バックラッシュは誤ったサミングが原因! 遠投時の正しいブレーキテクをエキスパートが解説! 巨ブリvsブリストベンダバール10.1M(フィッシュマン)



鹿児島県・吹上浜にやってきた、フィッシュマンフィールドテスターの上宮さん。ベイトフィッシュが回っている好条件の中、大型のブリをベイトタックルで狙います! 飛距離が物を言うサーフゲームで、ベイトタックルを活用する意義を実釣の中で解説していきます!

【Profile】

上宮則幸(かんみや・のりゆき)

鹿児島県を中心に活躍するフィッシュマンのフィールドテスター。シーバスからサーフゲームまで、幅広い釣りを展開。ベイトタックルにとことんこだわるスタイルに共感するアングラーも多い。

2年ぶりの釣行となる吹上浜。大型のブリのキャッチが目標!

鹿児島とひと口に言っても、その海岸線は非常に長く、ソルトルアーフィッシングだけでも、非常に多岐にわたるフィールドが点在しています。

中でも広大な砂浜を形成する吹上浜は、サーフゲームのフィールドとしても有名な場所です。あまりにも広大なため、ポイントを絞り込むのも大変なのですが、当然、ベイト依存度が高いので、ある程度、事前の情報収集も重要となります。

鹿児島を中心に活躍する上宮さんですが、吹上浜で釣りをするのは2年ぶりとのこと。この模様は、YouTubeで動画としてしても視聴が可能です。

今回の記事は、このYouTubeムービーのチャプターごとに構成していきます! 果たして、上宮さんは巨ブリをゲットできるのか!?

【チャプター2】「2年ぶりとなる吹上浜」

上宮さんは、大隅半島(鹿児島県の東側の半島)側に在住のため、完全に反対側となる、さらに東シナ海側である吹上浜には、なかなか釣行の機会がないとのこと。

しかし、今回はイワシが入っていいて、さらにそれに大型のブリが付いているということから釣行を決意。サーフには、すでに多くのアングラーの姿が…!

アングラーが多いということは、裏を返せばそれだけ釣果が出ているということ。フィールドを前に、期待に胸が高まります!

目標は、メーターブリ!

フィッシュイーターの大好物であるカタクチイワシがベイトフィッシュであるため、様々な魚が入っている状況で、ターゲットを絞り込みにくいのですが、やはり青物をキャッチしたい! ということで、メーターオーバーのブリに定めます!

サーフゲーム用タックル選択

  • ロッド:ブリストベンダバール10.1M(フィッシュマン)
  • リール:カルカッタコンクエスト200HG(シマノ)
  • ライン:ファメル PEレジンシェラー8 1.2号(山豊テグス)
  • リーダー:ファメル 耐摩耗ショックリーダー 7号(山豊テグス)

使用ルアー

実釣開始早々、魚からのコンタクトを得ます。そこで、ルアーを「sasuke120剛力」から「YOICHI 99 BALLISTA」にチェンジし、さらに反応を探っていきます! その後、テンポよく探っていくため、ジグミノー「Rocket Bait95」にチェンジます。

YOICHI 99 BALLISTA(アムズデザイン)

近くに、河川の流れ込みがあり、その流れが蛇行してくることを期待して立ち位置を決めて、キャストを続けます。川からの水と海水が交わるところは可能性が高いポイントとなります。

自身2年ぶりとなる吹上浜【チャプター2】

0:34〜9:15

【チャプター3】「ファーストヒットは…」

朝マヅメの釣りが続きます。RocketBaitにチェンジし、狙いを青物から一時的にヒラメに変えてキャスト。すると何と…!

狙い通りのヒラメをキャッチ! あまりにもイメージ通りに釣れたため、上宮さんも喜びの表情が抑えきれない様子。

【Hitルアー】Rocket Bait 95(ima)

  • 全長:95mm
  • 重量:22g
  • タイプ:シンキング
  • アクション:タイトローリング
  • 価格:2,035円(税込)

相変わらずベイトは豊富にいるものの、アタリが遠のいたため、車を利用してポイントを大きく移動することを決断。

ファーストヒットは…【チャプター3】

09:16〜13:31

【チャプター4】「バックラッシュしない秘密」

サーフゲームをベイトタックルで展開する上で、ロングキャストは基本中の基本となります。そして、ベイトタックルでの遠投で欠かせない技術となるのが、サミング(ブレーキ)のテクニックです。

多くの人が行う、スプールのラインを押さえてブレーキをかけるというやり方は、実は、毎投フルキャストするサーフゲームではNGなんです。理由は、スプールの回転方向とは逆の力をラインに加え続けることで、スプールに巻かれたラインに緩みが生じ、バックラッシュの原因となるからなんです。

解決方法は、スプールのエッジを親指で押さえてブレーキをかけること。ラインを押さえてはダメなんです。これが、上宮さんがフルキャストし続けてもバックラッシュをしない秘密だったんですね。

バックラッシュをしない秘密【チャプター4】

13:32〜15:54


【チャプター5】「下げのタイミングで河川へ」

上げ止まりを挟んで、下げのタイミングで河口付近へとやってきた上宮さん。サンドバーに流れが当たる部分などを狙っていきます。

流れを丁寧に狙いますが、思うような反応が得られません…。見切りは早めに、ということで、ベイトフィッシュがいて、鳥山ができていたポイントに戻ることを決断。

下げのタイミングで河川へ【チャプター5】

15:55〜19:15

【チャプター6〜8】「夕マヅメは朝イチのポイントへ」「怖い?!足元ナブラ!」「巨ブリ捕獲なるか」

本日の釣行の仕上げです。ナブラが沸くポイントに戻ってきてみると、朝とは違い、潮位は低く、浅瀬が広がります。そんなシャローにカタクチイワシが追い込まれ、そこかしこでボイルが発生しています!

そして、ついに待望の青物がヒットします! しかし、最初の1尾は痛恨のバラし…! その直後に、次の魚がヒット!

何とかランディングに成功! ブリ…には少し届かないものの、グッドコンディションの魚体に上宮さんも満足げです。しかし、最初にヒットした魚の方が、サイズは大きかったようです。悔しい…!

【Hitルアー】YOICHI 80(ima)

小さめのルアーで大型の青物をかけたため、無理は禁物。フックも小さいので、ドラグを緩めて慎重にやり取りを展開しました。このあたりは、さすが百戦錬磨のエキスパートと言える、見応えのあるファイトシーンです。

「夕マヅメは朝イチのポイントへ」「怖い?!足元ナブラ!」「巨ブリ捕獲なるか」【チャプター6〜8】

19:16〜24:22

【チャプター9】「BRIST VENDAVAL10.1M解説&エンディング」

最後のチャプターは、今回の釣行を振り返りながら、使用したロッド「ブリストベンダバール10.1M」の解説となります。

ブリストベンダバール10.1M

  • 全長:308cm(10.1ft)
  • ガイド:Kガイドチタン+ステン
  • 自重:283g
  • 継数:3ピース
  • 仕舞寸法:106.5cm
  • ルアーウエイト:8〜50g
  • ライン:PE1〜4号
  • 本体価格:58,800円

このコンテンツを見て、ベイトタックルでのサーフゲームに興味を持った方は、是非とも、フィッシュマンのウェブサイトを覗いて見て下さい。ベイトタックル専門メーカーならではの情報が満載です!

「BRIST VENDAVAL10.1M解説&エンディング」【チャプター9】

今回の釣行で使用したBRIST VENDAVAL10.1Mの詳細はコチラ!