遠投を極める『STEEZ A TW HLC』に、満を持してギア比“8.1”のエクストラハイスピードモデルが追加。6.3、7.1、そして新たな8.1。3つのギア比が揃った遠投ベイトリールのハイエンド機に今再び注目してみたい。
スティーズ A TW HLC 8.1R/L(DAIWA)
【スペック】
- 自重:190g
- ギア比:8.1
- 巻き取り長:91cm
- 糸巻き量:16lb×100m、20lb×80m
- スプール径:φ36mm
- 最大ドラグ力:5.5kg
- ベアリング:ボール8、ローラー1
- 価格:55,330円(税込)
魚との距離を近付けるハイパーロングキャスト
2021年春に登場した『STEEZ A TW HLC』は一年足らずで早くも世の遠投派アングラーたちの心を捉えた。広大なフィールドを攻略する上で最強の武器となるのは、ハイパーロングキャスト性能。遥か彼方にいるターゲットをもう恐れることはない。
遠投性能の原動力となるのは「MAG-Z BOOST」。元来、中〜重量級ルアーの遠投に秀でるMAGFORCE-Zの遠投能力を極限まで引き出した飛距離重視の専用セッティング。φ36mmのG1ジュラルミン製スプールは、存分な糸巻き量を備えながらも回転の立ち上がりに優れ、キャスト後半でもうひと伸びを体感することが可能だ。
ボディのベースはコンパクトなSTEEZ A TW。フルアルミのハイパーアームドハウジングによる優れたボディ剛性を発揮すると共に、強度と回転フィーリングを向上したハイパードライブデジギアを搭載。手の中にしっかり握り込めるボディに安定感のある確かな巻きを感じることができる。
遠投性能と剛性を持ち合わせたタフな堅牢モデルがSTEEZ A TW HLC。来たる2022年に向け、次なる着地点として求めたのは、さらなるギア比モデルの拡充だった。
遠投した先から確実にターゲットを獲るために
『STEEZ A TW HLC 8.1R/L』のギア比は8.1、ハンドル1回転で実に91cmを回収するエクストラハイスピード機だ。遥か彼方へルアーを飛ばした先から素早いスピードで回収する手返しの速さは、もはや言うまでもない。
バイトを感じた直後に素早い回収での巻きアワセ、瞬時にラインテンションをかけて鋭いフッキングへの移行も無論可能。さらにファイト時には、手前に走る魚に対しても常にラインを緩めることなく、常にアングラーの優位性を保つこともできる。
そのアドバンテージは遠投した先だけに留まらない。短〜中距離キャストでは、存分なラインキャパシティを活かして太糸を活用した撃ちの釣りも自在。優れた回転性能は巻きの釣りでも本領を発揮できる。パワーとスピードが生きる釣りには万全の武装を整えた。
6.1、7.1、そして8.1。
STEEZ A TW HLCは3つのギア比を使いこなすことで、中重量級ルアーでのゲームの幅がまたさらに広げていく。
赤松健さんによる「超速」実釣インプレッションも要チェック!
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