昨年度、15年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたDAIWA最高峰バスロッド「STEEZ(スティーズ)」。日本のバスフィッシングシーンを牽引するトッププロが監修した珠玉のラインナップに、今季新たに4本のロッドが加わる。
4機種の登場でさらに戦力が増強!
タフな現代を闘い抜く最新鋭フラッグシップ
昨年2021年、実に15年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたDAIWAバスロッドの最高峰「STEEZ(スティーズ)」。いわばSTEEZ第2世代は今年、ラインナップを拡充してさらに戦力を増強する。21STEEZに今季4機種追加。既存の15機種に加えて、全19機種が出揃うことになる。
赤羽修弥さんによるSTEEZベイトフィネスロッドの初号機・11スカイレイが長尺化と共に事実上のフルモデルチェンジ。
川村光大郎さんの主軸・16SCファイヤーウルフはついにファーストムービングへの対応力を身に付け、真の陸バーサタイル機として再誕。
そして〝Mr.STEEZ〞並木敏成さんは、先代STEEZの名機2モデルの開発に着手。現代フィールド事情に応えたウェアウルフとキングボルトを世に送り出す。
全てが最新、全てが最先端。DAIWAロッドテクノロジーの粋を尽くした最高峰がそこにある。
SKYRAY68(スカイレイ)C68ML-SV
STEEZベイトフィネスの元祖はロング化による優位性の追求へ
2010年に赤羽修弥さんがオールスター3連覇を決めたプロト・ベイトフィネスロッドは翌11年、スカイレイの名の下に登場して早10年。今度は昨年21年にオールスター・キングオブキングスを制したプロトが今季、事実上のフルモデルチェンジ機としてリリースされる。ボトムの障害物を舐め上げるようにライトリグをトレースできる優れた感度と操作性はさらに向上。先代比5inchの長尺化は遠投性能とロングストロークの優位性を発揮。
【Profile】
赤羽修弥(あかばね・しゅうや)
霞ヶ浦をベースとするW.B.Sの最前線で活躍中。前人未踏のオールスター3連覇(08、09、10)、そしてキングオブキングスも制覇。人呼んで「霞ヶ浦の鬼」。
取り回し重視の先代モデルからのロングレングス化は、岸釣り原点回帰が源泉。飛距離を稼ぎプロダクティブゾーンを拡大するのみならず、ラインメンディングやフッキングも◎。
先端に張りを持ち、荷重がかかれば第3ガイド周辺から曲がり始める『への字テーパー』を採用。密なボトムサーチ、仮にスタックしても大きく離れずハングオフ可能なテーパーだ。
【スペック】
- 全長:2.03m
- 継数:2(※ハンドデタッチャブル式)
- 自重:92g
- ルアー重量:3.5~14g(1/8~1/2oz)
- ライン:6~14lb
- テーパー:ファスト
- 本体価格:66,000円
- 発売予定時期:4月
【搭載テクノロジー】
- SVFコンパイルX
- X45フルシールド
- エアセンサー
FIREWOLF(ファイヤーウルフ) SC C69M+ -ST
クランクベイトも可能にする真の “完全バーサタイル”
昨季、陸王最多優勝記録を塗り替えた川村光大郎さんの原動力『STEEZ SCプロト』が、いよいよ発表。その実は16SCファイヤーウルフの後継機種、6年ぶりのフルモデルチェンジとなる。最大の特徴は、従来不可能とされていたクランクベイトの対応力を兼備したこと。感度と操作性に優れたブランクに、太身の中弾性ソリッドティップを搭載。ワーミング時には張りを保ち、クランキング時は柔軟性を発揮。歴史を超える1本がここに。
【Profile】
川村光大郎(かわむら・こうたろう)
昨季、実に5冠目のタイトルを勝ち獲った最強陸王。08、18、19レジェンド陸王、20、21とここ4年連続で載冠。その勢いは止まらない、むしろ加速する。
