【黒田健史が開発のデプス新作ワーム】バスはもちろんチニングにも対応!? コンパクトなのに強い波動を生み出す『MS CRAW』がリリースされるぞ!



孤高のでかバスハンター・奥村和正氏が率いる唯一無二のブランド『デプス』から新作ワームが登場します。その名も『MSクロー』。いかにも水を攪拌しそうな大きな爪と、リングボディが特徴的なクロー系ワームですが、開発を手がけたのは黒田健史さん。バスはもちろん、ここ数年ブームのチニングも意識したアイテムに仕上がっているそうです!

語っていただくのは国内最高峰トーナメンターにして大人気ブロガーの黒田健史さん

【Profile】

黒田健史(くろだ・けんし)

1985年生まれ。JBトップ50で活躍しており、2022年は第2戦「弥栄ダム」戦で優勝! 長年の経験と高度な技術、そして豊富な知識に裏付けされたタックルに対する造詣の深さは特筆べきもの。バスのみならず、ソルトゲームにも精通している。シマノインストラクター。

「JBトップ50」で10年越しの優勝を果たしました!

なぜ今、クロー系のワームを作ろうと思ったのか?

ーー2.6inというサイズ感はデプスワームとしてはかなり小さい?

黒田「はい、かなり小さいです。例えば、デスアダーなんかは8inがリリースされた後に4in、5in、6inが出て、最終的に一番小さなサイズの3inがリリースされています。元々大きいサイズがあって、作り込まれて小さいものが出来上がるパターンはありましたが、最初から3in以下のサイズ感でリリースされるのはデプスとしては珍しいパターンです」

2001年にリリースされた「デスアダー」シリーズはサイズ展開も豊富。

――MSクローを作ろうと思ったきっかけは?

黒田「理由は2つあります。ひとつはデプスのラインナップにバタバタ動いて派手に誘うクロー系のワームがなかったから。既存モデルで『スパイニークロー』、『べコンクロー』がありますが、どちらもシェイクやアクション主体で誘うタイプになります。横に引っ張ってバタバタ動くものがほしかったんです」

べコンクロー
スパイニークロー

――もうひとつの理由とは?

黒田「バスフィッシングを意識したものではあるんですが、もうひとつはソルトの釣りですね。僕はソルトの釣りもよくやるんですが、中でもチヌ(クロダイ)。本気で取り組んでいるチニングも強く意識した作りになっています」

JBトップ50で活躍するバスのトーナメンターでありながら、ソルトの釣りでも各メディアで活躍中の黒田さんならではですね。

黒田「チニングでのテストも相当こなしましたし、僕にとってドンピシャな完成度に仕上がっていますよ!」

そんな、黒田さんが手塩にかけ育て上げた『MSクロー』をもう少し細かく見ていきましょう!

MSクロー

【SPEC】

  • サイズ:2.6in
  • 入数:8
  • カラー:10色
  • 推奨フック:オフセットフック#2〜#1
  • 価格:660円(税込)

特徴その1「リングボディ」

2.6inとコンパクトながら、こちらのリングボディを採用することで、アクション時にサイズ以上の存在感を示してくれるそうです。

黒田「リングボディのワームは好きで、よく使っていました。波動の強さで、魚を寄せてくれるので、経験値的にも釣れるイメージがあります。ただ、これもバランスが非常に重要。全体をリングボディにしてしまうと、そもそもフックが刺せないし、剛性が弱くなってしまう。

ボディの出来る限り多くの部分をリング状にしつつ、オフセットフックのオフセットがくるところとボディの後方のみをソリッドボディに設定しています」

――使用感はどうでしょう?

黒田「表面がツルツルのワームと比べると、水を噛んでいる感覚がしっかり伝わってくるので、釣りをしている感を常に感じられるのも特徴ですね。

また、全体がソリッドボディのワームに比べて柔らかいので、同サイズのクローワームの中ではフッキング率はピカイチ。前述したようにリングボディは剛性が弱くなりがちではあるのですが。そこはソリッド部分とのバランスで解消されているので、問題ありません」

特徴その2「爪がものすごく大きい」

まるでシャコのような大きな爪が、激しく水を掻いて攪拌するので、この部分だけでもアピール力は相当強そうです。

黒田「シンカーがついているリグだったら横に大きく動いて存在感を示してくれます。テストの段階では、この爪の部分の大きさと動きのバランスに苦慮しました。

ただ、チヌに関しては口が小さいのでうまく吸い込めず、大きすぎるとミスバイトが多発してしまったんです。そのため、うまく食わせられる大きさと、大きなアピールが出るギリギリのラインをじっくり探っていきました」



特徴その3「サイドのアーム」

ボディのサイド部分にあしらったのは小さな「アーム」。節足動物を思わせるこの足の部分はピリピリと動いて微波動を演出。爪とリングボディのアピールで寄せて、アームの微波動でも誘ってくれます。目の前に落ちたら、たまらずバイトしてしまいそうですね!

黒田「この足もかなり動きますね。ブラックバスのフリーリグなどで特に強く振動するので、効果を実感できると思います」

様々なリグに対応!

メーカーHPにもある通り、テキサスやフリーリグ、キャロライナリグ、ラバージグのトレーラーなど、リグの汎用性の高さも魅力のひとつとなっています。

黒田「ベイトフィネスチックなものだったり、テキサスにするにしても5gより軽いものがおすすめですね。あとは、『フラットバックジグ』など、3.5gのスモラバとかパワーフィネスのジグなどと組み合わせたりもできます。サイズが小さいからヘビダンにも使いやすいですよね!」

――フックサイズについてはどうでしょう?

黒田「個人的にはキロフック(デコイ)の#1。テキサスもフリーリグもこれですね。チヌでフッキングのノリが悪いなと感じる時には#2に下げることもありますが、基本バスなら#1を推奨します」

カラーバリエーション

価格設定も魅力的! 魅惑のブラックも要チェックです!

黒田「グリパン(グリーンパンプキン)とか、グリパン/ブルーフレークってバスだと1番手、2番手あたりにくるカラーだと思いますが、ソルトの場合はグリパン/オレンジとかグリパン/チャートってよく使うんですよ」

――カラーチャートの中で目立つのがブラック。この色に関しては?

黒田「いいところに目をつけましたね(笑)。ブラックって人気のないカラーなんですが、僕は大好き。クリアウォーターでも濁っていても釣れるので非常に汎用性が高いし、これでしか釣れない日もあったりする。個人的には3番手くらいにくる色です」

――なるほど。人気カラーだけでなく、ブラックも要チェックですね!

黒田「とにかくこのワームは持っていて損はない、そんな活躍を期待してもらえればと思います! さらにさらに、今回は無理を言って価格設定にもかなりこだわって、660円(税込)。コスパも最強です! とにかく、バスだけでなくルアーフィッシャーマンの皆様に使ってもらいたい、そんなワームに仕上がっています!」

バスだけでなく、チニングにおけるテストもじっくり行ったとのこと。そのほか、ロックフィッシュにもかなり効きそうですね!

黒田さんの解説動画もチェック!

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