2020年6月に登場したベイトフィネスのスタンダード機『アルファスAIR TW』に、新たなるギア比“7.1”が追加リリース。既存の“8.6”との使い分けで、さらなるベイトフィネス戦略の幅が広がっていく。
アルファスAIR TW 7.1R/L(DAIWA)
【スペック】
- 自重:160g
- ギア比:7.1
- スプール径:φ28mm
- 巻き取り長(ハンドル1回転):62cm
- 糸巻き量:6lb×MAX45m、8lb×MAX45m
- 最大ドラグ力:3.5kg
- ベアリング:ボール6、ローラー1
- 価格:47,080円(税込)
ハイエンドに迫る最新鋭機構を満載
NEWモデルの品番は『アルファスAIR TW7.1R/L』。その名の通り、ギア比は7.1で、左右モデルが同時発売となる。
アルファスAIR TWの心臓部とも言えるスプールには、超小口径φ28mmのG1ジュラルミンAIRスプールを搭載。自重1gを切る超軽量ルアーまでにも対応するフィネス専用設計スプールは、優れた高回転と共に軽快なキャスタビリティを実現する。
注目したいのは、TWSやエアブレーキシステムとのシナジー効果。スプールから放出されたラインは、Tシェイプレベルワインドの大開口部に強く干渉することなくスムーズに放出。専用設計のエアブレーキシステムは、ブレーキ設定を変えることなく、ピッチングとキャスティングを高レベルで両立することにも成功している。
ボディはフルメタル、アルミハウジングで構成。撓みのない剛性感の高さは確かな巻きを実現すると共に、バスを始めとする淡水域のみならず、海水域でのベイトフィネスゲームにも対応できる。
ベイトフィネス最上位機種・STEEZ AIR TWに迫る最新鋭機構を搭載しながらも価格を抑えた質実剛健機。それがアルファスAIR TWだ。
低水温期に躍動する“巻きの7.1”
新たに追加されたギア比は“7.1”。超小口径φ28mmAIRスプールと相まって、ハンドル1回転では62cmを回収可能なポテンシャルを発揮する。
62cmと言えば、φ34mmのスタンダードなスプール径モデルなら、ギア比5.5〜6.3相当の巻き取り量をマーク。つまり、アルファスAIR TW7.1R/Lはより巻きに適したクランキングモデルとも言えそうだ。
バスフィッシングなら、小型プラグ全般、一定リトリーブを軸とするワーミングにも対応。特にこれからの低水温期は、シャッドプラグのただ巻き、いわゆるクランキングシャッドでの出番が期待される。アルファスならではの安定感のある巻きが可能だ。
なお、既存の“8.6”はハンドル1回転75cmで、手返しの速さを求める撃ちの展開に最適なモデル。巻きの“7.1”との使い分けで2022年の釣りの幅が広がっていくだろう。
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