【1gルアーもキャスト可能!】シマノの傑作ベイトフィネスリール『アルデバランBFS』がさらなるフィネス機となりモデルチェンジ!!



アルデバランBFSが、よりフィネス仕様になったのが22年版。1gという、より軽いルアーが扱えるようになったのは「ブレーキシステムとスプール径」。その部分を詳細に、黒田さんへ深掘りインタビュー!

語っていただくのは国内最高峰トーナメンターにして大人気ブロガー!

【Profile】

黒田健史(くろだ・けんし)

1985年生まれ。国内最高峰カテゴリーJBトップ50メンバーであり、昨季は第2戦で3位、第3戦で2位と連続お立ち台入りで年間ランキングも8位フィニッシュ。長年の経験と高度な技術、そして豊富な知識に裏付けられたタックルに対する造詣の深さは特筆すべきもの。バスのみならず、ソルトゲームにも精通している。シマノインストラクター。

アルデバランBFS(シマノ)

【スペック】

品番スプール経/幅ギア比
最大巻上長最大ドラグ力
自重ラインキャパ(ナイロン)ベアリング数ハンドル長価格
HG(RGHT、LEFT)29/197.8713.51306-45、8-4510/14048,000円
XG(RIGHT、LEFT)29/198.9813.51306-45、8-4510/140 48,000円

スプール径がシマノ初の29mmという極小径!


黒田「22アルデバランBFSで、一番大きく変わっているのはスプールですね。19アンタレスや20メタニウムとおなじ「MGLスプールⅢ」がアルデバランシリーズとして初搭載されます。さらにスプール径がシマノのフィネスリールでは初となる30mmを切った29mm(直径が29φ)スプールになります。スプール部分が軽くなっているので、軽いルアー…例えば1gでも扱えるようになっているんです」

――1gのルアーもOKなんですね!? それはすごい。

黒田「ベイトフィネスの理論としては正しいと思いますが、かなり軽量ルアーへ特化したモデルになっています。あと、スプール径以外にブレーキシステムにも変更点があります」



ブレーキ無しセッティングが可能になったFTB

黒田「もともと従来のアルデバランBFSにはマグネット制御のブレーキシステム“FTB(フィネスチューンブレーキシステム)”が入っています。軽いルアーをキャストしてもバックラッシュを防ごうというシステムですね。でも、ブレーキが1からの設定になっていました。これが22アルデバランBFSでは、ブレーキ無しにできるようになったんです」

――これでさらに軽いルアーが扱えるようになったというわけですね。

黒田「ただ、スプール経の小型化&ブレーキ無しになったことで、1gという軽量ルアーをピッチングで撃ち込むのには合っていますが、それだけ軽いルアーをキャストするとなると気象条件や慣れが必要かもしれません。あと、重めのルアーを扱うのには馴れが必要ですね」

より軽量ルアーを扱うのに進化した、ベイトフィネス特化型リールといえるのだという。

スモラバやライトテキサスには最適

黒田「例えば、5gのヘビーダウンショットとかライトテキサス、ちょっと重めのスモラバとかをキャストするには、めっちゃ良かったんです。でも、重たいルアーを投げると29mmのスプールがものすごい勢いで回っていくことになるのでバックラッシュの原因にもなる可能性があります。まあでも、これは他のベイトフィネスリールにも共通して言えることですよね」

エリアトラウトやライトソルトでも活躍可能

黒田「1~5gのルアーに特化したベイトフィネス前提となると、バスフィッシングでの使用幅はそう広くないですよね。でも、他の魚種でも用途があるといえます」

――どんな釣りで使用できますか!?

黒田「1~5gのスプーンやミノーをよく使うエリアトラウトだったり、渓流のトラウト狙い。それにアジングやメバリングといったライトソルトにも相性が良いと思いますよ。自重も130gと軽量化していますので、多くの魚種で使用できるようになっているリールです」

黒田「あ、ちなみに僕のオンラインサロンでも詳しい話をさせて頂きます! ブログでも結構書いているんですが、それ以上に濃い内容をお届けしますよ! 是非ともご参加を! 損はさせません(笑)」

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