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『スーパーZ Z3(メガバス)』は小さいディープクランクにあらず! 最強バス釣りトーナメンター・小森嗣彦かく語りき

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  • 公開日:2021/11/24


メガバス最初のプラグであるZクランクの正当後継にして究極系と開発者である伊東由樹さん自らが太鼓判を押す『スーパーZ』。潜行深度別にラインナップするシステムクランクとして、すでにシャローのZ1、ミッドダイバーのZ2がリリースされているが、ついにディープレンジ対応モデルである『Z3』が登場する。今回はこの『スーパーZ Z3』をトップトーナメンターにしてメガバスプロスタッフである小森嗣彦さんに解説していただいた。

【Profile】

小森嗣彦(こもり・つぐひこ)

バス釣り日本一を決める国内最高峰トーナメント・JBトップ50に参戦し、数々の栄光を勝ち取ってきたトップトーナメンター。高いフィジカル、強い精神力、柔軟な思考、豊富な知識とあらゆる要素を兼ね備えている。プロスタッフとして、メガバスプラグを高次元で使いこなす。

『スーパーZ』とは

1987年にリリースされたメガバスの記念すべき初量産プラグ『Zクランク』から30年以上の時を経て、歴代のメガバスプラグによって得た知見を元に生み出された最新かつ最高のZクランク。

『スーパーZ』。

LBO2を搭載することで圧倒的なロングキャスタビリティを発揮し、徹底的な低重心化によって重心位置の分散を避けた設計により、驚くべき泳ぎだしの良さを誇るクランクベイトだ。

2020年に最大潜行深度が2.3mの『Z1』と2.9mの『Z2』がリリースされていたが、2021年秋、ついに最大潜行深度4.3mを誇る『Z3』が登場する。

「小さくなったディープクランク」ではない!

先にリリースされていたスーパーZが2.3mと2.9m潜る設計だったのに対し、新たに登場する『Z3』の最大潜行深度は4mオーバー。

この数字だけ見れば、このルアーは「ディープクランク」だと思われるかもしれない。

Z3(上)とディープX200 LBO(下)

小森「メガバスのディープクランクといえば、真っ先にディープXシリーズが思い浮かびますよね。『Z3』の潜行深度はディープXでいうと200よりも潜る設計ということになります。しかもLBO2を搭載することでよく飛ぶので、深いレンジをキッチリと引いてくることが得意です」

しかしその性能は、一般的なディープクランクに求められるものとは少し違うのだという。

小森「水深が深い場所というのは光が届きにくいですよね。そうなると、そこにいるバスは目よりも側線にたよって捕食行動などを行うと考えています。となると、ディープクランクに求められるのは、側線を刺激するような強い波動。ですがZ3はコンパクトな上にタイトアクションで、アピール力が高いとタイプと言うよりはむしろ喰わせ能力が高いクランクベイトなんです」

ディープクランクのように潜れるのにも関わらず、そのレンジで必要とされる高いアピール力を兼ね備えているわけではない。

Z3は凡作なのか?

いやそうではない。

小森「シチュエーションを理解すれば、Z3はこれまでにない唯一無二のルアーになるんですよ」

クリアウォーター、野池、シャローレンジ…『Z3』の魔力が活きる場所

高い潜行能力に優れた喰わせ性能。

『Z3』の持つ特性が活きるシチュエーションが確かにあるのだという。

小森「例えばクリアウォーターのリザーバー。透明度の高いフィールドの水深4mであれば、バスもまだまだ視界を頼っているといえますので、水押しの弱さは欠点にはなりません。むしろその弱さを持ってクランクベイトならではのスピード感で4mラインを横方向に通せるルアーは過去になかった。しかもクランクベイトなのでカバーにも絡められますからね。立ち木の水深4mラインや水深4mのボトムにあるスタンプなどに当てつつ、スピーディーに探ることができるんです」

確かに喰わせの代名詞であるソフトベイトを使ったところで、水深4mを速いスピードで探るのは難しいだろう。

小森「それから野池のオカッパリですね。野池は他のフィールドと違って規模が小さいことが多く、必然的にベイトのサイズも小さくなりますが、Z3はそのサイズ感にマッチしています。また、野池に関わらずあらゆるフィールドで言えることですが、敢えて浅いレンジで使うことも鍵になりますよ」

