東京湾や中海・宍道湖を中心に盛り上がりを見せている「コノシロパターン」。大型のコノシロに着くランカーシーバスを狙って獲れる季節。各社からニューアイテムが続々とリリースされている中、レジットデザインからリリースされたロッドがおもしろいと聞いたので、コノシロパターンに目がない営業イマムラが自腹でロッドを購入して、実際にフィールドで使ってきたのでおすすめタックル例とともにインプレしていくぞ!
オフショアソルトに目がない営業イマムラ
【Profile】
ルアマガソルト営業・イマムラ
その風貌から狂犬の異名を持つルアマガソルトの釣り好き営業マン。ヒューマンフィッシングカレッジ卒で釣りに関する知識は確かなものがある。最近ではオフショアソルトゲームに目がなく、ヒラマサキャスティング等のビッグゲームから、バチコンやティップランまで繊細な釣りにも興味を示す。特にコノシロパターンの釣りは8月末から10回以上東京湾に通っている。
今回インプレするロッドはこの2本!
リールは、511にスコーピオンMD(シマノ)、64にはカルカッタコンクエスト300とタトゥーラ300XHを使い分けた。ラインについては後ほど……。
スクアドSKC511XH-SEABASS~Technical Big Bait Special~
【スペック】
- 全長:5ft11in
- MAXルアー:145g(5oz)
- 対応ライン:フロロ 30lb/PE MAX4号
- 価格:¥34,650(税込)
スクアドSKC64XXH-SEABASS~Big Bait Special~
【スペック】
- 全長:6ft4in
- MAXルアー:185g(6.5oz)
- 対応ライン:フロロ 30lb/PE MAX4号
- 価格:¥35,750(税込)
まずはイマムラのタックルセッティング。
リールに関しては上に記した通り。
選び方としては、
- 太い糸が充分巻けること。
- ビッグペンシルを使うなら絶対的にハイギアがおすすめ。
- バラムやダウズスイマーといった水面直下ルアーは、巻き感度の良い丸型リールがおすすめ。
【1】については太い糸は何号?となりますよね。
個人的には5号以上を強くおすすめします。なぜかと言うと、ビッグベイトの釣りは糸が細いと”高切れ”が頻発します。実際に同船した方が3号、4号を使用していて1日に高切れを5回した方も……。
周りの方の迷惑にもなりますし、ノットを組んでいる間に時合を逃してしまう……なんてことも。
しかし、このロッドはマイクロガイドセッティングなので5号が良いと思います。ノットをしっかり組めばガイドトラブルも一切ありません!
【2】に関しては、やればわかりますw
大きいルアーが首を振るとスラック(ラインの緩み)も大きく出ます。ハイギアでないとスラックを取り切れなくなり、うまくアクションしません。
【3】に関しては好みもあると思いますが、前アタリ等を確実に拾うために、より巻き感度の良いリールを使うことをおすすめします。
いよいよ実釣していきます。
まずは、スクアドSKC511XH-SEABASS~Technical Big Bait Special~
このロッドははっきり言って、「柔らかい」と感じる人が多いと思います。正直僕も最初は不安でした。
イメージ的には「バス釣りのトップウォーターロッド」とういう感じ。
でも、メガドッグやヒュージペンシルといったビッグペンシルも力いっぱい振り切ることが可能です!
見てわかる通り「グニャリ」と曲がっています。
「え? 大丈夫?」と不安になりましたが、使っていくうちに、「なるほど!」となりました。
このロッドはムチのようにしならせて、その反発でフワーッと投げると、気持ちよく飛んでいきます。
なので力が要らないので全く疲れません。
キモは下の写真のようにゼロたらしで投げること!
そうすることで限界までロッドを曲げることができます。
それと一番驚いたのが、「船べりでの安心感」。
コレに尽きます。
バットまでしっかりと曲がってくれるので、ロッドがドラグの役割をしてくれ、安心感がハンパないです。
どんな大物が掛かっても、船ベリでリールのクラッチを切ることはありませんでした。
慣れれば最強の武器になることでしょう!
次は、スクアドSKC64XXH-SEABASS~Big Bait Special~
こちらのロッドは、多少やってる方なら「ザ・ビッグベイトロッド」と感じると思います。
より、万人受けするロッドとなっています。
個人的には511と対照的なロッドと感じました。
しかしそこは流石ロッドブランド。多くのこだわりを感じました。
- 64という絶妙な長さ。
- 高反発ブランクとその恩恵。
- と言っても船ベリでの安心感は維持。
【1】は、下の写真のように胴の間で、ロッドを下向きにアクションしても水面を叩かない絶妙な長さ。
※イマムラは身長が180cmあるのでまだまだ余裕はあります。
【2】については、上の写真のように下方にロッドを下ろすだけで、ロッドの反発力でロッドが水平方向に戻ります。
そこで出たスラックを巻き取る。この動作を繰り返すだけで、力を入れることなくアクションをさせることができます。
まさに高反発ブランクの恩恵と言えます。
さらにもうひとつ。
ロッドの収束(曲がったロッドが元に戻ること)が早いので、力を入れた分だけ飛距離に影響します。
あまり曲がっていないように見えますが、ここまで曲げればルアーはカッ飛んでいきます!
メガドッグを50m以上飛ばすことも容易にできます!
【3】については、下の写真を見れば一目瞭然。
511に比べ、バットは起きてはいますが、ベリーまでしっかり曲がっています。
「船ベリの安心感」。
これが今回の1番の驚きでした!
バラシが減るので当然キャッチ率は上がる
80cm近いワラサも難なくキャッチできました。
船ベリで青物の突っ込みにもクラッチを切ることなく、ロッドの曲がりだけで対処できたのは驚きました。
レジットデザイン・営業/マーケティングの久保さんと同船した時はボコボコ!
二人ともバラシは皆無でした。
バラシの多い釣りなので、この安心感は絶大なモノと言えるでしょう。
しかし今年の湾奥はサイズが伸びない(言い訳)!
12月に入り、コノシロパターンも終盤戦に突入しましたが、コレから良いサイズが釣れ出します。
皆さんも「安心感」を持って釣りに出かけてみませんか?