シーズンや天候、そして水温などで、東京湾のシーバスヒットパターンは刻々と変化します。そんな目まぐるしく変化する釣り方に対応するためには、多くの引き出しを持っておくと絶対有利ですよね。そこで、百戦錬磨のガイド船船長、須江さんにその最新メソッドを解説してもらいました!
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気さくなキャラクターで多くのアングラーに好かれる、アイランドクルーズの名物船長のひとり。1年を通して東京湾に出船し、ターゲットの動向は常に見失わない現場主義のキャプテン。プライベートでも釣りに出向くという根っからの釣り人です! ハイドアップのフィールドスタッフもつとめています。
コノシロパターンは秋が本格シーズンだが、デカトップの出番はそれだけではないという。
須江「この釣りはメインが10〜12月とされてきたんですが、コノシロはいないものの去年は8月くらいからデカトップでバンバン釣れたんですよね。しかも、年が明けてもデカトップに反応が続いたんです。早春でも日ムラがあるもののデカトップに反応はあるし、晩春から初夏を除くかなり長いシーズン通用する釣りになってきている気がします」
そんな今季デカトップの大本命になるのがパイロン185です。
須江「水平浮きのペンシルベイトが多い中で、これは浮き姿勢がほぼ垂直。こうすることでまずフッキングが良くなるんです。水平浮きのものはバイトがあったときに飛ばされてしまうことが多いんですよね。
さらにパイロンは垂直浮きなのに、スライド幅が大きく出ます。重く設計してあるので、慣性でスライドしてくれるんだと思います。湾曲したボディ形状も手伝って、ドッグウォークさせたときに魚が追ってきているんじゃないかってくらいの大きな波紋がでますよ」
また、アクションレスポンスが良く動かしやすいという特徴も。
須江「ひと巻き1mくらい巻けるリールで、クイックにリーリングしていくハンドルジャークだけで簡単にドッグウォークできます。慣れていない方でもすぐに釣れる動きを出せますよ」
浮き姿勢が垂直気味で、さらにボディの多くを水中に入れて浮くことにより、水を多く押すスケーティングアクションを実現。水中に入っている部分が多いためミスバイトが少なく、フッキング率がとても高いというのもこのルアーの強みだ。
浮き姿勢はほぼ垂直で、ボディのほとんどが水中に入っている。ここから動き始めることで大きく水を押すことが可能になっている。
重く設計してあるため、驚きの遠投性能を備えている。動かしやすいショートロッドでもかなりの飛距離を出すことができる。
ロッドを下に振るように動かせば幅広いスケーティングができるし、ハンドルをクイックにリーリングするだけでもドッグウォークができる。長時間の釣りでも疲れにくい動かし方だ。この場合、ハイギアリールの使用が条件となる。
背中アイでバイブレーション、フロントアイならリップレスジャークベイトとして使える。顎のアイにシンカーを装着することでレンジを調節しよう。スラローム、バイブレーションとして使うならノーマルモデル。水中ドッグウォークをさせるならZモデルが使いやすい。
バイブレーションモードでよく釣れるのが、コノシロの群れに当てながら巻くパターン。ノーマルモデルのアゴアイに2.5gシンカーをセットして使うのがオススメ。他のルアーだとコノシロを拾ってしまうが、このルアーだと不思議と引っかからない。
Nグリ的な使い方ができるクランクで、レンジが深くて強い波動がほしいときに使用。コノシロに当てて巻いてきてもいいし、当てなくてもバイトが取れる。濁っているときも強いルアーだ。ボディに厚みがあり、重さもあるのでよく飛んでくれる。
項目 | 詳細情報 |
---|---|
名称 | アイランドクルーズFC |
集合場所 | 神奈川県横浜市中区新山下3-6-19 YCC(マリーナ) |
アクセス | 首都高速神奈川3号狩場線新山下出口からすぐ。駐車場は周辺のコインパーキングを利用。 みなとみらい線元町中華街駅5番出口より徒歩17分 |
予約お問い合せ | 090-1120-1100 受付時間9時~21時 |
料金 | 乗合便1名:8,000円~、チャーター1隻~3名:35,000円~ |
定員 | チャーター1~6名(土日祝4名~、近場クロダイ便3名~) |
対象魚種 | シーバス、マダイ、メバル、カサゴ、イナダ、ワラサ、サワラなど。 |
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