ブリ・ワラサ大漁! 伊勢湾ジギングゲームにテンリュウ新作ロッド、ワイルドマークが最適だった!



伊勢湾で盛り上がっているワラサ(メジロ)、ブリ狙うジギングゲームにテンリュウスタッフの舟木さん&上森さんの2人が挑戦します! 実際に挑戦してみると、実は狙い方にコツがあったり、釣果が出やすい時間帯があったり、あとはタックル(釣り道具)選びも重要だったりと、色々と見えてくるものがありました!

今回の実釣ムービーはこちら!

【Profile】

舟木雄一(ふなき・ゆういち)

ロッドメーカー、テンリュウでロッド開発や広報を担当。テストやプロモーションで全国のフィールドを飛び回り、マルチアングラーとしても活躍する人物でもあります。オフショアジギングゲームは得意な釣りの1つ。

【Profile】

上森俊季(うわもり・としき)

同じく、テンリュウのスタッフとして活躍しつつ、伊勢湾に足繁く通い込み青物などをジギングで狙う。今回の実釣で使用する、同社のジギング用ロッドの新シリーズ、ワイルドマークの開発も担当。

晩秋から冬にかけて盛り上がる、伊勢湾のジギングゲーム! 大型も狙えてエキサイティング!

毎年、冬が近づくと伊勢湾のジギングゲームがアツい盛り上がりを見せます。主なターゲットとしてはやはりブリ、それも重量級を狙えるとあって、関西方面からも足を伸ばすアングラーも多いほどの人気なんです。今回、お2人が狙うのももちろんブリ、ですよね?

出船前、タックルを準備する舟木さんと上森さん。

上森「もちろん、狙いは寒ブリです! いいサイズが期待できそうなんで、楽しみです!」

舟木「しかも、まだシーズン初期だから、そこがちょっと心配だけど、ブリはキャッチしたいよね」

上森「船長さんの話しでは、朝イチが重要らしいので、ポイントに到着したらすぐに集中して狙った方がいいですね」

なるほど。朝マヅメが時合いなんですね。ちなみに、ジグってどれくらいのサイズのものを使うんですか?

上森「同じ海域ですが、これだけのサイズバリエーションのジグを実際に使用します。一番軽いのは120gで浅場用です。湾の中だと160g(一番手前)がメインになります。ソルティガTBジグⅡ(一番奥)は180gでコレはよく使うジグですね」

他の船も我先にとポイントを目指します。港を出て15分ほどで到着です!

そんなお話しを聞いていると、船長さんから出船の合図が。ポイントまでは15分ほどで到着です。他の船も、実績ポイントへ向かって疾走、緊張感が高まります! 何しろ、朝の時合いが重要ということなので、どの船も急いでいるのです。ちなみに、この日は平日でしたが、沢山の遊漁船が出ていてどの船も多くのアングラーさんが乗っているという盛況ぶりです!

ポイントには沢山の遊漁船などが集結。伊勢湾ジギングゲームの人気をうかがわせます。


ポイント到着! ジグ投入! えっ、即ヒット…!?

到着したポイントは水深約70m。魚探の反応はボトムから数mなので、ほぼボトム付近の展開になりそうですね。

上森「そうですね、ただ反応がある範囲だけを狙うのはなくて、実際には15〜20mほどはジグをシャクリ上げてくる感じですね。ジグが着底したら糸フケを取って、あまり大きく動かさず丁寧に、細かく柔らかくジグを操作していきます(編注:操作のイメージは上記YouTubeで見て下さいね)」

舟木「上森くん、きたよ! ヒット、ヒット! やっぱり、朝イチが重要なんだね!」

状況を解説する上森さんの横で舟木さんにファーストバイト!

【使用タックル】

  • ロッド:ジグザム ワイルドマークJWM611B-2/4(テンリュウ)
  • リール:オシアジガー2000NRPG(シマノ)
  • ライン:PEライン 3号
  • リーダー:フロロカーボンライン 10号

ロッドが綺麗な弧を描く! いきなりの良型のヒットですか!?

舟木「いや、そんな大きくはないと思いますよ! でも、このロッド、ホントいい曲がりするなぁ! 」

テンリュウのオフショアジギング用ロッドシリーズ、ジグザムに新たに追加されたワイルドマークをしっかりと曲げながらファイトする舟木さん! た、楽しそう!

舟木「おっ、魚が見えてきました!」

すかさず、船長さんがタモ入れして無事取り込み完了! いいサイズ……なんだけど、ブリには届いていないかも!?

舟木「ブリと呼ぶにはちょっと足りてないですね(笑)。でも、楽しかった! このサイズを狙うにはロッドがライトな印象を受けるかもしれないですが、実際に使ってみるとすごくタフだし、終始安心してやり取りに集中できるんですよね」

上森「あっ、コッチもヒットです!」

ベイトタックルを使用する舟木さんに対して、上森さんはスピニングタックルを使用しています。こちらも、ファイトを存分に楽しんでいる様子です。それにしても、このジグザム ワイルドマークってしっかり曲がりながらも、ちゃんと魚が寄ってくる感じが見ているだけでも伝わるんですよね。

ファイトしながら楽しすぎて自然に笑みがこぼれてしまう上森さん。
上森「このワイルドマークはどの番手でも、負荷に対して素直に曲がってくれるんで、ファイトしてても楽しいんですよね」

【使用タックル】

  • ロッド:ジグザム ワイルドマーク611S-1/3(テンリュウ)
  • リール:ソルティガ3500H(DAIWA)
  • ライン:PEライン2号
  • リーダー:フロロカーボンライン8号

