「釣り人とモノを繋ぐインターフェイス」をモットーに、遊び心豊富な釣具を展開する「MAGBITE(マグバイト)」。ラインナップされるアイテムはルアーのみならず、ツールやアパレルなど多岐にわたり、釣り上級者から初心者まで幅広いユーザーの心をくすぐっている。今回はアジングシーズン終盤に向けて、30cmを超える「尺アジ」や40cmを超える「ギガアジ」をキャッチするため開発された「ストロングかつ繊細さ」を兼ね備えたマグバイト珠玉の最新キラーアイテムをご紹介致します。
解説して頂くのは、ハイシーズンは大忙しなアジングプリンス!
【Profile】
村上慶起(むらかみ・よしき)
マグバイトの広報兼営業担当。アジングやメバリングをはじめ、ロックフィッシュやバスなどあらゆるルアーゲームに精通するヤングエキスパート。端正な顔立ちから現在女性ファンも急増中! ライトソルトゲーム界を担う時期エース候補一等生だ。
バチコンからジグ単まで! パワフルさと繊細さを備えたアジング用ジグヘッド『アッパーカットジグヘッド剛(マグバイト)』
【スペック】
- ウェイト(g):0.3g 、0.8g 、1.3g 、2.0g 、2.5g
- フックサイズ:#4(スーパーヘビーワイヤー)
- 入数:4
- 価格:462円(税込)
尺アジオーバーを逃さない!パワフルかつ刺さりにも拘ったストロングジグヘッド!
――アジング用ジグヘッドなのに「剛」という名前がついているのもなかなか珍しいのですが…改めて特徴を教えてください!
村上「ですよね(笑)。アッパーカットジグヘッド剛は、その名の通り『スーパーパワフルなフック』を搭載しています。フックの軸径は0.8φを超えていて、アジング用ジグヘッドでは珍しい超太軸の設定です。というのも、最近バチコンなどの人気が年々高まっていて、その際に釣れるアジがショアで釣れるものより比較にならないほどデカイ個体が多くて、そんなときに既存の市場にあるアジング用ジグヘッドだと、針を伸ばされたり、時には折られたり…なんてケースもあります。
またショアにおいては、これからの時期は大阪湾をはじめ、他のエリアにおいてもフロートリグやキャロで大型を狙うようなシーンが増えていきます。そんなときに『安心してやり取りができるジグヘッドが欲しい!』と思い剛を開発するに至りました。
――アジング用ジグヘッドは細軸が主流で、しかもバイトも繊細なので初期貫通力が重要となると思うのですが、太軸での刺さりやすさは正直……劣る?
村上「心配御無用です! 確かに太軸と聞くと『刺さりが悪いのでは?』と思われがちですが、そこはこれまでにあったアッパーカットジグヘッド(※現在は廃盤)と同じく、針先だけを外向きに向けることで、初期掛かりも良く、太軸を感じさせないようなフッキング性能の高さを実現しています。
初期掛かりさえしてしまえば、負荷が掛かっていくうちにしっかりとフッキングしていくので太軸のデメリットもアッパーコンセプトで解消できます。フックもフッ素コーティングしていますので+αで刺さりやすく且つ掛かりやすくなるようサポートしています」
――なるほど! 太軸の強みを活かしながらも繊細さも兼ね備えている……抜かりがありませんね!
大型アジを「確実に穫る」ために絶対的に必要な「ロングシャンク」
――現在あるマグバイトのアジング用ジグヘッドシリーズの中で唯一「ロングシャンク」になっているのですが、その意図は如何に?
