プロの道具を拝見! 最新のスラックマスターEXに新型イグジストの組み合わせ! 超軽量エキスパート向けエギングタックルで春イカ攻略!



エギング界の重鎮アングラーとして現役で活躍する重見さんは、実釣でどんな道具を使っているいるの? ということで、春イカというテーマで、重見さんの道具立てをチェックしていきます!

レジェンドにして現役! 春イカシーズンは全国を転戦!

【Profile】

重見典宏(しげみ・のりひろ)

餌木を使用したイカ釣りにゲームフィッシングの要素を取り入れ、エギングとして確立した元祖エギンガー。人気シリーズエギ番長をプロデュースしたことでも知られる。ゼクーの偏光サングラス(イーズグリーン)がトレードマーク。

ついに発売! スラックマスター86EXは異次元の軽さと操作性の高さを実現!

まずは、重見さんの春イカタックルのチェックから! ロッド、リール、そしてライン選びを見ていきましょう!

NIMS-86L-EX スラックマスター86EX(エバーグリーンインターナショナル)

  • 全長:2.59m(8ft6in)
  • 継数:2
  • 標準自重:93g
  • パワー:ライト
  • エギ:2.5〜4号
  • ライン:PE0.5〜1.2号
  • 価格:72,000円(税別)

スラックマスターのコンセプトは、モデルチェンジをしても変わらず、しっかり曲がるしなやかさと、復元の素早さです。2022年に登場するこの新しいモデルは、重見さんにとってメインロッドとなる1本。季節を問わず使用します。

スラックマスター86はそのまま残されつつ、新たな選択肢として最新のカーボンを採用した「スラックマスター86EX」が、上位モデルとして追加される。

スラックマスター86との違いとしては、2つの最新マテリアル高強度高弾性カーボン、トレカT1100GとトレカM40Xを採用している点です。これにより、しっかりと曲がりながらも、ネバリ強さや復元力で、スラックジャークをこれまで以上にやりやすくなっているようです。

スラックマスター86EXの軽さやエギのシャクリやすさ、そして掛けた後のファイト時のパワーなど、全ての面で満足のいく仕上がりだと、重見さんは話してくれました。

つまり、最新マテリアル&最新技術で、スラックマスターのコンセプトにさらなる磨きをかけているということになるでしょう。また、軽量化(スラックマスター86比で約-18g)も実現しており、1日中春イカを探してシャクリ続けられるロッドとして、最高のエギングロッドに仕上がっています。

組み合わせるリールは「NEWイグジストのLT2500S」

スラックマスター86EXに組み合わせるリールは、この春リリースされたばかりのNEWイグジストのLT2500Sです。リールの重量が160g、ロッドが93gなので、合計253g(ライン重量含まず)という超軽量エギングタックルとなっています。
※ただし、社外品のダブルハンドルに換装しているため、実際の総重量は上記と少し異なります。

NEWイグジストLT2500S(DAIWA)

  • 巻取り量:72cm
  • ギア比:5.1
  • 自重:160g
  • 最大ドラグ力:5kg
  • 糸巻き量:PE0.6号-200m
  • ベアリング(ボール/ローラー):12/1
  • 価格:101,000円

アンサー エギング PE×4/PE×8(ゴーセン)

普段は、ゴーセンのワイルドジャークを使用する重見さんだが、今回は、新製品となるアンサーのエギング用PEラインを使用。ワイルドジャークは、比重を重くするためにコア部分に高比重繊維を芯として通すというかなり、エキスパート向けの高級ラインです。

新しいイグジストにアンサー エギングを巻いて使用。白をベースに1.5mごとにマーキングが入る。

一方で、この春に新しくリリースされたアンサーエギングは、もう少し手軽に使えるPEラインとして設定されています。価格も、ワイルドジャークよりも低く抑えられています。とは言っても、自社一貫生産ができる数少ないメーカー、ゴーセンならではの高品質な仕上がりに、重見さんも納得の様子です。

ちなみに、マーキングラインとなっており、この染色に関しても、同社は高い技術を持っており、使用中の色落ちなどがほとんど感じられないというのも特筆すべき点でしょう。風があったり、足場が高かかったりと、比重の重いラインが必要な倍は、ワイルドジャークを選択するのがオススメです。



トレードマークの偏光グラスはゼクーのものを使用!

もはや、重見さんの顔の一部となっているとも言える偏光グラスは、ゼクー社のものを愛用。以前は、長らくヴァンクエックス(Vanq X)を使用していましたが、最近は、同社のチチカカ(TITICACA)という、2021年NEWモデルを使用しています。

レンズ色は、水中の藻場やシモリなどが見つけやすいイーズグリーンを選択。視力矯正のための度入りとなっています。

TITICACA(ブラックフレーム/ホワイトライン) Zeque
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