潜行レンジの深いクランクベイトを水深の浅い場所で使用し、ボトムをしっかりと取る『オーバーレンジクランク』と呼ばれるテクニックだ。

小森「浅いレンジであれば例えマッディウォーターであっても光量はそれなりに多いので、視覚で訴えることも有効になってきますからコンパクトであることはマイナスになりにくい。それと自分の経験上、普通のディープクランクをシャローで使ってもあまり釣果に繋がりにくいんですよね。これは思うに、ディープレンジで必要なアピール力の高さがシャローだと強すぎてしまうから。だからこそ、『Z3』のアピール力の大人しさは、オーバーレンジクランクとして使うのに非常にマッチしているんです」

下を向かせる『スーパーZ』と上を向かせる『ナックルLD』

ナックルLD(奥)とZ3

小森さんといえば、メガバスのクランクベイト『ナックルLD』シリーズをプロデュースしている。

これはは基盤リップを搭載したシャロークランクであり、ハイピッチアクションで中層を通すことが得意なルアーだが、Z3を始めとした『スーパーZ』とはどのように使い分けるのか。

小森「ナックルLDはボトムに当てるとかを考えず、中層を巻ききるクランクベイトです。対するスーパーZは逆にボトムに当てることが基本となるクランクベイト。バスがどちらに向いているかがポイントになってきます。例えばベイトの存在もそうですし、バスのポジションもそうです。プリスポーン期にブレイクラインの上に上がろうとしているバスに下から喰わせるならナックルLDが、石積みをゴリゴリ引いてボトム付近で食わせるならスーパーZが適しているといえますね」



ボトムトレースを大切に! タックルはライトでもOK!

ここまでの説明でも分かる通り、Z3を使う上で大切なのはボトムコンタクト。

そのためのタックルとして、2つのパターンが考えられるという。

小森「ボトムをゴリゴリ巻ききりたいのであればF3~F4(M~ML)くらいの強さがほしいです。ボトムに届いたらロッドワークでサビくようなソフトタッチで使うのであればF2(ライト)クラスのロッドでも大丈夫ですね」

潜行深度が4m以上のZ3だが、使用タックルはかなり弱めな印象だ。

小森「普通のディープクランクであれば、巻くときの抵抗の強さはもちろん、遠くて深い場所でフッキングすることも考慮してロッドにはF5(MH)くらいのパワーは欲しくなります。ですがZ3は驚くほど引き抵抗が軽いためF4(M)クラスでも十分。使い方次第ではF2(L)でも対応します。また、引き抵抗が軽いのでリールもハイギアを選べます。ラインはしっかりと潜らせることを考えると8lbくらいがおすすめですね」

小森さんのZ3用タックル

  • ロッド:デストロイヤー F2.1/2-611X カスミシックスイレブン(メガバス)
  • リール:レボLV7(アブガルシア)
  • ライン:ザルツ ザ・ブラック8lb(ラインシステム)

確かなる個性! 使いこなすものだけがその恩恵を得られる!?

小森「Z3は非常に個性的なクランクベイトです。シャッドに寄せたクランクベイトはこれまでにもありましたが、それとも明らかに違います。しっかり潜るクランクベイトなのに喰わせ能力が高い。例えばライザークランキングには最適かもしれません。浮かせてくる際にこのコンパクトさが口を使わせやすいはずですからね」

また、トップトーナメンターならではの視点から見ても有効なルアーであると言えそうだ。

小森「試合中にもちょっと投げてみようかな? と思える性能とも言えますね。例えば立ち木の脇をミドストで通してもチェイスだけだったときに、異なるアプローチとして投げて反応を伺うことができる。これは普通のディープクランクじゃできませんよ(笑)。アイバイアイシャッドTXよりも強いけどディープX200よりは弱い。システマチックに使い分けるのならこのように表現することもできますね」

しっかり潜るのにディープクランクとは違う、今までになかったジャンルの『Z3』。

しかしそこには間違いなく、恐るべき力『X-Force』が秘められている。

小森「琵琶湖のウィードエリアで投げるならディープX300を投げるし、霞ヶ浦の浚渫ならディープX200を投げます。でも、『Z3』だけが活きるシチュエーションもたくさんある。メガバスのルアーって、伊東社長からの謎掛け的な部分があるんですよ(笑)」

使いこなすものだけが得られる釣果がそこにあるのだ。

スーパーZ Z3(メガバス)

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