ismの大人気バスロッド「インフィニットブレイド」から新たなラインナップが登場! 『インフィニットブレイドRe  IBRB-610MH1H2』をismスタッフ稲永泰之氏が徹底解説!



ismの人気バスロッドシリーズ「インフィニットブレイド」。軽量かつ、強靭なパワーという相反する2つの性能を1つに融合した超実践型ロッドだ。そんな「インフィニットブレイド」に新たなシリーズである「インフィニットブレイドRe」が誕生。バットとティップの硬さが異なるの変則アクションでノーシンカーから中型ビッグベイトまで幅広く扱える『インフィニットブレイドRe  IBRB-610MH1H2』をismスタッフ稲永泰之氏が徹底解説!

【Profile】

稲永泰之(いねなが・ひろゆき)

福岡県在住で、遠賀川をホームフィールドに活躍するismプロスタッフ。ここ数年はボートゲームがメインだが、慣れ親しんだオカッパリもやっぱり大好き。今回紹介する610MH1H2のテストも、オカッパリメインで行われたようだ。

NEW『インフィニットブレイドRe』で稲永泰之氏がイチオシする機種がこちら!

インフィニットブレイドRe IBRB-610MH1H2

【スペック】

  • 全長:6ft10in
  • 継数:2
  • アクション:ティップ側MH、バット側H
  • 適合ルアー:3/16~1oz
  • 適合ライン:8~20lb
  • 価格:34,980円(税込)
  • 発売時期:2022年6月予定

キャストフィール&操作感はMH、フッキング後はHの変則パワフルモデル!

――稲永さんが開発およびテストを担当した610MH1H2は、ティップ側がMH、バット側がHという比較的パワフルな2ピースモデルということですが、どんな使い心地なのでしょうか?

稲永「最初に握ったり振ったりしたときには、ほぼヘビーロッドに近い感覚でした。そこからテストと開発を繰り返しながら追求したのが、キャストのときは10g未満のルアーでもしっかりと反発力を利用して飛距離を伸ばせること、ルアーを操作するときはノーシンカーリグなどの微妙なボトム感知もこなせるティップ側を活かしたMHアクションであるということです。

そして、バスを掛けてからはカバーから素早く引き剥がせたり、足場の高いポイントでもバスを引き抜けるバット側を活かしたHアクションであることです。実際に遠賀川のオカッパリでも遠投して沖の沈みモノをしっかり感知できましたし、それらにタイトに着くバスを巻かれる前に素早く引き剥がすのもイージーでした」



ライトリグから巻きモノ、ビッグベイトまで使えるルアーの幅が超ワイド!!

――オカッパリならば、どんなルアーが使いやすいでしょうか?

稲永「背負えるルアーウェイトが3/16~1ozと広いだけに、軽いモノならノーシンカーリグ、一番使いやすいのはスピナーベイトやチャターベイト、スイムジグなどの巻きモノで、MHのガチガチでない適度な硬さにより振動が手元に伝わり、同時にショートバイトも弾きにくいです。バット側のHアクションがしっかりと支えてくれるので、中型クラスのビッグベイトも無理することなくキャストすることができます」

ボートゲームでは遠距離でのルアー操作&フッキングでポテンシャルを発揮!

――一方で、稲永さんのゲームスタイルは今やボートがメインと聞いています。ボートゲームでも使いやすいロッドなのでしょうか?

稲永「もちろんです。例えばシャローのフラットエリアが沖まで伸びたようなエリアでは、ボートでもロングキャストしなければいけません。そうなるとある程度の長さとパワーがあるロッドが必要になるので、6ft10inの長さとMH&Hパワーなら十分です。そして、610MH1H2はティップ側だけ若干ローパワーな味付けになっていることもあり、ロングキャストした距離のあるポイントでもビアマグ88Fのように丁寧なアクションを要求されるルアーも使うことができます。

また、遠距離ゆえにフッキングパワーが伝わりにくいこともありますが、バット側がHアクションなのでパワーロスが少なく、カーヴァーのように巻きアワセだけになりがちなスイムジグでもフッキング時の入力が伝わりやすくなっています」

性能追求のための2ピースだが、結果的にはオカッパリアングラーに嬉しい携行性が光る

――センターカット式の2ピースモデルなので、1ピースのインフィニットブレイドよりは携行性に優れていますね。

稲永「ティップ側が柔らかい、バット側が硬いという異なるアクションを1ピースで作ろうとすると手間がかかりすぎて、その結果として価格にも上乗せされてしまいます。それを避けるために2ピース設計にしたので、既存の2ピースモデルのように携行性を追求したわけではありません。ただし、結果としてかさばることなく持ち運べるので、自転車や原付バイクを使ってラン&ガンするオカッパリアングラーには最適でしょうね。セダンや軽自動車など、ラゲッジスペースが狭いクルマに乗っているアングラーにもオススメできます」

――遠賀川でのテストが多かったと思うんですが、全国のフィールドでも使える仕様になっているのですか?

稲永「もちろんです。僕は遠賀川を中心に九州のフィールドでテストを重ねましたが、日本全国の自然湖、河川、ダム湖など、あらゆるタイプのオカッパリフィールドで通用するロッドに仕上がっていると自負しています。コレ1本で身軽にいろんなルアーで、いろんなフィールドを攻略できるので、ぜひとも期待してください!」

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