村上「よくぞ聞いてくれました(笑)! これには2つの理由があって、まずひとつに大型のアジを狙う際に、通常のジグ単よりも大きい3in、下手したら4inクラスのワームも使用します。その際に通常のショートシャンクのアジング用ジグヘッドではなかなかセットしづらい。セットしたとしてもアンバランスで、フッキングも悪くなります。なので大型のワームをセッティングしやすく、且つ掛かりやすいロングシャンク設計になっているんです。
もうひとつは先述した掛かりやすさと共通するのですが、皆さんもご存知の通り、アジは口周りが弱い魚になります。例え大型になったとしても口の弱さは変わらず、バチコンで深い場所、またはショアで遠方で大型を掛けたりした際に口元だとバラしてしまうリスクが大きくなります。
なので大型のアジをなるべく高確率でキャッチするべく、口の奥に刺さるようにするためにロングシャンクに設定しています。本気で取りたい1本って『なんとしてでも取りたい』と思うのが心情。だからこそバレる可能性が低い、喉の奥にある身の厚いところにフッキングさせるようにするため、ロングシャンク設計になっています」
――通常にジグ単をするようなシーンでは手返しも重視して、ショートシャンクの刺さりのよいフックを使いますが、それとは真逆の考えになるということですね。
村上「そうですね、大型のアジは食べているベイトサイズも大きく、その場合吸い込みバイトになるのでロングシャンクのほうが刺さりやすくなりますから! あとはバラさないような場所に掛けるのみです!」
大型アジのみに焦点を絞った渾身のラインナップ!
――このジグヘッドはラインナップをみると、やっぱり大型アジ、且つリグをある程度絞った設定になってますよね。
村上「その通りです! 一見ちょっと飛びすぎたラインナップかと思うのですが、この手につかうシーンとして先述にもあるようにオフショアでのバチコン、ショアならばフロートやキャロ、もしくは重ためのジグ単です。
キャロであれば、0.3gが主体、フロートであれば最近各社からリリースしているフロートが、0.6を残浮力に設定しているものが多く、残浮力よりも少し沈めたいので0.8gを使用します。この2つはそういった意味合いでのラインナップになります。
あとはジグ単で大型サイズをねらう際にスタンダードとして使える1.3g、そして重ためのところで2.0、2.5gと寄り切った設定をしています」
――各サイズの使い所が明確になっているんですね!
村上「弊社も含め、現在アジング用ジグヘッドはだいぶバリエーションが豊富になっているので、ユーザーの方々にも迷わずお手に取れるかと思います!」
村上流!オカッパリ「剛」セッティング!
――これから本格的な冬を迎えるにつれて、ギガアジシーズンになるのですが、村上さんがホームとする大阪湾はどのようなセッティングで使用されますか?
村上「大阪湾は大型を狙うとなるとほぼほぼフロートなんですよ。やっぱりジグ単で届く距離にはなかなか大型サイズはいないので、フロートで沖の潮目を狙います。その際のセッティングが下記になります」
アッパーカットジグヘッド剛 大阪湾フロートリグ タックルセッティング
- ロッド:8ft前後のキャロ&フロート専用ライトゲームロッド
- リール:2500番台スピニングリール
- メインライン:PE0.6号
- ショックリーダー:フロロカーボン10lb
村上「また僕は日本海側に行くことも多くて、日本海側では朝夕のマヅメにギガアジクラスが堤防から狙える範囲で回遊するので、その場合は重めのジグ単で狙います。日本海のマヅメのピークって本当に凄くて、3車線の高速道路にたくさんの車がもの凄いスピードで走っているような感じでアジが回遊するんです(笑)。なので重ためのジグヘッドでキャスト数を増やして、出来るだけ早く群れにコンタクトさせて喰わせることが重要になってきます。
タックルは通常のジグ単タックルに近しいのですが、ラインのみ変更します。普通のジグ単より一個強めのセッティングですね」
アッパーカットジグヘッド剛 日本海ギガアジ ジグ単用タックルセッティング
- ロッド:ユナイツ60UL(マグバイト)
- リール:2000番台スピニングリール
- メインライン:PE0.3号
- ショックリーダー:フロロカーボン6lb
現在全国各地のアジングゲームも最盛期を迎え、年末にかけては通常のクラスではなくギガサイズが釣れるチャンスでもある。しかし回遊性の高い魚が故、チャンスとはいえど、狙えるタイミングはそう長くはない。
チャンスはあれどシビア、だからこそ確実にチャンスをものにできるリグやジグヘッドは慎重に選んでいきたい。『アッパーカットジグヘッド剛』であればそんな状況において、チャンスを掴む「唯一のジグヘッド」になることは間違いないだろう。
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