度も非常に高いアイテムということもあり、ルアーマガジンソルトはこのロッドをプロデュースした大野ゆうきさんに実釣取材をお願いした。大野さんの監修したモデルは1機種。それぞれの機種に適したフィールドが存在するということもあり、今回は「87ML」を東京湾の運河エリア、「94ML」を荒川(大型河川)にて使い分けていただくことに。


大野「今日は潮位変動が小さめの大潮。午前中は下げから潮止まりくらいまでを運河エリアで、午後から荒川に移動して潮止まりくらいまでを目処にウェーディングの釣りをしましょう」

大野さんの話によれば、ベイトの姿もよく見られるようになったという。10月前半の取材の時点ではサッパとボラがメインだった。

大野「これにコノシロとイワシが入ってきてくれれば状況はもっとよくなりますね。…でも、状況は悪くなさそう。ほら、釣れましたよ」

と取材開始早々にデイシーバスをなんなくキャッチしてしまった大野さん。デイ×バイブレーションというテッパンの組み合わせで、その後も連発。

大野「デイは厳しいかなと思って、正直後半戦に照準を合わせていましたが、潮が止まっているタイミングでも魚が反応していますね。もう、秋の爆釣シーズンに突入したと言ってもいいでしょう!」

と当日の状況もこれくらいにして、87MLについてのお話を…。

モアザンブランジーノEX AGS 87ML アーバンサイドカスタム 03(オービット3)

【スペック】

  • 全長:2.62m
  • 継数:2
  • 仕舞寸法:135㎝
  • 標準自重:111g
  • 先径/元径:1.7㎜/10.8㎜
  • ルアー:7~35g
  • ライン:8~16lb(ナイロン)、0.6~1.5号(PE)
  • カーボン含有量:100%
  • 価格:83,050円(税込)

大野「ロッド開発のテクノロジーは日進月歩で進化しているので、常にアップデートされていきます。アーバンサイドカスタム87MLは“最高”と呼べる機能を随所に盛り込んでいますが、振った時に最もわかりやすいのが“キャスタビリティー”でしょう。とにかく投げやすい。軽量ルアーをフルキャストする際や、都市港湾エリアでのテクニカルなピン打ちなどで、特に顕著だと思います」

港湾や運河エリアに最適な操作性に優れる1本

一般的なシーバスロッドの基準より短めに設定されたグリップにより「ひとまわり短い竿を振っているイメージ」と大野さん。

大野「従来モデルはMLとMの中間パワーに設定していましたが、今回はMLとしてリニューアルしています。製造技術の進化とともにブランク性能も大きく向上したのがその理由です。キャスト、ロッドワーク、粘り強いファイトなど、総合的なバランスも含め87MLはシリーズを象徴する1本に仕上がっています」

様々なキャストに対応する、軽量かつ取り回し抜群のショートロッド

大野「“しなやか”な曲がりが特徴で、キャストに合わせてテーパーが可変します。曲がるロッドの特徴のひとつにリリースポイントの幅広さがありますが、これもキャスタビリティーのひとつですね。柵越しからでも、オーバーヘッドキャスト、フォアのアンダーキャスト、バックのアンダーキャストなどあらゆるキャストが自由自在です。まさに手の一部になったような印象ですね」



NEWアーバンサイドカスタム87MLを駆使し、居付きシーバスを瞬く間に複数キャッチ!

大野「反応したのはほぼすべて“居着きタイプ”のシーバスでした。ほら、お腹のあたりが黒いでしょう。外洋から入ってきたり、動いているシーバスはお腹が白い」

岩などの障害物を意識しつつ、バイブレーションのボトムトレースでコンスタントに数を稼いだ。

当日の必釣パターン

根がかりを避ける意味でも、着底したらすぐさまリトリーブを開始。シャロー帯だったこともあり、ただ巻きを中心に時折リフト&フォールなども織り交ぜて探る。

大野「捨て石などシーバスの着き場になる障害物がある場所がベストです。水嵩があるときは上を意識、ないときは障害物の際をトレースするのも効果的」

アーバンサイドカスタムをさらに知りたければ下記動画もチェック!