シマノの大人気ベイトリール「メタニウム」から待望の「シャロースプール」搭載モデルが登場!『メタニウムシャローエディション(シマノ)』



ベイトリールの中でも特に人気が高いメタニウム。そこへ要望の高かったシャロースプールがはじめから搭載されたモデルが2022年にリリース。さらに、今回は10gも軽量化が計られているという。その全貌を黒田さんに語ってもらった。

語っていただくのは国内最高峰トーナメンターにして大人気ブロガー

【Profile】

黒田健史(くろだ・けんし)

1985年生まれ。国内最高峰カテゴリーJBトップ50メンバーであり、昨季は第2戦で3位、第3戦で2位と連続お立ち台入りで年間ランキングも8位フィニッシュ。長年の経験と高度な技術、そして豊富な知識に裏付けられたタックルに対する造詣の深さは特筆すべきもの。バスのみならず、ソルトゲームにも精通している。シマノインストラクター。

メタニウムシャローエディション(シマノ)

【スペック】

品番スプール経/幅ギア比最大巻上長最大ドラグ力自重ラインキャパ(ナイロン)ベアリング数ハンドル長
RIGHT、LEFT34mm/19mm6.266cm5kg165g8lb-100m10/142mm
HG(RGHT、LEFT)34mm/19mm7.176cm5kg165g8lb-100m10/142mm
XG(RIGHT、LEFT)34mm/19mm8.186cm5kg165g8lb-100m10/145mm

8lbが100m巻けるシャロースプールを導入

黒田「ざっくりしたことを言うと、夢屋さんのシャロースプールが2020年(以降、20年)に出たんですよね。そのスプールの需要が高かったんです。プレミアまで付いて、シマノ側もこれはユーザーのためにどうにかしようとなった訳ですね。そこで、シャロースプールをはじめから付けたバージョンが発売となった」

――それだけシャロースプールの人気が高かったんですね?

黒田「メタニウムのすごいところは、20年に出てから21年になっても売上がまったく落ちていない。さらに、16メタニウムで言うと最初の3年間は売り上げが落ちずに、4年目で微減という、欲しい人は常にいるというリールなんです。本体がそれだけ人気だったので、シャロースプールも需要が高まった。そこで、最初からシャロースプールの選択肢を出そうということになったんです」

――そういう経緯があったんですね。そこで、実際にはどれくらいの糸巻き量になるんですか?

黒田「8lbが100m巻けるようになっています。だから、カバー撃ちとかヘビーな攻め方をする釣り以外では使用率が高いと思いますよ」

――使う場面多くなりますよね。あと、ほかに変更されている部分ってありますか?



アルミ鍛造マイクロモジュールギアで10g軽量化

黒田「あと変わったのは、マイクロモジュールギアがアルミ鍛造になっています。これで10g軽量化されて自重は165gになりました」

――10gの軽量化は大きいですね!

黒田「20メタニウムがブラスギア(真鍮)だったんですが、単純な耐久性だけでいうとブラスのほうがあります。でも、10gも軽くなるのは使用感に影響出てきますよね」

――そうですよね。ちなみに、その使用感的に黒田さんの方では、今回のメタニウムはどう思われていますか?

ヘビーな釣り以外ではシャロースプールの使用率が高い!?

黒田「僕はシャロースプールの使用率が多いですね。6台中5台にシャロースプールが入っていますので」

――あと1台は?

黒田「20メタニウムのノーマルスプールです。琵琶湖とかでカバーへキャストしたり、ヘビーな使い方をする場面や強い釣りでは16lbとか使いますよね。それをシャロースプールに巻くと30〜35mとかになってくるから、糸巻き量的に厳しい。でも、それ以外の釣りでは本当に使用率が高くなってきますね」

――やっぱりシャロースプールを使う場面は多いんですね。ほかにも変更点はありますか?

派手な変更点はないが、注目度は間違いなく高い!

黒田「ボディカラーは20メタニウムのマットブラックに対し、16メタニウムを彷彿とさせるガンメタ系統ですよね。最近はこのカラーが万人受けしやすいというか、全体的にどのベイトリールもこのカラーに落ち着いていますよね。ここまでお話すると、派手な変更点がないように思えるかもしれませんが…ぶっちゃけた話をしますと、僕の中ではベイトリールの中で一番注目度は高いと思っています」

――それだけメタニウム人気が高いということですか?

黒田「実質、1万円はするシャロースプールが最初から付いてきますからね。それだけでも注目されているし、さらに10gの軽量化。それだけこのメタニウムは人気のモデルなんです」

さらなる詳細を知りたければ「SHIMANO ONLINE FISHING SHOW」チェックすべし!