ベテランシーバス船長が推すミノー「HUミノー111SS(ハイドアップ)」は東京湾ボートゲーム必携!



シーズンや天候、そして水温などで、東京湾のシーバスヒットパターンは刻々と変化します。そんな目まぐるしく変化する釣り方に対応するためには、多くの引き出しを持っておくと絶対有利ですよね。そこで、百戦錬磨のガイド船船長、須江さんにその最新メソッドを解説してもらいました!

百戦錬磨のガイド船キャプテン!

【Profile】

須江一樹(すえ・かずき)

気さくなキャラクターで多くのアングラーに好かれる、アイランドクルーズの名物船長のひとり。1年を通して東京湾に出船し、ターゲットの動向は常に見失わない現場主義のキャプテン。プライベートでも釣りに出向くという根っからの釣り人です! ハイドアップのフィールドスタッフもつとめています。

サワラだけじゃない! シーバス狙いでも重宝するヘビーウエイトミノー

今回は、アイランドクルーズの船長でもある須江さんに、ボートシーバス用ルアーを挙げて頂き、それぞれの使い方を、実釣で解説して頂く企画です。

水噛みが良く操作感も素晴らしいHUミノー111。SとSSの使い分けで、ボートシーバスのミノーイングがますます面白くなる。

マリーナを出て走ること約10分。ストラクチャーに潮の流れがぶつかり、ヨレができるポイントにやってきた須江船長。まずはヘビーウエイトミノーのHUミノー111SSをキャストです。

着水後、少し沈めてからレギュラースピードのただ巻きで連続ヒット。あらゆる巻きスピードに対応しているのがHUミノー111SSの良いところ。

須江「ここ数日ちょっとシーバスの釣果が落ちてて、今日も厳しいかもしれません。チャンスがあるとすれば朝イチ。そこを逃しちゃうと…、あっ、食った!」

――事前の不安は取り越し苦労、嬉しいモーニングバイトを見事捉えることができましたね!

須江「シーバスのレンジが深くて、食い上がって来ない印象だったのでヘビーウエイトのミノーを使いました。このタイプのルアーはサワラのイメージが強いと思いますが、シーバスもめちゃくちゃよく釣れるんですよ!」

――へ〜、レンジが深い場合はヘビーウエイトミノーが効果的なんですね。

須江「自分も以前はそんなに使ってなかったんですが、使い方に気付いてからは、こんなに釣れるカテゴリーだったんだと驚きました」

朝マズメの時合いで確実に結果を出す須江船長。ヒットルアーはHUミノー111SSプロトモデル(ハイドアップ)。

その後もコンスタントにバイトが続き、無事に朝のマズメを終えることができました。では、もう少し詳しく使用&ヒットルアーについて見ていきましょう!



シーバスもめちゃくちゃ釣れるハイドアップ「HUミノー111SS」

今回釣れたのは、ハイドアップのHUミノーシリーズに新しく追加されるSSモデルです。

須江「サワラはもちろん、シーバスもよく釣れるミノーを作りたかったんですよね。煙巻きという、リールから煙が出るくらい速く巻くという青物のパターンがあるんですが、そんな超速巻きで使っても動きが崩れないというのが大前提。一方で、スローリトリーブでもちゃんと動くというのがこのルアーの特徴です。速くも遅くも巻くことができる、よく飛ぶミノーということですね」

上がHUミノー111SS(プロトモデル)、下が既存モデルのHUミノー111S。

――フォール姿勢はどのような感じですか?

須江「実は、HUミノー111SSは沈下姿勢にもこだわっているんですよ。キャストして、着水から水深1mくらいまでは水平姿勢でフォールします。これによって、ナブラ撃ちなどに有利な落ちパクを狙うことができます。その後は、尻下がりになって素早く沈み、カウントダウンしやすくなります。言ってみれば、2段階フォールをするイメージです」

――ボトムまで着底させて使用するイメージですか?

須江「そうですね、HU111SSのようなヘビーシンキングミノーは、デイゲームでシーバスのレンジが深いときや活性が低い時に効果的です。だから、ボトムまで落としてから巻き上げてくるというパターンが効果的ですね」

HU111SSの水中イメージ
HUミノー111SSは、高活性時は着水後の水平フォールで落ちパクを狙い、バイトがなければカウントダウンで任意のレンジを引いてくる。ボトムまで沈めて斜めに巻き上げてくるのが、広いレンジに散った魚を効率よく釣る方法だ。

――どれくらいの水深までカバーできますか?

須江「水深8mくらいまではカバーできるような設計です。全長111mmのボディにフックが3本付いていますが、フック同士が絡まないように配置していますし、せっかくのバイトを確実にフックアップできて、しかもバラしにくい」

――シーバス以外に想定しているターゲットはありますか?

須江「シーバス以外にも、サワラも本当によく釣れるます。東京湾でボートゲームをやるなら、持っておいて損はないミノーに仕上がってます!」

ちなみに、現時点ではHUミノー111SSはまだ開発中となっています。発売が今から楽しみですよね!

須江船長のガイドを受けるなら、アイランドクルーズFCのWebサイトをチェック!

項目詳細情報
名称アイランドクルーズFC
集合場所神奈川県横浜市中区新山下3-6-19 YCC(マリーナ)
アクセス首都高速神奈川3号狩場線新山下出口からすぐ。駐車場は周辺のコインパーキングを利用。
みなとみらい線元町中華街駅5番出口より徒歩17分
予約お問い合せ090-1120-1100 受付時間9時~21時
料金乗合便1名:8,000円~、チャーター1隻~3名:35,000円~
定員チャーター1~6名(土日祝4名~、近場クロダイ便3名~)
対象魚種シーバス、マダイ、メバル、カサゴ、イナダ、ワラサ、サワラなど。

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