東京湾ボートチニングの鉄板ワーム『ドライブホッグSW(O.S.P)』を大人気遊漁船アイランドクルーズ遠藤船長が解説! これからのシーズンインに備えるべし!



ここ数年、流行の兆しを見せているのが東京湾のチニングゲーム。いろいろな釣りが開拓されてきた中で、最近はフリーリグ(フリリグ)を使用した釣りが注目を集めています。どんなワームを使い、どのように釣りを展開していくのか? アイランドクルーズの遠藤船長に話を伺いました!

【Profile】

遠藤正明(えんどう・まさあき)

 人気ボートガイド「アイランドクルーズ」をまとめ上げる名物船長。チニングにおいても、長年にわたり東京湾で釣りを開拓してきた歴史を持つ。

東京湾シーバスガイド&チャーターボート

フリリグでスピーディーな釣りと喰わせの釣りを両立

キビレとクロダイ、この2種類を狙う釣りがチニングで、ハイシーズンは初夏から夏。

遠藤「東京湾のチニングは6〜8月がシーズンで、夏場は濁りも入るから釣りやすく、釣果も良くなります。ただ、年中釣れる魚ではあって、東京湾なら温排水まわりも多いので、そこでは冬も釣れますよ。メインの釣り場としては汽水域の河口周辺や牡蠣殻、砂地の藻まわりなど。シャローから水深5mレンジくらいまでの釣り場で狙うことが多いですね」

「タックルに関しては、チニング専用ロッドを使ってもらって、柔らかめのシーバスロッドでも代用可能ですね。スピニング、ベイト、どちらでも釣りをすることができます。それぞれ用意しておくと、ローテーションしやすいので便利。ラインはPE0.6〜0.8号、リーダーはフロロ12〜16lbを使用しています」

――東京湾のチニングはどんな釣り方で攻めていくのでしょう?

遠藤「メインのリグは、いわゆるフリリグ。フリリグシンカーは10〜18gを用意して、水深で使い分けてください。ウキ止めゴムをセットして、シンカーを固定して使っています。フックは通常のオフセットフックに、マスバリを合わせて使ったりもします。根掛りが多い場所なら、オフセットのみでやってみてください」

リグはフリーリグで、シンカーとオフセットフックの間にマスバリをセットして使用。

遠藤「僕がよく使うワームは、ドライブホッグSWですね。各パーツのアピールが微波動で、それが良いんだと思います。オールマイティに使えるのがドライブホッグSWで使用頻度も多くなるんです。アピールが強すぎないから魚に対するプレッシャーを与えないというのがキモなんじゃないでしょうか」

「ワームの爪の波動が強いアイテムだと、そこにバイトしてきてしまってフッキングが悪いということもあるんですよ。ドライブホッグは、釣れれば大抵丸呑みしていることが多いですね。あとは、喰いが渋いときの抑えとしてドライブクローやドライブビーバーがあれば良いかなという感じです」



そして、このドライブホッグに待望のソルトカラーが登場!

遠藤「やはり専用のソルトカラーが欲しかったですからね。よく釣れるのは、グリパンなどの地味目のカラーで、とりあえずはそこを使っておけば良いかなと。ソルトだからといって、チニングではピンクやオレンジが釣れるというイメージはないんですよね。ただ、ライムチャートはなぜかよく釣れるので、ラインナップに加えました」

ドライブホッグSW(O.S.P)

【スペック】 

  • 全長:2.5in
  • 入り数:5
  • カラー:7種類
  • 価格:858円(税込)
  • 発売時期:2022年4月下旬リリース予定

チヌの釣果はどんどん上がってきている! 高活性時はただ巻きが一番釣れる!

――どのようなアクションで狙っていくのですか?

遠藤「基本になるのはボトムバンプとスイミング。夏場のシャローなどでは、ボトム付近のスイミングで、たまに止めて着底させるというものが良く効きますよ。ボトムネチネチのイメージかもしれませんが、リトリーブでも結構食ってくるんです」

「このリトリーブでドライブホッグSWのパーツがピリピリ動いてくれるのが良いんですよね。スーッとリグを巻いてると、チヌが見つけてくれてドーンと喰ってくるような感じ。活性が低い場合は、ボトムバンピングで。水温が高ければ高いほど、リトリーブに反応が良いですね」

独特の楽しさがあるチニング、一度味わえばきっと病みつきになるはず!

――最近、東京湾ではチヌが増えてきているという話も……。

遠藤「ハイシーズンなら5〜10枚、1人で20枚を越すこともありますよ。アベレージは30〜40cm前後。キビレなら45cm、クロダイなら50cmを超えたら大台サイズですよ。釣れるのは、キビレが8割、クロダイが2割といったところでしょうか。ワームやカラー、アクションなど、その日のパターンで喰いが変わってくるので、それを早く見つける人が釣果を伸ばしていきますね」

「クロダイは20年以上やってますが、クロダイ、特にキビレが多くなってきている印象です。我々も日々調査して、釣り方やタックルを吟味してガイドできるようにしています。ショアからの釣りも流行っていますし、チニングはこれからも盛り上がってくる釣りだと思いますよ!」

近年、特に数が増えてきているのがこのキビレ!