初夏の大江・五三川はフロッグゲーム三昧! DAIWAおすすめフロッグ&フロッグロッドをご紹介!【ブレイゾン・マンスリーセレクションVol.8】



中部の大人気フィールドである大江川・五三川で、中川雅偉さんが初夏にメインとするルアーがなんと「フロッグ」。使っていて楽しいトップウォータールアーであるフロッグの使い方や使い分け、さらには本人も使用するおすすめの「専用」ロッドも教えていただきました! 

【Profile】

 中川雅偉(なかがわ・がい)   

中京が誇るハイプレッシャーフィールド・大江川、五三川をホームとし、日々研鑽を続ける弱冠20歳のDAIWA BASS最年少プロスタッフ。甘いマスクと巧なキャストテク、そして釣獲スキルは次世代オカッパリスター候補・一等星と言っても過言ではない。大江川、五三川を中心とした木曽三川水系おかっぱりガイドもスタートした。詳しくはSNSアカウントをチェックだ!  

水路や最上流部などにもバスが入ってくるからフロッグが効果的 !

フロッグならではのスナッグレス性能や着水音が魅力 

――まず、6月以降の時期かけて、バスはどのような動きになってくるのでしょうか? 

中川「初夏から夏にかけては、バスはスポーニングからも回復し、産卵エリアから離れていろいろなエリアでベイトフィッシュを追うようになります。自分がホームにしている大江川・五三川では、下流などにいたバスが流れを求めて上流部や水路などにもどんどん入っていくようになります。バスも活発にベイトを捕食するし、いろんなシチュエーションの釣りができるので、1年でもバス釣りが楽しいシーズンですね」 

――では、この時期はどんな釣りが効果的になってくる? 

中川「初夏の釣りに欠かせないのがトップウォーター。その中でも自分はフロッグを好んで使っています。大江川・五三川では周囲に田んぼが多いのでカエルもたくさんいて、それらが水路にも入り込んでくるのでバスの格好のエサになりますし、フロッグならスナッグレス性能が高いのでカバー周りもガンガン攻めることができます。

あとは、フロッグならではのソフトな着水音も確実に効果がありますね。この時期はバスはシェードを好むようになるし、カバーにもタイトに着くようになりますから。ダイワからはいろいろなフロッグがリリースされていて、それらを使い分けていますよ。特に、スティーズ フロッグ Jr.、STEEZ チキータフロッグ、STEEZ スナッピーフロッグの3種類は使用頻度が高いですね」 

フロッグの特徴を理解して出しどころを使い分けよう !

ガイ的フロッグローテーションその1:『スティーズ フロッグ Jr. 』

基本に忠実なフロッグのオールマイティモデル 

中川「これが自分の中でオカッパリフロッグゲームのベースになるアイテム。オーソドックスなウィードレスフロッグといったシルエットで、ボディに存在感があるので水押しが強く、風が吹いたりしてやや波っ気がある場合とか、雨が降っている状況でもしっかりとアピールしてくれます。ボディがややファットなので、着水音がボチャンといい音を出してくれますよ。この着水で食うことも結構ありますよ。まさにカエル食いバスにぴったりといったルアーですね。

中川「アクションはドッグウォークで、アシやブッシュなどの複雑なカバーをどんどんタイトに狙っていってください。プレッシャーの高い大江川・五三川では、バスはカバーの奥に隠れていたりするので、そういった場合はやはりフロッグの出番ですからね」 

ガイ的フロッグローテーションその2:『STEEZ チキータフロッグ 』

ムシにも化ける喰わせに特化したフィネスフロッグ 

中川「これはボディがコンパクトで吸い込みがよく、フッキング性能が高いのが特徴。水面に出が悪いなぁという場合でも誘いやすいし、プレッシャーが高い場所にも強い。アクションはドッグウォークが基本ですね。あとは枝に引っ掛けてチョウチンさせて、ムシっぽく使うのもオススメです」

中川「38mmのコンパクトボディですが、誰でも簡単に綺麗なドッグウォークアクションを出すことができますよ。ひと口サイズなんで他のトップに出が悪いときに投入するアイテムですね。シリコンスカートとティンセルスカートの2種類があって、シリコンスカートを使っててもっとアピールを弱めたいときはティンセルスカートモデルを使ってみてください。ティンセルのほうが波動が弱いので、ムシっぽく見せたい場合はこちらがいいかもしれませんね」 

