でかバスを虜にするイマカツの大人気フィネスポッパーに新サイズが登場!『ジレンマポッパー70』



大人気ルアーメーカー「イマカツ」の2022年注目の新製品が遂に発表! リリースを予定している4モデルをJBトップ50プロであり、陸王でも大活躍中の三原直之さんに解説していただこう。トリを飾る4つ目は名作トップウォーターのサイズアップ版『ジレンマポッパー70』だ!

説して頂くのはバス釣り界の“傾奇者”ミハラマン!

【Profile】

三原直之(みはら・なおゆき)

2015JBスーパーバスクラシック池原ダム優勝、2019年トップ50七色ダム戦優勝、2019JBスーパーバスクラシックほか、トップカテゴリで表彰台多数、ローカル戦での優勝多数の若手プロ筆頭。バスの習性を熟知したフィーディングサイトを得意とし、リアクションに頼らない食わせの美学を追求している。鳥取県境港市出身、兵庫県三田市在住の伸び盛りな31歳。

70mm新作! でかバスを呼ぶ! 名作ポッパーの系譜

【スペック】

全長:70mm
価格:未定
発売時期:未定

三原「元々オリジナルサイズの『ジレンマポッパー』が好きで使い込んで来たんですが、もっと大きなモデルも欲しいなと」

ここまで三原直之さんが解説してきた2022イマカツ新作3ルアーは自身が開発に携わるモデルではなかったが、こちらの『ジレンマポッパー70』は三原さん案件。

画像上が新作のジレンマポッパー70、画像下が既存のモデルであるジレンマポッパー60。Photo/柳生豊志

なぜジレンマポッパーを愛用してきたのか。まずはそこから訊きたい。

三原「60mmのコンパクトなボディなのに、なぜか『でかい魚が釣れる』んですよ」

世に数多あるポッパーの中で、大型を選んで獲るかのようなオリジナルサイズ。その形状は、大口カップを持った純粋なポッパータイプというより、ペンシルベイトのような細身シルエットに小口カップの、いわばペンシルポッパータイプ。なぜ釣れるのか、その源泉はどこにあるのか。

三原「おそらく、まずシルエットは小さいのにアクションが強めであることがひとつ。スプラッシュもラトルサウンドも派手。でも、小さい。そこがでかい魚のスイッチを入れやすいのではないかと」

サイズとアクションのギャップ。遠くからでも発見しやすい動きに吸い寄せられ、近くで姿を確認するや想定外の小型。でかバスは躊躇なく口にしてしまうのではないか。そう三原さんは読む。

三原「それと、何より操作性の高さが効いていると思います。ポッピングはもちろん、泡を伴ってのダイビング、高速トゥイッチで小刻みなテーブルターンなどなど、様々なアクションを意のままに繰り出せる名役者なんです」

スローから高速までアクションは破綻することなく、アングラーの意志通りに操作が可能。ここぞという瞬間を逃すことがない。

そんなオリジナルサイズの『ジレンマポッパー』だが、三原さんはなぜサイズアップを望んだのだろうか。



より遠投可能な後方重心。陸っぱりの強い味方に

三原「一番は陸っぱりでより遠投したいというのがありました。そしてアクションをパワーアップすることで、もっと広範囲から魚を呼ぶことができるのではないかなと」

オリジナルの60mmから、1cmアップの70mmとなった『ジレンマポッパー70』。全長こそわずかな差だが、ボディ全体のサイズ感で見ると、大幅にボリュームアップが図られている。

三原「ジレンマポッパーとしての良さを活かした上で作った最大サイズです。内部構造に設計の自由度が増したので、後方重心にしてより飛距離が稼げる設計となりました」

ボディ最後尾にウェイトを配置。空気抵抗の少ないボディシェイプに仕上げたぶっ飛び仕様。従来攻めあぐねた遥か沖のボイルや対岸のカバー際なども射程内となる。

三原「最近陸っぱりをやる機会が多くなってきたからこそ欲しくなったモデルです」

陸王を始め、陸を舞台とする各メディアの実釣ロケで三原さんの水面ゲームをサポートする強い味方となる。

水平に近い浮き姿勢はクイックな操作に万全

Photo/柳生豊志

三原「70の水面での浮き姿勢は、後方重心設計のため、水平姿勢のオリジナルとは異なり、水平気味です。角度ですか? えーと…10時半くらい(*時計の短針の角度)です」

水面に対しておよそ45度以内となる浮き姿勢だ。

三原「移動距離少ないネチネチとした動きで、高速のみならず、よりスローに使うことも可能です」

アクション時はヘッド部を小刻みに振りながらのダイブで、カップが水をしっかりと掴み『チュピ』というサウンドと共にアピール力も大幅に向上している。

三原「このサイズでほぼ水平浮き姿勢のポッパーって他にないことも強みになりますね」

多くが立ち姿勢のダイビングタイプとなる中で、レスポンスの高い水平気味の姿勢はクイックな操作にリニアに対応可能だ。

三原「実は昨年の秋には最終テスト済みで、ほぼ完成しています。トップウォーターの本格シーズン前にはリリースできるかと思います」

今年のアフタースポーン以降は『ジレンマポッパー70』の活躍に期待したい。

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