2022年で創業35周年を迎えるメガバスは今年も新製品が目白押し! 近未来的でありつつも、過去の良さを失わないそのアイテムの数々を、伊東由樹さんが熱く語ってくれた。「パラダイムシフト」をテーマに、メガバスが再びバスフィッシングの常識に挑む!
【Profile】
伊東由樹(いとう・ゆき)
メガバスを創業し、名作中の名作ルアーをいくつも生み出した天才デザイナー。漁師町に育つことで体得した「魚を獲る」ことへの深い造詣らが融合するアイテムはどれも時代の最先端であり伝統的。もちろん、アングラーとしての腕前も超一流。
SuWITCH(スイッチ)
- 全長:138mm
- 重さ:1oz
- タイプ:フローティング
- 5月発売予定
革命的トップウォータープラグ・Xポッド譲りの「トランスフォーメーションシステム」を搭載した新機軸ジョイントベイト。
リップを立てた状態で巻けばウエイクベイト。その状態でロッドワークを駆使すればドッグウォークアクション。リップを寝かせたモードでのただ巻きはスイムベイトのように泳ぎ、そのままジャークをすればイレギュラーダートアクションを披露する。
多彩に使えるだけでなく、遠投性にも優れるため、活躍の場は広い。
4人の魔女が潜む新機軸ジョイントベイト
伝説的なメガバス製ルアーを蘇らせる『プロジェクト リビングレジェンド』がある一方で、メガバスはこれまでにないタイプのルアー作りにも力を入れている。
スタッフのkatsuuさん発案の『スイッチ』はまさしくその筆頭だろう。
「昨年にも少し紹介していますし、釣りビジョンの番組『メガコンプレックス』でkatsuuが使っていましたが、その時よりもさらに進化しています。その最大の特徴は、Xポッドに採用していたトランスフォーメーションシステムを導入していることですね」
「リップの角度を変えることで、ウェイクベイトとスイムベイトの泳ぎが出来るようになりますし、それぞれでロッドワークを加えれば、ドッグウォークとイレギュラーダートさせることもできます。つまり1つのルアーで4つ分のルアーにスイッチできるわけです」
伊東さんの話にもある通り、スイッチは昨年の新製品シーズンにはすでにその存在が明かされていた。発売を間近に控え、どのように変化しているのか?
「かなりダイエットしてますね。ボリュームをグッと抑えて、より多くのフィールドで扱いやすいサイズ感を意識しています。またそれに付随して、アクションはよりハイピッチかつ生命感のあるものになっています。メガコンで釣れていたので、いじるか迷ったんですけどね(笑)」。
言わばローテーションの『パラダイムシフト』。
少ないタックルで如何に多彩な釣りを展開できるかが鍵となる岸釣りにおいても強力な武器になるに違いない。
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!
- 1
- 2