STEEZ チキータフロッグはティンセルモデルもラインナップ。素材の透明度が高く、昆虫の羽をイミテートできるので、ムシを偏食している場面での投入もオススメ。 


ガイ的フロッグローテーションその3:『STEEZ スナッピーフロッグ』

高速ドッグウォークで仕掛ける沈む新感覚フロッグ 

中川「これはシンキングのフロッグという特殊なルアー。シンキングなので止めると沈んでしまうので、高速でドッグウォークさせるアイテムになっています。ラット系ルアーのようなイメージで使えるフロッグですね。水面直下をちょこちょこ動かして誘っていくのですが、アクションスピードを変えることで水面の微妙なレンジを数cm単位でコントールすることができます。なので、トップに出にくい時にレンジをやや下げることができるのが強みですね。

水面に完全に入れてアクションさせたい場合は、ボディにあえて水を入れて使うというのも手ですよ。スピードに反応してリアクションで食わせることができるので、他のフロッグには獲れない魚を反応させることができるのがSTEEZ スナッピーフロッグです」 

フロッグゲームは専用モデルがおすすめ!『ブレイゾンC67MH-FR (DAIWA)』

オカッパリで小〜中型フロッグを使うならこれで決まり! 

中川「自分がフロッグゲームで使っているロッドはフロッグ専用設計になっているブレイゾンC67MH-FRです。まずレングスが長すぎず短すぎずの6ft7inで、ロッドを下向きに構えて操作しても、ティップが水面を叩きにくいです。さらにファストテーパーでティップがややしなやかになっているので、ロッドワークでちょんちょんと操作するだけで、誰でも綺麗なドッグウォークをさせることができますよ。

チキータフロッグは6.2gしかありませんが、ティップがしなやかなおかげでしっかりとフルキャストできるのも気に入っている点です。MHのパワーがあるので、フッキングもバッチリ決まりますし、掛けた後もカバーからガンガン引き剥がしてこれます。まさにオカッパリフロッグロッドに適した1本という感じですね」 

【スペック】     

  • 全長:6ft7in   
  • 継数:1ピース(グリップジョイント)  
  • 自重:111g   
  • 適合ルアー重量:1/4~1oz   
  • 適合ライン(PE):MAX5号 
  • アクション:ファスト  
  • 価格:19,800円(税込)   
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フロッグの抑えには「ボスクロー」のバックスライド! 

――フロッグでバイトが出るけど、中々乗りきらないみたいなシーンはどうすれば…

中川「そんなときは『ボスクロー』です!これはやや扁平ボディのクローワームで、フックを逆挿しにしてバックスライドさせて使うこともできます。フロッグで出なかった場所や、フロッグにバイトがあっても乗らなかった時などのフォローとして活用してみてください。

「扁平ボディなので他のバックスライドと比べてフワッとスローに落ちてくれるんです。フォールさせたら、あとは1〜2回跳ねさせて、あとは回収でOK。いろんなカバーを手返しよくどんどん入れていってください。あとは直リグやフリーリグでも釣れるので、ぜひ試してみてください」 

バックスライドには「バーサタイル」なMHクラスがおすすめ『ブレイゾンC610MH(DAIWA)』

カバー系ワーミングをオールマイティにこなすオカッパリバーサタイル 

中川「バックスライドで使っているのがブレイゾンC610MH。バックスライドは手前のカバーに対して上から落としたり、対岸のカバーも狙ったりするので6ft10inの長さが生きてきます。バックスライドだけでなく、3.5〜7gのフリーリグやリーダーレスダウンショットなど、カバー系のワーミングは全て対応可能。それだけでなく、610MHはもともとかなりバーサタイル性が高いので、スピナーベイトも使えますし、スイムベイトや中型のジョイントベイトにも使えます。大江川・五三川だけでなく、全国のフィールドで1年を通して活躍するロッドだと思いますよ」 

【スペック 】     

  • 全長:6ft10in   
  • 継数:1ピース(グリップジョイント)  
  • 自重:112g   
  • 適合ルアー重量:1/4~1oz   
  • 適合ライン:10〜20lb 
  • アクション:ファスト  
  • 価格:20,130円(税込)

中川さんのブレイゾンでの釣行模様は下記動画でチェック!