目立つ存在ではないけれど、なければ絶対に困る! そんな釣り場の名脇役の数々をラインナップするメイホー。2022年に放つNEWアイテムの一つが『リバーシブルL-86』だ。ただのルアーケースでしょ? と侮るなかれ! そのコンセプトと機能は、小型ルアーを多用する釣りにドンピシャ! システムボックスにぴったり!! メイホーの田中さんに紹介いただいた。
リバーシブルL-86を紹介してくれるのは田中哲さん
【Profile】
田中哲(たなか・さとし)
バケットマウスやバーサスでおなじみの明邦化学工業に勤務。バスからソルトのオフショアまでルアー釣りを幅広く楽しむマルチアングラーで、自社製品を活用したタックル収納術にも磨きをかけ続けている。
人気シリーズに13機種目の追加サイズが登場
リバーシブルシリーズは、簡単にいうと両面使いのルアーケースだ。
田中「10年以上前にリリースされた『リバーシブル85』から数えて13機種目になるのが、今年発売される『リバーシブルL-86』です」
人気のロングセラーシリーズ。その秘密は?
田中「一番の特徴は対面トライアングル構造です。ルアーを入れる1室の断面が逆三角形のようになっていて、それを両面で交互に重ねることで省スペースでより多くのルアーを収納することができます。V字の溝にトリプルフックやエギのシンカーが入って、ルアー本体の収まりも良いです。水抜きダクトを設け、使用後丸洗いできるのもご好評いただいています」
このリバーシブルシリーズにL-86を追加。その狙いとは?
リバーシブル85
開発中のリバーシブルL-86
縦置きで収納力を落とさず小型ルアーの小分け&システムが収納できる
『リバーシブルL-86』をリリースする経緯は?
田中「これはバケットマウスなどシステムボックスを使ったシステム収納が関わってきます。このシステム収納で3020サイズのケースは安定して人気が高い。さらに近年は弊社でいうLサイズも注目されています」
Lサイズというのは?
田中「まさに『リバーシブルL-86』のサイズ感で、そのほかのアイテムでいうと小物ケースの『クワトロケースJ』もそうです。このLサイズはバケットマウスなどのシステムボックスに縦向きで収納できます。幅をとらないので数多くのケースが入るから小分けがきいて、小物が整理しやすいというメリットがあります。このLサイズが人気のリバーシブルシリーズにあれば、小型プラグやメタルジグの収納に便利なんじゃないか? というところから製品化に至りました」
メイホーさんらしい釣り人ファーストの発想。マイシステムボックスのカスタムがさらに充実しそうです。
リバーシブルL-86
- サイズ:外寸175mm×105mm×36mm、内寸170mm×86mm、1室内寸86mm×23mm×深さ31mm
- 価格:1045円(税込)
- 発売:今春予定
小分けケースでシステム収納のバリエーションの幅がさらに広がる!
田中「写真は『リバーシブルL-86』と同じLサイズの『クワトロケースJ』と『SFCルアー・L』を『VS-7090N』に縦に置いた例です。L-86の厚みはSFCルアー・Lに近いです。横置きのケースは『VS-3020NS』です」
取材時はリバーシブルL-86のサンプルが出来上がっていなかったため、サイズ感はこのようなイメージ。つまりVS-3020シリーズの横置きスペースにリバーシブルL-86が縦置きで2つ入るということですね。
田中「ルアーの数でいうと12個が入り、ケースから取り出すときもフックはV字の溝に入っているからフック絡みもなくノンストレスです。ルアーを小分けしておけば、バスからジギングなど釣種やフィールド、釣り方によってケースの入れ替えで速やかに対応できますからね」
システム収納のバリエーションの幅が広がりますね! そもそもライトソルトのプラッギングや渓流トラウトのミノーイングなら『リバーシブルL-86』一つで十分の収納力です!
田中「リバーシブルのちょっと変わった使い方としては、バスでよく使うスモラバとトレーラーをセットしたまま収納する方もいます」
V字の溝にスカートとテールを沿わせてきれいに収まりそうですね!?
田中「そう。しかも収納中にスカートやトレーラーのテールの折れグセがつきにくい。L-86の縦置きでも同じことができます」
何を入れるか? どう使うか? 釣りに行けない日はフィールドに思いを巡らせ、ルアーの仕分けも楽しいひととき。リバーシブルL-86の導入でメイホー流システム収納沼の深みが増すはずです。
サワラ釣りにも
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