PEライン黎明期より多くのルアーアングラーから支持を得てきたのが、世界的ルアーメーカー「ラパラ」よりリリースされているハイコスパPEライン『ラピノヴァX』シリーズ。視認性の高いカラーリングに、様々な魚種に対応したラインナップ、そしてオフショアやバスにも対応したマルチカラーやカモフラカラーなど多くのバリエーションをリリースしてきたロングセラーPEラインが2022年、遂に進化を遂げることとなった。その名も『ラップラインPE』。果たしてその実力とは!? ソルトルアーの名手・山本博勝さんに解説していただきました。
語っていただくのはライトゲームから大物まで知識豊富な釣り賢者「じょーじさん」!
【Profile】
山本博勝(やまもと・ひろかつ)
長年ソルトルアーフィッシングに携わり、多くのラパラ製品を世に広めてきたラパラの広報担当。ライトゲームから大型魚まで、釣りに関する知識と経験が豊富。「じょーじ山本」のキャラクターでTVや雑誌各メディアでも活躍中!
ラップラインPE(ラパラ)
【スペック】
カラー:4色(ネオンライム、ネオンブルー、ネオンピンク、マルチカラー)
サイズ:0.2~3.0号/4~36lb(*カラーによって変わります)
長さ:100、150、200m(*カラーによって変わります)
価格:1430~1980円(税込)予定
ラピノヴァの実用性を引き継いだ次世代PE
PEラインに求められる性能とは? その問いにズバッと答えてくれたのは、ラパラの山本さん。
山本「なにより扱いやすいかどうか、ですよね。なかでも操作性。これが大事になってくると思います」
この操作性とは具体的にどういったことだろうか?
山本「ルアーを動かしやすい、障害物を回避、ラインさばき。他にもいろいろありますよね。そういったルアーフィッシングで必要な操作に関わることがスムーズにできるかどうかってことになります」
まずは操作性ありきという。
山本「あとは操作性にも関わってきますが、キャストするときにガイドに絡んだり、あとはラインがゴソっと出たりモモったり…といったトラブルが無いこと」
たしかにライントラブルで長時間釣りが中断といった事態は回避したい。
山本「もともとラピノヴァというPEラインを出していたんですが、ライントラブルをさらに排除したい。ということで、今回アップデートしたんです」
長年親しまれ愛用者も多いラインだが、今までとの違いとは?
山本「素材だったりコーティングの塗料などが変わっています。簡単に言ってしまうと、ラピノヴァの使い勝手の良さをよりトラブルレスに。さらに価格もダウン。ビギナーの方にも安心して使ってもらえるようになっています」
ガイド絡みを抑え、操作性とトラブル回避性を格段に向上
塗料と塗装工程から改善された最新コーティングで仕上げてあり、適度な張りとコシのあるラインへとアップデート。ガイド周りへの絡みが抑制され、キャスト時の糸抜けの良さが向上。ジャークやフォールといったラインさばきの良さも抜群で、ルアーの操作性もUP!
耐衝撃性能が高く大型青物も余裕のやり取り
素材には、東洋紡社製の超高強力ポリエチレン繊維である高強力ポリエチレン繊維「IZANAS」を4本編みしており、瞬間的な衝撃に対しての耐性がパワーアップ。総合的にタフに仕上がっており、大型青物とのやり取りも余裕でこなす。
伸び率4%でオフショアでの着底&バイトもわかりやすい!
ラップラインの伸び率は4%と低伸度。とくにオフショアでのバーチカルジギング等で威力を発揮。ディープエリアでも素早く着底を感知し根掛かり回避&バイトも感じ取りやすい。
基本性能の良さに加え、扱いやすさに磨きがかかっているという。そして、このラップラインPEは4色のカラー展開があり、それぞれ用途別になっているという。そこをより詳しく解説していこう。
魚種、用途別に最適化された4種類のカラーリングで使い分け
ラップラインはカラー別で4タイプがラインナップ。それぞれ想定している魚種や釣り方に合ったカラーリングとなっている。ここではカラーごとの特長を詳しくみていこう。
ネオンライム
視認性が良くオールマイティに使える
ネオンライムは、水中でも見やすく視認性に長けたカラー。グリーン系は、どんな水色でもラインの軌道が追えるのでシャローからディープまでOK。ライトゲームからショア青物、オフショアジギングまで用途は広い。
ショアからのチヌゲームにもピッタリ。ラインの長さとサイズのバリエーションも豊富だから、まずはこのカラーから入ってみると良いだろう。
【ラインナップ】
- 150m:0.2、0.3、0.4、0.6、0.8、1.0、1.2、1.5、2.0、3.0号(4~36lb)
- 200m:0.6、0.8、1.0、1.2、1.5、2.0、3.0号(12~36lb)
ネオンブルー
朝夕マヅメでも見やすいブルー系
クリアでも馴染みやすく迷彩的な要素を持つブルー系。山本さんがおすすめするのは、朝夕マヅメでの使用。
山本「マヅメでも存在感のあるカラーなので、とても見やすいですよ」
マヅメに見やすいブルー系なので、シーバスやヒラメといった釣りにピッタリ。他にもマヅメに好釣果が期待できるタチウオ等も良いだろう。
【ラインナップ】
- 150m:0.2、0.3、0.4、0.6、0.8、1.0、1.2、1.5、2.0、3.0号(4~36lb)
- 200m:0.6、0.8、1.0、1.2、1.5、2.0、3.0号(12~36lb)
ネオンピンク
ナイトゲームにターゲットを絞ったカラー
抜群の視認性を持つピンク系カラー。とくにナイトゲームでの釣りに最適で、100m巻きはメバルやアジングといったライトゲームに特化したサイズ展開。
夜でもとにかく見やすいので、ルアーの位置把握やバイトのタイミングを逃しにくい。また、ラインの結束も手早く行えるのでメリットは大きい。
【ラインナップ】
- 100m:0.2、0.3、0.4号(4~8lb)
- 150m:0.6、0.8、1.0、1.2、1.5、2.0、3.0号(12~36lb)
マルチカラー
沖やディープ攻略に便利な5カラーの配色
濃いグリーンから10mごと5カラーの配色となっているマルチカラー。グリーンごとに50mと覚えておけば、ショア&オフショアどちらも感覚的に距離がつかみやすい。
オフショアの釣りで便利な5カラーの配色で、どの水深にルアーがあるか感覚的につかみやすくなる。ライン量は200mのみラインナップ。
【ラインナップ】
- 200m:0.6、0.8、1.0、1.2、1.5、2.0、3.0号(12~36lb)
じょーじさんと広報・ゆっくさんによる解説動画も必見です!
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