上森「あっ、魚が見えてきましたよ!」

上がってきたのは、太ってはいるがブリにはややサイズが足りないワラササイズの魚でした。

上森「最初はワイルドマークのベイトモデル6113B-1/3を使ってたんですが、回収のときとかの速い動きに反応していたんでスピニングタックルに持ち替えて、少し速めのジグを横に飛ばすような動きで誘いを入れたらヒットしました! ワラササイズですかね? もうちょっとサイズアップしたい! 頑張ってみます!」

舟木さんメイン使用ジグ

  • :UWAKAZEジグ 200g(UWAKAZE)
  • :ウロコジグ オリジナル 160g(UROCO)
  • :ウロコジグ ショート 120g(UROCO)

上森さんメイン使用ジグ

  • :ソルティガTBジグⅡアデル 200g(DAIWA)
  • :あばばいロング 200g(TANAJIG)
  • :TG MUSASHI 120g(BOZLESS)

伊勢湾の特性? 狭いヒットゾーンをいかに効率よく狙うかが重要!

その後も舟木さん上森さんは、目標とするサイズこそブリには届かないものの、コンスタントに釣果を重ねていきます。

上顎にしっかりとフッキング!

舟木「いいサイズも出るんですけどね、ギリギリブリに届かないという(笑)。でも、今使っているロッドのワイルドマークの『ライト&タフ』というコンセプトを十分生かせるファイトができるから、十分楽しいんですよね」

写真のように、体高がありコンディションのいい個体も交じる。

『ライト&タフ』コンセプトが生きてくる? どういうことですか? おふたり、完全にヒットパターンを掴んでますよね? 一体、どんな感じで狙っているんですか?

反応があったレンジやジグの操作などを情報交換しつつパターンを絞り込みます。

上森「これって伊勢湾の青物ジギングゲームの特徴だと思うんですけど、ターゲットがヒットしてくるレンジがすごく狭いんですよ。具体的に言うと、今日なんかもそうですがボトムから20m、場合によっては15mとか。この範囲でいかに効率よくジグをアピールするかが、ヒットを続かせる重要な部分になってきます」

伊勢湾の青物ジギングの特徴としてヒットゾーンが狭いというのが挙げられる。以下に効率よくジグを見せるか? その上で、ロッド選びが重要となるんですね。

15mだと、少しシャクったらすぐにレンジを外しちゃいますよね?

舟木「そうです。なので、ジグを繊細に動かしたり、あまり大きく跳ね上げさせないような操作が必要となってきますね。ロッドが硬かったりオーバーパワーだと、どうしても入力がジグにダイレクトに伝わって動きすぎちゃうんですが、その点ワイルドマークはジグを繊細に操作するのにも適していると思いますね」

ヒットしてからはブランクスの持つ粘りでブリクラスの強烈な引きにも対応するワイルドマーク。『ライト&タフ』コンセプトの通りの性能です。

上森「まさに、舟木さんがいま言ってくれたことが、ジグザム ワイルドマークを開発する上でのコンセプトだったんです! ジグを大きく飛ばしすぎず、柔らかく繊細に操作できる一方で、ブリクラスの魚が掛かっても十分やり取りが可能な粘り強さを持つ、それが『ライト&タフ』ということになります」

朝の時合いには、ダブルヒットも飛び出しました!

なるほど! ヒットゾーンが狭い伊勢湾の青物ジギングゲームにもしっかりと対応できる、それがワイルドマークのコンセプトなんですね!ちなみに、YouTubeの実釣インプレ動画ではさらに詳しい内容の解説されているので、是非視聴してみて下さい!

ジグザム ワイルドマークはスピニングモデル3機種、ベイトモデル4機種の全7機種をラインナップ!

MODELTYPELENGTH
( m [ft])
PCS.ACTIONCLOSED LENGTH
(cm)
LURE WT
(g)
Best
(g)
LINE
(PE/号)
DRAG MAX
(kg)
REAR GRIP LENGTH
(mm)
TIP DIA
(mm)
ROD WT
(g)
CARBON /GLASS
(%)
PRICEJAN CODE
 JWM611S-0/2S1.86[6’1″]1RF18680-180130MAX PE 2.544951.616190/10¥35,500022383
 JWM611S-1/3S1.86[6’1″]1RF186100-220180MAX PE 3.054951.916889/11¥36,000022390
 JWM611S-2/4S1.86[6’1″]1RF186130-250220MAX PE 4.074952.017289/11¥36,500022406
 JWM611B-0/2B1.86[6’1″]1R18680-180130MAX PE 2.544201.815188/12¥36,000022413
 JWM611B-1/3B1.86[6’1″]1R186100-220180MAX PE 3.054202.016188/12¥36,500022420
 JWM611B-2/4B1.86[6’1″]1R186130-250220MAX PE 4.074202.116688/12¥37,000022437
 JWM5101B-5B1.78[5’10”]1R178160-320250MAX PE 4.084202.317189/11¥39,000022444

ジグザム ワイルドマークの製品詳細はテンリュウWEBサイトをチェック!

鳥羽・石鏡港より出船!「MISTERこーじ」

今回、実釣で利用したのは、三重県鳥羽の石鏡港から出船する「MISTERこーじ」さん。気さくな船長が、ジギングゲームを始め伊勢湾のオフショアゲームをしっかりとサポートしてくれます! 盛り上がりを見せるトンジギ(トンボジギング)もやってます! 気になった方は、下のリンク先で詳細をチェックしてみて下さいね!

「MISTERこーじ」さんの船です。
三重県鳥羽の石鏡港です。伊勢湾口付近に位置し、ここから出船します。
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