昨季発表の21SCファイヤーフラッシュに採用されたソリッドティップの可能性に触発された川村さんは、急ピッチで22ファイヤーウルフを構築。真バーサタイルロッドを仕上げた。
ティップ先端は約2mm。図太く硬い中弾性ソリッドは、チューブラーでは気付きにくい水中の変化を捉える一方で、クランクの振動を増幅してルアー本来のアクションを実現。
【スペック】
- 全長:2.06m
- 継数:2(※ハンドデタッチャブル式)
- 自重:112g
- ルアー重量:5~28g(3/16~1oz)
- ライン:8~20lb
- テーパー:レギュラーファスト
- 本体価格:62,500円
- 発売予定時期:5月
【搭載テクノロジー】
- SVFナノプラス
- X45フルシールド
- メガトップ
- エアセンサー
WEREWOLF Power Plus(ウェアウルフパワープラス)C66M-SV
バットパワー強化が導いたライトリグ守備範囲の大幅拡大
並木敏成さんのフィネスワーミングロッド・08ウェアウルフが次世代機として爆誕。低負荷ではティップアクション、高負荷ではパラボリックに曲がるマルチテーパーにして、超感度を体感できる基幹構造はそのままに、バットパワーを強化。先代機は3.5g前後の各種リグに対応するモデルとして知られるが、抵抗の大きい5 ~ 7gのリグまで操作性を向上。昨季発表されたマシンガンキャスト3部作、1と2の隙間を埋める1本だ。
【Profile】
並木敏成(なみき・としなり)
国内を制した後、本場米国へと戦いの舞台を移し数々の栄冠を勝ち獲ってきた侍アングラーの元祖。STEEZの前身・バトラー時代からDAIWAバスロッドを監修。
EVAラウンドに仕上げたバットエンドは、瞬時のフッキングでも腹当たりの干渉を和らげる。もうひとつのフィネスワーミング機・21ブラックジャックと共に抑えの切り札となる。
ブラック×レッドのワーミング機だが、対応リグの幅を広げただけではない。トリッキーな操作性や瞬時の食い込みを求めるメタル系やジャークベイト、スピナベにも好相性だ。
【スペック】
- 全長:1.98m
- 継数:2(※ハンドデタッチャブル式)
- 自重:99g
- ルアー重量:5~21g(3/16~3/4oz)
- ライン:8~16lb
- テーパー:ファスト→スロー
- 本体価格:67,000円
- 発売予定時期:4月
【搭載テクノロジー】
- SVFコンパイルX
- X45フルシールド
- 3DX
- エアセンサー
KINGBOLT(キングボルト)S68ML-SV・ST
「硬いソリッド」を身に付けレジェンドネームが劇的進化
STEEZの前身(=バトラー)から実に4代目を数えるレジェンドネーム『キングボルト』が第2世代に降臨。歴代のフルチューブラー構造にメスを入れ、同モデル史上では初となるソリッドティップを採用することでタフな現代フィールドに応戦する。張りを持たせた“硬いソリッド”はラインスラックを作りやすく、常に釣れる状態をキープ。ボトムでは小さな変化も確実に感じ取り、超感度ブランクが振動を増幅して手元へと伝達する構造だ。
超軽量かつ高感度のSVF COMPILE-Xによるベリー~バットに、MLパワーの硬いソリッドを組み込んだ特殊構造。カバーを攻め込む上で存分なパワーと感度、操作性を備える。
ごく微かな変化を捉える手感度に加え、視認性の高いティップが目感度をサポート。カバーゲームのみならず、ノーシンカーやメタルバイブなど操作系ルアー&リグ等にも盤石だ。
【スペック】
- 全長:2.03m
- 継数:2(※ハンドデタッチャブル式)
- 自重:93g
- ルアー重量:1.8~11g(1/16~3/8oz)
- ライン:4~8lb
- テーパー:ファスト
- 本体価格:70,000円
- 発売予定時期:4月
【搭載テクノロジー】
- SVFコンパイルX
- X45フルシールド
- 3DX
- メガトップ
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